
U-NEXTでしか見れなさそうなおすすめ洋画10選。
U-NEXTは見放題作品 180,000 本、レンタル作品 20,000 本を配信している動画配信サービス。月額は2189円(税込)で他の動画配信サービスより高いが、毎月1200ポイント(無料トライアルは600ポイント)がついてくる。1ポイント1円で、最新作のレンタルや書籍・コミックの購入、映画チケットの割引などに使うことができるので実質1000円弱というサービスだ。
U-NEXTは、ネット上での評判がかなり悪い。そもそも僕も、入る前まではそこまで期待していなかった。評判通り見れるコンテンツが少ないサービスだと思っていて、なにより映画館の勧誘でいいイメージを持っていなかった。だけど入ってみたらあらびっくり。見れるコンテンツがめちゃくちゃ多い。高めだがコストパフォーマンスはかなり高い動画配信サービスだった。
見放題が少ない!ポイントばっか!という口コミの多いU-NEXTだが、180,000本の作品が見放題で、他の動画配信サービスよりも見れるコンテンツが多い。今回は、そんなU-NEXTでしか見れなさそうな、ちょっとマイナーな作品を10作品集めてみました。もちろん全部「見放題」です。
自宅待機でやることないという方は、ぜひとも参考にしてください。
Contents
この記事を書いている人の信頼性
この記事を書いている僕は、普通の人に比べて映画にはまあまあ詳しいです。
普段は1年100本近くの映画を劇場で見ているし、動画配信サービスやレンタルでも見ているし、旅行先ではなるべくご当地ミニシアターで映画を見るような感じです。
▷ 2019年見た映画100本の新作からランキング10&50を考えてみた。2019年映画の特色
上には上がいますが、まあ、こういう記事を書いている人の中では結構詳しいほうだと思います。
今回は、そんな僕が、NetflixやAmazonプライム・ビデオではなかなか見れないかつ、ちょっとマイナーだけど面白い、U-NEXTの見放題で見れる映画を10作品、真剣に考えてみた。
10作品ともすべておすすめというか、このうち数作品はオールタイム・ベスト級なんじゃないかな。そこまでメジャーじゃない知る人ぞ知る映画で、ほんとに面白いと思えるような作品を10作品まとめました。U-NEXTに入っている方、入る予定の方はぜひとも参考にしてみてください。
マイナーなおすすめ映画まとめという記事なのに『ダークナイト』とか『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか書いてる記事よりは信憑性高いと思うんで(笑)
U-NEXTで見放題!ちょっとマイナーな面白い映画10選
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
まず最初一本目、『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』。
いやー、まさかね。ここまでこの映画の監督の名前が日本中で知られるとは思ってもみませんでしたよ。
バンクシーが監督したドキュメンタリーです。
『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』はシュレッダー事件とその後の東京都知事の「バンクシーの作品かもしれない」で日本でも知名度が爆上がりしたアーティスト、バンクシーが2010年に製作したドキュメンタリー。
ドキュメンタリーなのに非常に奇天烈なあらすじが特徴。バンクシーが監督したのに、バンクシーに関する映画ではなくて、ティエリー・グエッタというただのおっさんが主人公なのだ。
あらすじを簡単に言うと、
ひょんなことからストリートアートにのめり込んだビデオカメラマニアのただのおっさん、ティエリー・グエッタは、アーティストとの交流を広げるうちに、超大物のバンクシーまでたどり着いた。
そしてティエリーは、バンクシーに接近。仲良くなったバンクシーからストリート・アートを題材にしたドキュメンタリーを撮ることを勧められたティエリーは、ドキュメンタリー作品「ライフ・リモート・コントロール」を製作する。
だが、その映像は見るに耐えなかった。ティエリーには映像センスが絶望的に無かったのだ。
この悲惨な映像を見て悶絶したバンクシーは、こうティエリーに言う。
「代わりにお前を主人公にした作品を、俺が監督してやるよ。」と。
こうしてバンクシーが監督することになった本作は一体どんな結末を迎えるのか?
めっちゃ面白いからとりあえず見て!
▷ 『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』(サイト始めたての頃の記事)
サリヴァンの旅
ちょっとマイナーな超名作です。
コメディ映画の監督として成功を収めていたジョン・サリヴァンが主人公。サリヴァンは自分の仕事に不満を持っており、軽いコメディなんかじゃなくてもっと社会派の作品が撮りたいと強く思っていた。
だが、裕福な家育ちのサリヴァンは、貧困の大変さが全くわからなかったので、撮影のリサーチのために浮浪者のふりをして旅に出ることを決めるのだが......。
かなり昔の映画ですが、これはかなりおすすめです。映画に関する映画「映画映画」ジャンルでは一番好きな作品なんじゃないかな。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、ラストシーンで映画の意味を知るシーンは、本当に感動します。
恋はデジャ・ブ
アメリカとかでは割と有名な知る人ぞ知る名作コメディ。
自己中心的な人気気象予報士フィル・コナーズは仕事仲間とともに、毎年2月2日の聖燭節に行われるグラウンドホッグデー(原題はGroundhog Day)を取材するため、田舎町のペンシルベニア州パンクスタウニーにやってきた。
グラウンドホッグデーとはグラウンドホッグ(ウッドチャック)が自分の影を見て冬眠するかどうかを観察するイベント。春の訪れを予想する田舎町の天気占い行事だ。
だが、フィルにとってこの行事は退屈極まりなかった。はやく都会に帰りたいと思いつつ嫌々ながら仕事を終えた彼だったが、天候の急変により前日の宿に泊まることになる。
ところが翌朝フィルが目を覚ますと、その日は2月2日のグラウンドホッグデーだった。ラジオも昨日(2月2日)と同じことを言っているし、昨日(2月2日)と同じホームレスに絡まれる。
その後、寝ても覚めても2月2日がやってくる。仕事を放棄してレストランで食事しても、仕事中に大暴れしても、強盗をしても、目を覚ますと全く同じ光景が広がる。
つまり彼は、退屈な2月2日のグラウンドホッグデーを、永久に繰り返す呪いにかかったのだ。
時間のループに閉じ込められ、永遠に同じ日を繰り返す男の運命を描いた名作コメディ。
ただのコメディかと思いきや、ニーチェの永劫回帰が元ネタというものすごい映画。自己中心的なクズの主人公は、退屈な日々を繰り返すことによって「超人」になる。
▷ 『ハッピー・デス・デイ』感想・ホラーコメディ版『恋はデジャ・ブ』だけど、それ以上でもそれ以下でもないよこれ!
ハロルドとモード 少年は虹を渡る
簡単にあらすじを言うと、自殺を演じるのが趣味の老いた心を持つ少年と、天真爛漫な老婆の純愛を描いた超カルト映画です。
『メリーに首ったけ』のメリーが好きな映画として挙げている作品ですね。
▷ 『ロング・ショット』感想|21世紀の『メリーに首ったけ』
死というものに惹かれていた少年は、今を懸命に生きている老婆と出会い恋に落ちることによって生きる意味を見出していく。
感動的なドラマですが、設定が設定なので、超強烈な体験ができますよ(笑)
26世紀青年
ばかたち。
インテリたちが将来のことを考え子供を作るのを自粛する一方で、IQの低いDQNたちが考えなしに子供を作りまくった結果、西暦2500年にはインテリが絶滅。バカばかりのディストピアと化してしまった。
そんな世界が舞台のバカ映画。
時は西暦2000年。平均的アメリカ人のジョーは、軍の人間冬眠実験に参加することになった。だが冬眠実験は失敗し、ジョーは500年の間冬眠したまま忘れ去られていた。500年後、ひょんなことから目覚めた彼だったが、あたりを見渡すとテレビも映画館も広告も、低俗な下ネタばかり。標準語で話すとオカマっぽいとバカにされる、バカばかりのディストピアと化した2500年に唖然とする。
バカたちのバカたちによる、バカたちのためのアメリカ合衆国を描いたお下劣バカ映画。だが、ここまで風刺が強烈なブラック・コメディはない。まあ、間違いなく日本語タイトルで損してるよね(笑)タイトルはすごくつまらなそうだけど実は傑作なんですよこの作品。
ファンタスティック・プラネット
巨大な宇宙人・ドラーグ族と、彼らから虫けらのように虐げられているオム族の戦いを描く。地球人に非常に似ているオム族が巨人のおもちゃとして、家畜として扱われているディストピアをサイケデリックな映像と音楽で描いた劇物映画。今まで見たことのないような、見る人の脳裏に間違いなく焼き付く世界観は、多くのクリエーターに影響を与えた。
ミニシアター系の名作のひとつです。U-NEXTだとこういうレアめな名作映画も配信で見れるんで、入ったらぜひご覧ください。
追想
第二次大戦下のフランス。愛する人をナチスに殺された医者が、単身でナチスの占拠地に乗り込み一人ひとりなぶり殺していく復讐映画。妻との出会いの回想と妻を殺された男による凄惨なリベンジが交互に映し出される終盤は見事。
クエンティン・タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に影響を与えた、というかこの2作の元ネタ映画のひとつ。
情婦
ここから3作品は、映画史に残る名作なのは間違いないけど「知る人ぞ知る」作品。
その作品はマイナーじゃないだろ!と突っ込まれそうな名監督の代表作ですが、普通の人からしてみればマイナーかと思われる。そんな映画を3本紹介します。
法曹界の重鎮として知られる老弁護士ウィルフリッド卿は、病み上がりの中、殺人容疑をかけられた青年ボールの弁護を引き受ける。だが、唯一のアリバイの証明者である「検察側の証人」(原題:Witness for the Prosecution)、青年の妻クリスチーネは夫を全く信じていない。加えてクリスチーネは母国ドイツに正式な夫がいて、ボールとは正式な夫婦ではないとも言う。
クリスチーネが検察側の証人として頼りにならないと判断したウィルフリッドは、体調を心配する周囲を振り切って弁護を引き受け、夫人の証言なしで挑む。
名匠ビリー・ワイルダーによる大傑作。「検察側の証人」として現れた「情婦」、クリスチーネにより話が二転三転する。これは、めちゃくちゃおもしろいです。今まで見た「ネタバレ厳禁」映画で一番面白かったかもしれない。この映画を超えるのはなかなか難しい。
U-NEXTで見れるビリー・ワイルダーの作品は『深夜の告白』とかも個人的にかなり好きな作品です。よかったらそっちも見てください。
幸福
アニエス・ヴァルダの代表作。
大工のフランソワと仕立て屋のテレーズの夫婦には、幼い二人の子供がいて幸せに暮らしていた。
だがある日、フランソワは近くの町の郵便局でエミリという名の娘と恋に落ちてしまう。その一方で、妻のテレーズも心から愛していた......。
非常にポップでカラフルな映像で描かれる〇〇。
これもネタバレ厳禁。ほんとはもっとあらすじ詳しく書いてたけど、あまり書きすぎるとネタバレになりそうなので消しました。僕は見る前にネタバレ見てしまって心の底から楽しめなかった感があるので、変に調べずにすぐ見るのがいいかと思います。すごい映画ですよこれは。
未知への飛行
アメリカ空軍の爆撃機の編隊は巡回飛行中、モスクワを核攻撃せよとの指令を受け取る。だがこれは、アメリカの軍事コンピューターの誤作動による誤った指令だった。このことに気づいたアメリカ政府は攻撃を阻止するために対策を練るが、爆撃機は制限地点(フェイル・セイフ)を越えてしまい、人類崩壊までのカウントダウンは刻一刻と迫る。
『十二人の怒れる男』などを手掛けたシドニー・ルメット監督の知る人ぞ知る名作。この作品も『十二人の怒れる男』と同じく緊張感のある会話が繰り広げられる密室劇で、非常に考えさせられる終わり方をする。映画史に残るポリティカルサスペンスの秀作です。
まとめ
今回は、U-NEXTくらいでしか見放題で見れなさそうなおすすめ映画、
『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』
『サリヴァンの旅』
『恋はデジャ・ブ』
『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』
『26世紀青年』
『ファンタスティック・プラネット』
『追想』
『情婦』
『幸福』
『未知への飛行』
についてまとめてみました。
この10作品の中でも特に『サリヴァンの旅』『情婦』『恋はデジャ・ブ』あたりは僕のオールタイム・ベストのひとつです。見る作品に迷った際はぜひとも参考にしてみてください。
※本ページの情報は2020年4月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
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