【ほぼすべて実際に行った】全国にあるドルビーシネマの感想まとめ|日本でドルビーシネマを導入している映画館を徹底比較。IMAXレーザーとの違い&凄さについても

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ドルビーシネマを完全制覇した。

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一応、2019年時点で日本にあった4つのドルビーシネマにすべて行った。

Tジョイ博多ドルビーシネマ感想

梅田ブルク7ドルビーシネマ感想

MOVIXさいたまドルビーシネマ感想

丸の内ピカデリードルビーシネマ感想

なのでまとめ記事を書いてみた。日本に現時点あるドルビーシネマのランク付け。

※この記事を書いたあとにできた京都ドルビーシネマと名古屋ドルビーシネマには2022年6月に行ったので更新しました。横浜・大阪に関しても2023年に行ったので更新しました。

MOVIX京都ドルビーシネマ感想

名古屋ドルビーシネマ(ミッドランドスクエアシネマ)感想

ドルビーシネマとは

ドルビーシネマとは何なのかというと、2018年の秋に日本初上陸した上映形式。

昔は福岡にしかない、福岡でしか見ることのできない上映形式だったものの、大阪やさいたまのTジョイ系列・松竹系列の劇場などポツポツできだしていて、いま現在は

・TOHOシネマズすすきの

・MOVIXさいたま

・丸の内ピカデリー

・新宿バルト9

・Tジョイ横浜

・ミッドランドスクエアシネマ

・MOVIX京都

・Tジョイ梅田

・TOHOシネマズららぽーと門真

・Tジョイ博多

に、ある。

日本で最もメジャーな上位互換的上映形式のIMAX(レーザー)と同じく、高画質、高音質、大スクリーンによる迫力のある映像が売り。

このドルビーシネマはIMAXと違い、

・ドルビービジョン
・ドルビーアトモス
・AVP

という特徴がある。

ドルビーシネマは真っ黒なスクリーンが売り

まず映像面、「ドルビービジョン」について簡単に解説しておきます。

ドルビービジョンは、ドルビーシネマでしか体験できないような、高画質な映像です。

このドルビービジョンの凄さは映画の上映時間になると流れるデモンストレーション映像を見るとすぐに分かります。

黒い画面がスクリーンに写っています。こんな感じで。

通常のスクリーンと同じような、ちょっと明るめな黒です。

で、これがこうなる。

真っ黒。すごい。

これ、デジタル媒体で見てもよくわからないでしょうけど、暗闇のスクリーンで見ると感動します。真っ暗にして見比べてみてください。

普段、通常の劇場で見慣れているような色味の最初のスクリーンは、真っ黒にちょっと白要素の加わった色をしているんですよね。この、いつも見慣れているはずのスクリーンの色が、もっと黒みを帯びて完全な黒になる。

ドルビーシネマの一番の売りはこの、「完璧な黒」です。とにかく黒が鮮やかで映像がめちゃくちゃきれい。普通のスクリーンとぜんぜん違っていて、いつもどおりの映画を見ているのに、きれいすぎて見たことない映像になっている。暗転するシーンとかが、完璧な黒。

普通の映画館で見る暗転が明るく感じてしまうほど、真っ暗な映像で映画を見ることができます。

ドルビーアトモス

続いて音響システム、ドルビーアトモスについて簡単に説明します。

かなりメジャーで、導入している劇場も割と多いので知っている人もかなり多いと思いますが、「ドルビーラボラトリーズ (Dolby Laboratories, Inc.)」が開発した音響システムです。

最大64chに対応しているというにわかには信じがたい音響システムですが、ドルビーシネマもこの、ドルビーアトモスを採用しています。

ドルビーアトモスとは何?普通の映画館との違いを詳しく解説

ドルビーアトモスで見る迫力のある音響に、先述のドルビービジョンの超高画質映像が組み合わさった映像体験ができるのが、ドルビーシネマです。

AVP

これは本編の上映には関係ありませんが、ドルビーシネマにはAVP(オーディオ・ビジュアル・パスウェイ)があるという特徴もあります。

簡単に言うと、映画館に入るまでが、動くポスターつきの廊下みたいになっています。

本編に関わる映像がプロジェクターによって投影されていて、上映作品によって異なる映像が廊下にながれるので、映画を見る前から作品の中に入り込めますし、SNS映えする写真も撮れます。

今まで見たAVPで一番良かったのはTジョイ博多で『マトリックス』みたときのやつ。

今まで上映された作品のAVPの中で最強だと思います。完璧な黒で見れるドルビービジョンと、大迫力のドルビーアトモスによる音響プラス、こういうテンションのあがる通路もあるのがドルビーシネマです。

その他の特徴

あと、他にIMAXよりもいいなと思ったところはメガネですね。

IMAXのメガネ持ち帰りできるんですが、ドルビーシネマはできません。

そのかわりに、ドルビーシネマはディズニーランドとかUSJの最新アトラクションで使われてそうな、ガチのやつで見ることができます。IMAXは持って帰れるけど、ドルビーシネマは持って帰れません。持って帰られたら採算が合わないようなメガネを貸し出している感があります。

各ドルビーシネマを徹底比較

では続いて、日本にあるドルビーシネマを比較してみます。映像面・音響面のすごさはどこも一緒です。居心地とかスクリーンの大きさとかくらいしか違いがありません。あと丸の内は現時点(2019年11月現在)ではそれ以外の致命的な欠点もあるけど、ドルビービジョンを楽しめるのはどこも同じです。

Tジョイ博多

元祖のTジョイ博多。日本ではじめてできたドルビーシネマだけど、個人的に全国の中でも一番凄いドルビーシネマだと思っている。

AVPはさっきあげた『アリータ:バトル・エンジェル』『マトリックス』のときのを参考してください。

写真だとわかりづらいと思いますが、かなり大きいです。ここのスクリーンが一番すごいと思います。

公式サイトを見てもスクリーンサイズがわからないので正確にはわかりませんが、今まで見た中で一番迫力がありました。一番馴染み深いからなのかもしれませんが、スクリーンサイズはおそらくここが最大。視界にスクリーンが広がる感じが好きです。

Tジョイ梅田(旧・梅田ブルク)

梅田ブルク(現Tジョイ梅田)。『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』を見たときの写真。

AVPに関してはここのが一番いい。両サイド囲まれた状態なのは現時点でここだけ。

で、入るとこんな感じ。

スクリーンのサイズ的に一番似ているのがTOHO梅田のTCX(スクリーン1)。TCXよりも若干大きいかなくらいのサイズのスクリーン。博多よりはちょっと小さめ。ちょっと博多と比べると小さく感じるものの、全然悪くない。

ジェネリックドルビーシネマなTOHO梅田のTCX(&ドルビーアトモス仕様)に比べて、やっぱり映像が美しい。TOHO梅田のドルビーアトモスに+課金する価値は十二分にあると思います。先述のように、映像面では博多などと同じく黒が美しいです。

MOVIXさいたま

さいたま新都心駅のコクーンシティにあるMOVIXさいたま。ここのドルビーシネマが一番しょぼかったかな笑

入り口の廊下はこんな感じでした。え?あの廊下ないの?AVPがなかった。どうやら小さいサイズのAVPがあるようですが、探しても気づかなかった。

で、入るとこんな感じ。

写真だと少々分かりづらいですが、正直ちっちゃくね?って思った。前日にグランドシネマサンシャインのIMAXレーザーを体験したからというのもあるけど、普通のTOHOのTCXとかと同じかそれよりも小さいかみたいなサイズ感だった。

要は、普通のシネコンでまあまあスクリーンの大きいところよりもスクリーンが小さくて、課金した感じがしない。少なくとも、六本木ヒルズスクリーン7(TCX)よりは若干小さいか同じくらいか、という感じだった。

ただ、映像面では普通にドルビーシネマらしい美しさを堪能できました。普通のシネコンのスクリーンでドルビーシネマを見たらどうなるかみたいな、そんな体験ができます。個人的にはスケールがでかいほうが好きです。

丸の内ピカデリー

丸の内ピカデリーはなんといってもアクセスが神

丸の内ピカデリーのある有楽町マリオンは有楽町駅から歩いてすぐのところにあるので、ものすごくアクセスがいい。加えて、有楽町駅は普通に東京駅から歩いて行けるようなところにある。徒歩10分くらい。なので、東京駅から電車とか乗らずに行くことも可能。ものすごくアクセス良好だ。

まあ、基本的にドルビーシネマが入っている劇場は、駅からのアクセス良好のところがほとんどですが、東京駅から歩いて行けるっていうのは日本で最もアクセスのいい劇場でしょう。

このときは『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』を鑑賞。

周りがめちゃくちゃ暗くて写真のピントをあわせるのがものすごく難しかったんですが、AVPはちゃんとあります。

入ってみるとこんな感じ。梅田とトントンといったような感じです。

さいたまと比較すると、スペック的にもすごいです。

ただこの劇場の致命的な欠点は、やってる作品数が少なすぎるということ。

見に行った時、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』と『ジョーカー』しかやっていなかった。普通だったらこれに『ジェミニマン』と『マレフィセント2』もやってそうな時期だったけど、この2作品しかなかった。

僕は最新テクノロジーでウィル・スミスがニュルニュル動く立体感が話題だった「ニュル・スミス」こと『ジェミニマン』の3D+in HFR (ハイフレームレート)120fps版を見に行きたかったけど、やっていなかったので、埼玉まで見に行くことにした。東京で見れたら便利だったのに、それだけのために埼玉まで行く羽目になった。その結果さいたまドルビーシネマレビュー&この記事を書くことができたのでよかったですが。もうちょっと作品数を増やすべきだと思う。あまりにも少なすぎる。

ミッドランドスクエアシネマ(名古屋)

2019年12月オープン予定。行き次第更新予定。おそらく4月頃。

(2020年3月追記)4月に行く予定でフライトもとってたけどコロナのせいで行けなくなりました(泣)

(2022年6月追記)行ってきました。バタバタだったけど。

個人的に全く行き慣れていない名古屋だったことに加え、チケット発券のときにトラブルが発生したため上映時間前ギリギリに入場することになってしまった。

AVPありませんでした。マジか!と普通なら思っているところなんだろうけれど上映時間がきたのにトイレに駆け込んでいた僕はそんなことを感じる余裕すらなかった。

で、スクリーンも撮る余裕がなかったので写真はないんですが(申し訳ない)、僕はそんなに嫌いじゃないかなというような感じでした。

Twitterとか見てるとサイズはそんなに大きくないといわれていてあまりスケール感じないタイプのさいたまタイプ(笑)なのかと思ってたんですがそんなことなかったです。

スケール的には他のドルビーシネマと比較すると小さいのかもしれないですが、前方で見てるとスクリーンの距離が近くて視界にジャストフィット。絶妙に画面いっぱいの大スクリーンで映画を堪能できました。前方に座るのがおすすめだと思います。というか、さいたまも前方で見るとこんな感じなのかもしれないですね。

MOVIX京都

2020年3月オープン。行き次第更新予定。おそらく4月頃。

(2020年3月追記)同上。はしごする予定でした。

(2022年6月追記)行ってきましたよ。『トップガン マーヴェリック』見てきました。

せっかくなので今回はリクライニングシートで見れる最前列で見てみました。

最前列なのでスクリーンめちゃくちゃでかく見えますが丸の内ピカデリーとかと同じような感じだと思います。

あと、『トップガン マーヴェリック』らしい身体にズシンズシンくるような爆音も楽しめましたし、ドルビーシネマらしい、かなりいい劇場でした。

アクセスも悪くないですし、デメリットはあまり思いつきません。

唯一思いついたデメリットはAVPが他の劇場と比べて省エネに作られていて長さはあるもののゆとりがない上、その前でスタッフの方がチケットもぎりをしているため、めっちゃ撮りづらかったです。

※奇跡的にいい感じに撮れたものの、人がひっきりなしに通る上、スタッフさんはこの前でもぎりをしています。

Tジョイ横浜

Tジョイ横浜は横浜駅の上にある。映画館自体の場所はわかりやすいけれど、かなり上なのでエレベーターで行ったほうがいいと思う。

AVPは京都と同じように通路の手前のもぎりの人がいるような場所にある。そのため写真を撮るのはかなり難しい。人が映り込むのを避けながら撮る必要がある。

で、スクリーンはですね、結構大きくて博多とあまり変わらないような感じでした。

そのため結構良い劇場なんだと思います。なぜ「思います」って書いているのかというと僕自身はそこまで感動するような感じじゃなかったからです。ただ、コレに関しては見た作品が悪かったような気がします……。

大阪門真ららぽーと

シアターエントランスはこんな感じです。

はい、合格です!

大阪はどっちもエントランス素晴らしいですね。

で、スクリーンのサイズなんですが。普通です。TOHOシネマズで見慣れている人はお馴染みのTCX程度で、普通のシネコンで一番大きいくらいのサイズ。これにドルビーアトモスで課金して見るんですねみたいな、そんなサイズ。

IMAXレーザーとかがないような劇場での、一番大きなスクリーンみたいな感じ。なので、そんなに大きくはないです。

おそらく、中規模のTOHOの劇場のTCXに相当すると思います。中規模っていうか、大都市にできたての劇場のTCXよりは大きくない感じがします。

まあ、要はめっちゃTOHOっぽいスクリーンです。IMAXの劇場とかTジョイやMOVIXのドルビーシネマとは違って、すごい大きいというわけではない見慣れたスクリーンでドルビーシネマのあの映像が流れるのですごく新鮮でした。IMAXのオープニング映像を普通のスクリーンで見るような、そんな感覚ですね。ディスってるんじゃないよ。

で、音響映像面に関しては先程書いた横浜と同じような感じで、わざわざこのドルビーシネマにもう一度行きたいかって言われると「うーん」ってなっちゃうような感じでした。作品の音響映像面が意外にもドルビーシネマ向きではなかったので、ちょっと期待はずれでした。面白い作品ではあったんですが。

まあ、大阪には優れたドルビーシネマが梅田にあるし、何よりエキスポシティがあるのでIMAXレーザーGTか梅田で見ると思います。

新宿バルト9(行き次第更新)

行けたら行くと思うんですが…Tジョイ博多や横浜とスクリーンサイズ変わらないと思います。あまりよくわからなかった横浜はともかく博多はかなりいい劇場なので。

TOHOシネマズすすきの(行き次第更新)

これも門真とそんな変わらないんだろうな……。行けたら書きますがこのためだけに札幌に行くのか謎です笑

まとめ

こんな感じでまとめてみました。

2019年11月時点では、

1位が博多で、2位タイが大阪&丸の内、かなりの差がついて4位がさいたまって感じです。ただ、丸の内のドルビーシネマはやってる作品数があまりにも少なすぎる。もっと増えてほしいです。

※2024年現在でも1位と2位変わってません。3位が意外と名古屋で、4位以降がその他というような感じです。横浜に関してはスクリーンサイズが大きかったので見る作品によって全然違う印象になったような気がしますが。

僕はグランドシネマサンシャインのIMAXレーザーよりも、ドルビーシネマのほうが好きです。

ドルビーシネマは映画好きなら一度体験すべきというよりも、もう一度体験したら戻れないというような感じがする上映形態です。気になっている方はぜひとも行ってみてください。

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2019年見た新作映画ベスト10とランキング50/2019年映画を振り返る

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鑑賞作品(2024年3月現在)

Tジョイ博多(思いだした分だけ)

『アリータ: バトル・エンジェル』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』『トイ・ストーリー4』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『ロケットマン』『マトリックス』『ジョーカー』『ジョン・ウィック:パラベラム』『ドクター・スリープ』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』前夜祭 『テネット』『THE BATMAN / ザ・バットマン』『ナイトメア・アリー』『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』『アバター』『THE FIRST SLAM DUNK』『ゴジラ-1.0』『ジョン・ウィック:コンセクエンス』

梅田ブルク7

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』

MOVIXさいたま

『ジェミニマン』

丸の内ピカデリー

『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』

MOVIX京都

『トップガン マーヴェリック』

ミッドランドスクエアシネマ

『シン・ウルトラマン』

Tジョイ横浜

『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』

TOHOシネマズららぽーと門真

『ホーンテッドマンション』

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