【2024年7月版】U-NEXTは高いのに見放題が少ない?評判の悪い動画配信サービスに実際に入って検証してみた

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2024年7月大幅リライト

U-NEXTという動画配信サービスがある。かつては「高い」、「見放題が少ない」、「退会しづらい」といったネガティブな評価が目立っていたサービスだ。

実際に「U-NEXT」と検索すると、「悪質」、「危険」といったキーワードが関連付けられていることからも、その評判がうかがえる。

僕自身も以前は、月額税込みで2000円を超える料金設定や、ポイント制のコンテンツに対して疑念を抱いていた。他のサービスと比べて高額であること、見放題作品が少ないといった口コミも見かけ、正直なところ、コストパフォーマンスが悪いサービスだと考えていた。

だが、U-NEXTは旧作に関しては見放題で見れる作品数がピカイチのだったし、今はどんどん進化していてもっと見放題作品は充実している。他のサービスでは配信されていないレアなコンテンツなどが、U-NEXTに入ると見れるようになる。

そんなU-NEXTの実態について詳しく解説していく。

結論を先に述べると、U-NEXTは他の動画配信サービスでは見放題として提供されていない作品も多く取り扱っており、その充実度は非常に高い。見放題作品が少ないという評判は誤解であり、実際には豊富なコンテンツを楽しむことができる。

そもそもU-NEXTとは

U-NEXTを簡単に説明すると

  • 見放題作品29万本、レンタル作品4万本(2023年8月時点)配信の動画配信サービスで、月額は1990円(税込2189円)。
  • 毎月1200(円分の)ポイントがついてきて、最新作のレンタルや書籍・コミックの購入、映画館でのチケットの割引などに使うことができる。(無料体験時は600ポイント)
  • 4アカウントまで作れるため、4人家族の場合実質500円で使うことができる。
  • スマホやタブレットだけでなく、テレビで見ることもできる。

というようなサービス。

U-NEXT

コンテンツの傾向的には名作映画・ドラマ・アニメなどのバリエーションがえげつなく、ほとんど見れると言っても過言ではないくらい充実している。

わかりやすくいうならTSUTAYAが選ぶ名作映画100本のほとんどを見れるというような感じ。

そしてコロナ禍の間にリニューアルして、HBO MAXのコンテンツも見放題で見れるようになった。

『チェルノブイリ』『バンド・オブ・ブラザース』などといった名作ドラマ、『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』『ピースメーカー』などといった注目コンテンツも独占配信されている。

また、Paraviのコンテンツも見れるようになったので、『半沢直樹』『水曜日のダウンタウン』などといったTBSの人気コンテンツ、テレ東の番組なども見ることができる。

月額は2189円の動画見放題サービスではあるものの、新作のレンタルや映画館、電子書籍の購入などに使えるU-NEXTポイントが1200円分もらえるので、税込みの場合実質989円というサービスだ。実質的な価格は高いというわけでもないので映画などのエンタメが好きなら間違いなくおすすめできる動画配信サービスです。

U-NEXTの見放題が少ないという評判を検証

U-NEXTの見放題作品は本当に少ないのか?

U-NEXTの見放題作品は少ないのか。それは誤解だ。

実際にU-NEXTに入会してみると、配信されている作品数は非常に多い。これだけの見放題映画があるのに、配信数が少ないと言われるのはおかしい。そう思うくらい、コンテンツは充実している。

しかし、U-NEXTの見放題が充実していると感じるのは、特にコンテンツに詳しい人たちである。

超人気の作品、例えばディズニーやハリーポッターなどの新作・準新作は見放題では見れない。Netflixのように課金不要で見られるスタイルに慣れていると、課金が必要なU-NEXTに不満を感じるかもしれないが、これは他の多くのサービス(Amazonプライム・ビデオ、Huluなど)も同様である。

映画に詳しい人にとって、U-NEXTは他にはない優れたサービスである。非常におすすめできる。

U-NEXTに入るべきガチ映画好きの基準

ガチの映画好きとはどのような人を指すのか、漫画で例えて説明する。

北九州にある漫画ミュージアムという施設は、北九州近郊に住んでいる漫画好きの人々にとって、年間パスを購入する価値がある場所である。

なぜなら、名作マンガが多数揃っているからである。しかし、漫画が発売されてから1年ほど経たないと入荷されないこともある。名作漫画は基本的に全巻揃っているが、話題の連載中のものは全巻揃っていない場合もある。なので、『キングダム』を全巻読むことはできない。

漫画が好きな人はこの施設に行ったら、「読める漫画が全然置いていない!」と思うだろうか。

『SLAM DUNK』や『GANTZ』などは全巻読める。他にも『きまぐれオレンジロード』や『ママレード・ボーイ』、買ってよまないといけないようなアメコミなども揃っている。

そういう施設に漫画が好きな人が行ったら、「読める漫画が大量にある!」と感動するはずだ。「読める漫画が置いていない!」とは、漫画がガチで好きな人は絶対に言わないだろう。

これと同様に、U-NEXTは新作は課金が必要だが、旧作や他のサービスでは見られないレアな作品が豊富に配信されている。映画に詳しくない人が入会しても「見れる作品がない」と感じるかもしれないが、ガチの映画好きならその充実ぶりに驚くだろう。

ガチで映画が好きなら入会するべき3つのポイント

次に、どんな作品が配信されているのかも踏まえつつ、ガチな映画好きなら絶対に入会すべき3つのポイントをまとめてみます。

1.圧倒的名作カバー率

U-NEXTは映画史に残る名作をかなりカバーしている。

例えば、スピルバーグの名作、スコセッシの名作、イーストウッドの名作などといった作品をAmazonプライムと比較してみると、大量のコンテンツを見ることができるということがわかる。検索すればわかる。人名で検索すると、見放題ラインナップの充実ぶりに驚くはずだ。

2.他のサービスで配信終了したものがある

Amazonプライム・ビデオなどで配信終了したものが、案外残っている。U-NEXTよりも安い動画配信サービスでも、大量の映画が見れることが多いが、配信終了期間が短かったりする。なので、そんな気分ではまったくないのに配信終了するからといって見たいとは思わない名作映画を見ることも多々あった。でも、U-NEXTだと配信されていることが多いので、余裕を持って見ることができた。

3.レアなものも見ることができる

U-NEXTのもう一つの魅力は、他の動画配信サービスでは見られないレアな作品も配信されることだ。

僕が特に驚いたのは、『トム・ジョーンズの華麗な冒険』が配信されたときだ。この映画は「日本で最も見るのが難しいアカデミー作品賞受賞作品」として知られている。

『トム・ジョーンズの華麗な冒険』は、DVDは廃盤となっており、レンタルでも見つけることができない。そのため僕は一度、クライテリオンから発売されているBlu-rayを輸入して見ようかと考えたこともある。

しかし、U-NEXTではこの映画が一時期配信されていたのだ。これには多くの映画ファンが驚いたことだろう。

このように、U-NEXTは他のサービスではなかなか見ることができないレアな映画を取り揃えている。映画に詳しい人やガチの映画好きには、この点が非常に魅力的だと言える。最新作や話題作だけでなく、過去の名作や隠れた名作も見つけることができるのがU-NEXTの大きな強みである。

U-NEXTの残念なところ

このままだとU-NEXTについて絶賛するだけのゴリゴリのステマ記事みたいになりそうなのでデメリットについても触れておく。なくはないし。

高い

高い。

高いです。やっぱり。

このコンテンツでこの値段は安いとは言ったものの、月2000円は庶民には高い。他の動画配信サービスに比べて高い。

ポイント1200円分ついてきますけどいらない。「あんだけ見放題あるってのに、なんでそれを見る時間割いて新作の高いやつみなくちゃいけないんだよ。」と、やっぱり思ってしまう。

U-NEXTポイントは有効活用できないのか

U-NEXTへの入会を検討している方の中には、毎月もらえる1200円分のポイントの使い道について気にしている方も多いだろう。

確かに、ポイントがあっても有効に使えなければ意味がない。ポイントを無駄遣いせず、満足のいく形で消費する方法があるのかを紹介したい。

僕も最初はポイントの使い道がよくわからず、無駄にしてしまったことがある。映画の新作レンタルには数百ポイントほど必要で、期限内にポイントを使い切るために(お金を出してまで)見たくもないコンテンツをレンタルすることがあった。

しかし、現在ではポイントを有効活用する方法を見つけ、全く不満を感じていない。

U-NEXTポイントの使い道

U-NEXTポイントの使い道には以下のようなものがある

1. 新作映画や見放題でない作品のレンタル
2. 電子書籍の購入
3. NHKオンデマンドの視聴チケット
4. 映画館のチケット購入

これらの方法をうまく活用すれば、実質的な料金は他のサービス(例えばNetflixのスタンダード会員やHuluなど)と同程度になる。ただ、先述のとおり新作映画のレンタルなどはおすすめしていない。おすすめなのは、映画館とNHKだ。

おすすめのポイント活用法1. 映画館のチケット購入

映画のチケットを購入するのが最も効果的な使い方である。映画館のチケット購入には一気に1000円以上使えるため、ポイントを無駄なく使うことができる。

例えば、僕がよく利用するTジョイ系列の劇場では、サービスデーやIMAXなどの追加料金にもポイントを使うことができる。ここでドルビーシネマをよく見ている。

また、差額支払いが可能であり、ポイントをすべて消化して700円で映画を観ることもできる。通常の日でも1500ポイントで映画を観ることができるため、非常にお得である。

Tジョイ以外の劇場では、1500ポイントで映画の前売り券を買うようなイメージだ。なので、Tジョイのほうがお得だと感じる人もいるだろう。サービスデーでよく見る人はそう思うはずだ。

だが、Tジョイ以外の、前売り券を買うようなシステムを採用しているTOHOや109シネマズなどの劇場では、サービスデー以外の空いているときにも、1500円で映画を見れると考えることができる。Tジョイでも、Tジョイ以外でも双方メリットがあると思う。

映画館のチケットを月に一度使えば、2189円で映画館での鑑賞とU-NEXTの見放題が楽しめる。数百円別に出すことのほうが多いだろうが、ポイントを一気に消費できる。U-NEXTに入るような映画好きには、この方法が最も満足度が高いだろう。

おすすめのポイント活用法2. NHKオンデマンドの視聴

もう一つのおすすめは、NHKオンデマンドの視聴である。

NHKのサブスクリプションサービスで、今話題の朝ドラや大河ドラマ、教養番組、ドキュメンタリーなどを見放題で楽しめる。Amazonプライム・ビデオのアプリからも視聴できるが、U-NEXTのアプリからも同様に視聴できる。

映画好きにはドラマやドキュメンタリーが好きな人も多いだろう。NHKは質の高いドラマや教養番組を作ることで知られており、見る価値のあるものがかなり揃っている。

NHKオンデマンドはAmazonプライムビデオチャンネルでも入会することができる。

だが、U-NEXTのアプリは、1.4倍速再生などPrime Videoにはない便利な機能があり、快適に視聴できる。

また、この記事執筆時には知らなかったが、NHKオンデマンドはU-NEXT解約後にも入ることができる。つまり、U-NEXTという大量の見放題コンテンツがあるサービスにNHKの見放題を上乗せする形ではなく、NHKオンデマンドだけに入会することもできる。なので僕は、NHKオンデマンドにはU-NEXT解約後に入ることのほうが多い。

まとめ

高いですが、映画やドラマ、アニメ等のコンテンツが好きな方ならば絶対満足できるサービスです。
Netflixのほうがいいという人もいますけど、旧作のカバー率はこちらのほうが上です。

Netflix→映画好きも普通の人もかなり満足
U-NEXT→普通の人は不満足、ガチ映画好きは大満足

といった印象だ。

高いが、U-NEXTポイントを有効活用すれば、実質料金はNetflixなどとそこまで変わらない。適切に活用すれば非常に有用である。

映画館のチケット購入やNHKオンデマンドの視聴に使うことで、ポイントを無駄なく利用できる。特に映画館のチケット購入は、映画好きにとって満足度が高く、実質的な料金を抑えることができるためおすすめである。ポイントの使い方に悩んでいる方は、ぜひこれらの方法を試してみてほしい。

追記・リニューアル後のU-NEXT

と、いうのが、以前書いた記事の内容なのだが、U-NEXT、2020年頃に大幅リニューアルした。

U-NEXT→普通の人は不満足、ガチ映画好きは大満足

というサービスだった。だが、コロナ禍頃から大幅なリニューアルをしていて、完全無欠のサービスと化してきている。

・パラマウントプラス
・(HBO)Max

とライセンス契約を結ぶことにより、パラマウントプラスとHBOのコンテンツがかなり見れるようになった。

パラマウントプラスはWOWOWやJ:COM、Amazonプライム・ビデオチャンネルなどで見れる動画配信サービスとして、2023年末頃に日本でもサービスを開始したが、そこでは配信されていない人気コンテンツも配信している。

例えば『イエローストーン』シリーズなどは、パラマウントプラスのオリジナルコンテンツとして、非常に評価されているドラマシリーズだが、今はU-NEXTでのみ、見放題配信されている。(日本の)パラマウントプラスに入っても見ることはできない。

また、HBOのコンテンツは完全独占配信されている感じだ。『ゲーム・オブ・スローンズ』『チェルノブイリ』など、一度は見ておきたドラマシリーズが、ここでのみ配信されている。

また、

・Paravi

がU-NEXTに統合された。すなわち、『半沢直樹』も見放題になった。TBSのコンテンツやテレ東のバラエティまで、大量のコンテンツが見れるようになった。

それでいて、お値段据え置きの2189円だ。

なのでもうU-NEXTは、よほどのことがない限り普通の人も大満足な動画配信サービスと、化してきている。

お試しもあるのでまずは無料体験してみることをおすすめします。

U-NEXTの評判が悪い理由を考えてみた

※本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

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