※2024年7月リライト
この記事の後にできたところにすべていけているわけではないですが、現時点では、8/10行きました。
ーーー
ドルビーシネマを完全制覇した。
一応、2019年時点で日本にあった4つのドルビーシネマにすべて行った。
なのでまとめ記事を書いてみた。日本に現時点あるドルビーシネマのランク付け。
※この記事を書いたあとにできた京都ドルビーシネマと名古屋ドルビーシネマには2022年6月に行ったので更新しました。横浜・大阪に関しても2023年に行ったので更新しました。
Contents
ドルビーシネマとは
日本では昔から、IMAXデジタルシアター・IMAXレーザーなどといった上映形式が有名ですが、それと似た上位互換シアターとして、ドルビーシネマというものができた。ドルビーシネマは2018年の秋にTジョイ博多に、日本初上陸。
今は大阪やさいたまのTジョイ系列・松竹系列の劇場などにもあって、徐々に浸透し始めています。
このドルビーシネマ、個人的にかなり好きで、特に博多の劇場は地方にあるとは思えないくらい素晴らしい。
▷ ジェネリックドルビーシネマ(大スクリーン×ドルビーアトモス)感想
IMAXデジタルシアターで上映していても基本的に通常の上映形式で見るような課金嫌いの僕が、通常料金+500円のドルビーシネマを体験したら、基本的にドルビーシネマで上映される作品はドルビーシネマで見るというスタンスになるくらいのヘビーユーザーになりました。
通常のスクリーンとぜんぜん違う。
ドルビーシネマの特徴は、とにかく黒が鮮やかということ。
画面が大きくて鮮やかなIMAXデジタルシアターを優に超えていて、ずっとこの画質で映画見たい……。と思ってしまうような体験だった。
どれくらい黒がすごいのかというと、暗転する場面が完璧な黒なんですよね。通常のスクリーンだと暗転のときは明るめな黒ですが、ドルビーシネマは完璧な黒。ほんとにびっくりします。
そして音響的にもIMAXに引けを取らないくらい素晴らしい。特にドルビーシネマで流れるデモ映像は鳥肌モノだ。
あと、他にIMAXよりもいいなと思ったところはメガネですね。
IMAXのメガネ持ち帰りできるんですが、ドルビーシネマはできません。
そのかわりに、ドルビーシネマはディズニーランドとかUSJの最新アトラクションで使われてそうな、ガチのやつで見ることができます。IMAXは持って帰れるけど、ドルビーシネマは持って帰れません。持って帰られたら採算が合わないようなメガネを貸し出している感があります。
各ドルビーシネマを徹底比較
では続いて、日本にあるドルビーシネマを比較してみます。映像面・音響面のすごさはどこも一緒です。居心地とかスクリーンの大きさとかくらいしか違いがありません。あと丸の内は現時点(2024年7月)ではそれ以外の致命的な欠点もあるけど、ドルビービジョンを楽しめるのはどこも同じです。
Tジョイ博多
元祖のTジョイ博多。日本ではじめてできたドルビーシネマだけど、個人的に全国の中でも一番凄いドルビーシネマだと思っています。
写真だとわかりづらいと思いますが、かなり大きいです。ここのスクリーンが一番すごいと思います。
公式サイトを見てもスクリーンサイズがわからないので正確にはわかりませんが、今まで見た中で一番迫力がありました。
一番馴染み深いからなのかもしれませんが、スクリーンサイズはおそらくここが最大。視界にスクリーンが広がる感じが好きです。
Tジョイ梅田(旧・梅田ブルク)
梅田ブルク(現Tジョイ梅田)。『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』を見たときの写真。
AVPに関してはここのが一番いい。両サイド囲まれた状態なのは現時点でここだけ。
で、入るとこんな感じ。
スクリーンのサイズ的に一番似ているのがTOHO梅田のTCX(スクリーン1)。TCXよりも若干大きいかなくらいのサイズのスクリーン。博多よりはちょっと小さめに感じる。ちょっと博多と比べると小さく感じるものの、全然悪くない。
ジェネリックドルビーシネマなTOHO梅田のTCX(&ドルビーアトモス仕様)に比べて、やっぱり映像が美しい。TOHO梅田のドルビーアトモスに+課金する価値は十二分にあると思います。先述のように、映像面では博多などと同じく黒が美しいです。
MOVIXさいたま
さいたま新都心駅のコクーンシティにあるMOVIXさいたま。ここのドルビーシネマが一番しょぼかったかな笑
入り口の廊下はこんな感じでした。え?あの廊下ないの?AVPがなかった。どうやら小さいサイズのAVPがあるようですが、探しても気づかなかった。
で、入るとこんな感じ。
写真だと少々分かりづらいですが、正直ちっちゃくね?って思った。前日にグランドシネマサンシャインのIMAXレーザーを体験したからというのもあるけど、普通のTOHOのTCXとかと同じかそれよりも小さいかみたいなサイズ感だった。
要は、普通のシネコンでまあまあスクリーンの大きいところよりもスクリーンが小さくて、課金した感じがしない。少なくとも、六本木ヒルズスクリーン7(TCX)よりは若干小さいか同じくらいか、という感じだった。
ただ、映像面では普通にドルビーシネマらしい美しさを堪能できました。普通のシネコンのスクリーンでドルビーシネマを見たらどうなるかみたいな、そんな体験ができます。個人的にはスケールがでかいほうが好きです。
丸の内ピカデリー
丸の内ピカデリーはなんといってもアクセスが神。
丸の内ピカデリーのある有楽町マリオンは有楽町駅から歩いてすぐのところにあるので、ものすごくアクセスがいい。加えて、有楽町駅は普通に東京駅から歩いて行けるようなところにある。徒歩10分くらい。なので、東京駅から電車とか乗らずに行くことも可能。ものすごくアクセス良好です。
まあ、基本的にドルビーシネマが入っている劇場は、駅からのアクセス良好のところがほとんどですが、東京駅から歩いて行けるっていうのは日本で最もアクセスのいい劇場でしょう。
このときは『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』を鑑賞。
周りがめちゃくちゃ暗くて写真のピントをあわせるのがものすごく難しかったんですが、AVPはちゃんとあります。
入ってみるとこんな感じ。梅田とトントンといったような感じです。
さいたまと比較すると、スペック的にもすごいです。
ただこの劇場の致命的な欠点は、やってる作品数が少なすぎるということ。
見に行った時、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』と『ジョーカー』しかやっていなかった。普通だったらこれに『ジェミニマン』と『マレフィセント2』もやってそうな時期だったけど、この2作品しかなかった。
僕は最新テクノロジーでウィル・スミスがニュルニュル動く立体感が話題だった「ニュル・スミス」こと『ジェミニマン』の3D+in HFR (ハイフレームレート)120fps版を見に行きたかったけど、やっていなかったので、埼玉まで見に行くことにした。東京で見れたら便利だったのに、それだけのために埼玉まで行く羽目になった。その結果さいたまドルビーシネマレビュー&この記事を書くことができたのでよかったですが。もうちょっと作品数を増やすべきだと思う。あまりにも少なすぎる。
ミッドランドスクエアシネマ(名古屋)
2019年12月オープン予定。行き次第更新予定。おそらく4月頃。
(2020年3月追記)4月に行く予定でフライトもとってたけどコロナのせいで行けなくなりました(泣)
(2022年6月追記)行ってきました。バタバタだったけど。
個人的に全く行き慣れていない名古屋だったことに加え、チケット発券のときにトラブルが発生したため上映時間前ギリギリに入場することになってしまった。
AVPありませんでした。マジか!と普通なら思っているところなんだろうけれど上映時間がきたのにトイレに駆け込んでいた僕はそんなことを感じる余裕すらなかった。
で、スクリーンも撮る余裕がなかったので写真はないんですが(申し訳ない)、僕はそんなに嫌いじゃないかなというような感じでした。
Twitterとか見てるとサイズはそんなに大きくないといわれていてあまりスケール感じないタイプのさいたまタイプ(笑)なのかと思ってたんですがそんなことなかったです。
スケール的には他のドルビーシネマと比較すると小さいのかもしれないですが、前方で見てるとスクリーンの距離が近くて視界にジャストフィット。絶妙に画面いっぱいの大スクリーンで映画を堪能できました。前方に座るのがおすすめだと思います。というか、さいたまも前方で見るとこんな感じなのかもしれないですね。
ただ、名古屋にあるIMAXレーザーと比較すると、こちらがしょぼく感じる気持ちもわかります。109シネマズ名古屋にあるIMAXレーザー、全国的に見ても結構でかいと思うので。
MOVIX京都
2020年3月オープン。行き次第更新予定。おそらく4月頃。
(2020年3月追記)同上。はしごする予定でした。
(2022年6月追記)行ってきましたよ。『トップガン マーヴェリック』見てきました。
せっかくなので今回はリクライニングシートで見れる最前列で見てみました。
最前列なのでスクリーンめちゃくちゃでかく見えますが丸の内ピカデリーとかと同じような感じだと思います。
あと、『トップガン マーヴェリック』らしい身体にズシンズシンくるような爆音も楽しめましたし、ドルビーシネマらしい、かなりいい劇場でした。
アクセスも悪くないですし、デメリットはあまり思いつきません。
唯一思いついたデメリットはAVPが他の劇場と比べて省エネに作られていて長さはあるもののゆとりがない上、その前でスタッフの方がチケットもぎりをしているため、めっちゃ撮りづらかったです。
※奇跡的にいい感じに撮れたものの、人がひっきりなしに通る上、スタッフさんはこの前でもぎりをしています。
Tジョイ横浜
Tジョイ横浜は横浜駅の上にある。映画館自体の場所はわかりやすいけれど、かなり上なのでエレベーターで行ったほうがいいと思う。
AVPは京都と同じように通路の手前のもぎりの人がいるような場所にある。そのため写真を撮るのはかなり難しい。人が映り込むのを避けながら撮る必要がある。
で、スクリーンはですね、結構大きくて博多とあまり変わらないような感じでした。
そのため結構良い劇場なんだと思います。なぜ「思います」って書いているのかというと僕自身はそこまで感動するような感じじゃなかったからです。ただ、コレに関しては見た作品が悪かったような気がします……。
大阪門真ららぽーと
シアターエントランスはこんな感じです。
はい、合格です!
大阪はどっちもエントランス素晴らしいですね。
で、スクリーンのサイズなんですが。普通です。TOHOシネマズで見慣れている人はお馴染みのTCX程度で、普通のシネコンで一番大きいくらいのサイズ。これにドルビーアトモスで課金して見るんですねみたいな、そんなサイズ。
IMAXレーザーとかがないような劇場での、一番大きなスクリーンみたいな感じ。なので、そんなに大きくはないです。
おそらく、中規模のTOHOの劇場のTCXに相当すると思います。中規模っていうか、大都市にできたての劇場のTCXよりは大きくない感じがします。
まあ、要はめっちゃTOHOっぽいスクリーンです。IMAXの劇場とかTジョイやMOVIXのドルビーシネマとは違って、すごい大きいというわけではない見慣れたスクリーンでドルビーシネマのあの映像が流れるのですごく新鮮でした。IMAXのオープニング映像を普通のスクリーンで見るような、そんな感覚ですね。ディスってるんじゃないよ。
で、音響映像面に関しては先程書いた横浜と同じような感じで、わざわざこのドルビーシネマにもう一度行きたいかって言われると「うーん」ってなっちゃうような感じでした。作品の音響映像面が意外にもドルビーシネマ向きではなかったので、ちょっと期待はずれでした。面白い作品ではあったんですが。
まあ、大阪には優れたドルビーシネマが梅田にあるし、何よりエキスポシティがあるのでIMAXレーザーGTか梅田で見ると思います。
新宿バルト9(行き次第更新)
行けたら行くと思うんですが…Tジョイ博多や横浜とスクリーンサイズ変わらないと思います。あまりよくわからなかった横浜はともかく博多はかなりいい劇場なので。
TOHOシネマズすすきの(行き次第更新)
これも門真とそんな変わらないんだろうな……。行けたら書きますがこのためだけに札幌に行くのか謎です笑
まとめ
こんな感じでまとめてみました。
2019年11月時点では、
1位が博多で、2位タイが大阪&丸の内、かなりの差がついて4位がさいたまって感じです。ただ、丸の内のドルビーシネマはやってる作品数があまりにも少なすぎる。もっと増えてほしいです。
※2024年現在でも1位と2位変わってません。3位が意外と名古屋で、4位以降がその他というような感じです。横浜に関してはスクリーンサイズが大きかったので見る作品によって全然違う印象になったような気がしますが。
ドルビーシネマは映画好きなら一度体験すべきというよりも、もう一度体験したら戻れないというような感じがする上映形態です。気になっている方はぜひとも行ってみてください。
▷ エキスポシティIMAXレーザーGTテクノロジー感想・ドルビーシネマと比較するとどう?『オッペンハイマー』を2回見た感想
▷ 2019年見た新作映画ベスト10とランキング50/2019年映画を振り返る
ーーー
鑑賞作品(2024年7月現在)
Tジョイ博多(思いだした分だけ)
『アリータ: バトル・エンジェル』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』『トイ・ストーリー4』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『ロケットマン』『マトリックス』『ジョーカー』『ジョン・ウィック:パラベラム』『ドクター・スリープ』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』前夜祭 『テネット』『THE BATMAN / ザ・バットマン』『ナイトメア・アリー』『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』『アバター』『THE FIRST SLAM DUNK』『タイタニック』『ゴジラ-1.0』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
梅田ブルク7
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
MOVIXさいたま
『ジェミニマン』
丸の内ピカデリー
『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』
MOVIX京都
『トップガン マーヴェリック』
ミッドランドスクエアシネマ
『シン・ウルトラマン』
Tジョイ横浜
『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』
TOHOシネマズららぽーと門真
『ホーンテッドマンション』