NHKBSプレミアム映画の傾向・特色と録画すべき理由|7年間録画・チェックして分かったことまとめ

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※2023年10月追記(書いた当時は2年でしたが、もう僕は5年以上BSプレミアムで放送される映画をチェックしているので、5年目で分かったことを追記しました。)

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NHKBSプレミアムで放送される映画を2年以上、ほとんど録画している。

録画し忘れとかない限り、駄作と言われている作品だろうと、放送された作品は基本的に録画した。

その結果、どういった感じで放送されるのかが分かった。なので、今回はNHKBSプレミアムで放送される映画の特徴と活用法についてまとめてみます。

BSプレミアム映画の傾向

なんでこの記事を書いたのかというと、このサイトを始めた初期に書いた、BSプレミアム映画で1年間に放送された映画まとめが、なぜか結構検索上位に表示されていて読まれているんですよね。映画のタイトル並べただけなんですけどね。

以前は1年だけでしたが、それから1年経ってどういった感じで放送されるのかがいろいろわかりました。なので、もっと詳しい内容を書こうと、今回まとめました。

BSプレミアムの映画の放送は、映画好きなら絶対に録画するべきです。

CMなしノーカット、基本的に字幕

これ意外とみんな知らないんですが、NHKBSプレミアムの映画は基本的にノーカットで、海外の作品は字幕版です

まれに吹き替えもあります。ゴールデンウィークとかお盆とかに放送されるファミリー向け映画とか、それの再放送(後述の「1年に2回くらい放送される」で詳しく書きます)のときに吹き替えのときもあります。だけどほとんどが字幕版。

CMを消すのが楽で、ノーカット。なので、地上波で映画を見るよりどう考えてもいい。

で、基本的にHD画質です。日本ではパブリックドメインのDVDしか出回っていないような作品でも、海外でブルーレイとか発売されていたら、普通にHD画質のデジタルリマスター版で放送されます。

もうこれ、録画すれば、特典映像とかいらない人にとって完全にBlu-rayの代替物になるんですよね。少なくとも、廉価版DVD買うよりはどう考えてもいい。本編だけしか入っていない1000円とか500円のDVDを買うよりも、どう考えても高画質な状態の作品をゲットできます。

一月に20〜30作程度放送される

一月に20〜30くらいの作品が放送されます。

これ、知ってました?僕録画するまで知らなかったです。

BSに加入していれば、映画を無料で20〜30作品観ることができるんですよね。

2019年5月のラインナップがこんな感じ。

雨あがる
遠い喇叭(らっぱ)
ザ・ファーム ―法律事務所―
風と共に去りぬ
最強のふたり
阿弥陀堂だより
カプリコン・1 (既)
デイジー・ミラー (既)
太陽はひとりぼっち (既)
ブラジルから来た少年 (既)
武士の家計簿
ホンドー (既)
ワン・フロム・ザ・ハート (既)
終電車
ギャラクシー・クエスト (既)
インサイダー (既)
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (既)
マクリントック デジタル・リマスター版 (既)
炎の戦線 エル・アラメイン (既)
さらば、わが愛 覇王別姫
アメリカの友人 (既)
お茶漬の味 デジタル修復版 (既)
ミケランジェロ・プロジェクト
スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ (既)
夕陽の群盗 (既)
スプラッシュ (既)
ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ (既)

5月は個人的にそこまでいいラインナップとは思えないんですが、これだけ放送されます。

ほとんどが映画史に残る名作です。たまに駄作と言われているような作品も放送されるけど、基本的にTSUTAYAの名作コーナーに置いていそうな作品ばかり

こういった作品が月20本以上観ることができる。なので、ひたすら録画すれば、おびただしい量の名作映画を録画することができます。後述しますけど、無料のCS放送を組み合わせれば、もっと増えます。

なんかもう、月に20作くらい無料で映画のディスクが届くような感じになってます。

1年に2回くらい放送される

映画は1年に2回放送されることが多い。先程の5月のラインナップで(既)と書いていた作品は、既に1年以内に放送された作品だ。

多分全ての作品が、1回放送した後、1年以内に2回目が放送される。

なので、毎月新しく放送される作品ばかりではない。すべて新作であれば300本くらい無料で映画を見れることになるけど、実際は150本くらいだ。僕が先程、5月は個人的にそこまでいいラインナップとは思えないと書いたのはいつもより再放送が多いからだ。

まあでも、月によって再放送が多いときと新作が多いときに分かれてます。初めて放送されるものばかりで固まっているということも結構あります。

裏を返せば、録画し忘れても1年以内に録画するチャンスがある。ということ。見たかった映画を録画し忘れたときでも、次の回を忘れなければ録画できる。二重録画ができないレコーダーを使っていて、みたい番組と被ってしまったというときも、次の回を予約すればいいので、みたい番組のほうを録画できる。

リクエストの反映率はそこまで悪くない

BSプレミアムでは見たい映画をリクエストすることができる。僕はほぼ毎日、忘れない限りリクエストをしている。

BSシネマ公式サイト

反映率はというと、悪くはない。

僕はいろいろな作品をリクエストしているので、全ての作品が放送されたわけではないけど、リクエストした作品で今まで放送されたのは過去何作品もある。

今年放送された、『スティング』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『タバコ・ロード』『ヤンキー・ドゥードル・ダンディ』『ブラジルから来た少年』は僕がリクエストしたことある。

昨年は僕がリクエストした作品がかなり放送されたものの、最近は少ない印象。

昔は「動画配信にも近くのレンタルショップにも置いてなさげな名作」(『ヤンキー・ドゥードル・ダンディ』等)とか、「安売りされてたら買いそうな、結構好きな映画」(『スティング』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』等)を結構リクエストしていたので、かなり反映されていた。

だけど最近は、低画質なDVDしか出回ってなさそうな名作映画や、VHSでしか出ていないようなレアめな映画を主にリクエストしているので、版権上難しいのかもしれない。

それか、リクエストが渋滞していて、リクエストの消化に忙しいからかもしれない。

昨月放送された『タバコ・ロード』は昨年はじめ頃にリクエストしたような記憶があるので、渋滞の可能性も高い。

4月に放送された『ミリオンダラー・ベイビー』『チェンジリング』も、もしかしたらリクエストしたかもしれない。大昔にリクエストしたような気がする、リクエストしたかどうか覚えてないような作品が最近よく放送されている印象。

極稀にレア映画が放送される

なぜレア映画をリクエストしているのかというと、僕が一昨年リクエストしまくってた激レア映画、エリア・カザンの『アメリカアメリカ』が放送されたから。

『アメリカアメリカ』はキネ旬ベストテンのリストをぼんやりと眺めていたら見つけた作品で、エリア・カザンの作品なのに、DVDどころかビデオテープもでていない作品で見るのが非常に難しい映画だ。海外での評判が高いので、ものすごく気になっていた。そんな作品だが、NHKBSが放送してくれた。

こういったケースもたまにある。その他、エリック・ロメールの作品など、レンタルで見るにはかなり難しい作品もたまに放送される。買わなければ見れない作品でも、たまに無料で見れる。

そのため、DVDが廃盤化した名作映画とか、VHSでしか発売されていないような作品を結構リクエストするようにしている。例えば僕は、『シベールの日曜日』『探偵スルース』などといった作品をほぼ毎日リクエストしてます。リクエストが通れば放送してくれるので、見たいレア映画がある場合は、頻繁にリクエストするべきだと思う。

まとめ

こんな感じでまとめてみたけど、デメリットっぽいものがない。

テレビ・NHKが見れないと見れないとか、そういったものしかない。あとHDDがすぐにパンパンになるといった感じ。僕は最近引っ越したので録画がかなり難しくなったけど、BSを見れる環境に住んでいる映画好きなら、BSプレミアム映画を録画しまくるのがおすすめです。

有料チャンネルの無料放送も録画する

また、スターチャンネルやスカパーの無料放送も使ったほうがいい。

スターチャンネルでは、土日などに無料放送を行っている。

スターチャンネル無料放送

録画してみると、常に勧誘メッセージが表示される。そのため使えないサービスだと思っていたが、メッセージを消す方法がある。これに関しては以前まとめたので、そちらを参考にしていただきたい。

有料放送のメッセージを消す方法

調べてみると見たい作品が案外見つかったりする。また、嬉しいことに、NHKでは放送できなさそうな映画もたまに放送してくれる。

NHKで放送される映画は基本的に全年齢対象からPG12の作品が多い。『アメリカン・スナイパー』が放送されたときのように、たまにR15指定の映画が放送されることもあるが、NHKでは基本的に、誰でも見れるような映画が放送される。

しかし、スターチャンネルの無料放送はR15指定のホラー映画もよく放送してくれる。『サスペリア』とか『キャリー』とか。

そして、案外準新作ポジションの作品もやってくれる。2019年6月にはジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』が放送される。なのでかなり便利だ。

録画しまくってBlu-rayにストックしよう

NHKと有料チャンネルの無料放送を組み合わせればえげつない量の映画を録画することができる。仮にNHKで月10本程度しか新しく放送される映画がなかったとしても、スターチャンネルで毎月8本映画を放送してくれているので、かぶりが多い月だとしても月15本くらいは、映画のディスクを無料で手に入れることができる。

その結果、見たいと思った映画が入会している動画配信サービスで配信されていなかったとき、レンタルショップに行かなくてもいつでも棚から引っ張り出せば見れる状態になっていたりする。

こういうと、録画用ブルーレイを買うのにお金がかかりそうだとか、家にそんなにもブルーレイを保存するスペースがないと思う方もいるかもしれない。

でも、Amazonで最安かつ最も売れているこのBlu-rayで、一枚のディスクにつき3本程度入るような画質でいれて、ブルーレイ対応不織布ファイルケースを使って収納すれば、リーズナブルだし全然かさばらない。

この画質でダビングしたとしても、Blu-rayのような画質で録画することができる。

関連記事・おすすめの録画用Blu-rayディスク

関連記事・このBlu-rayディスクを最安値で買う方法

600本映画を録画したとしても200枚程度のディスクで済むため、かさばらないファイルケースに入れればそこまで場所をとらない。また1枚数十円で済むので経済的。ブックオフとかで安い中古のDVDを買いまくるよりもおすすめです。

このブルーレイ、Amazonでの評価はなぜか良くないが、僕は今まで外れにあたったことはない。今まで300〜400枚くらいダビングしたことがあるけど、ほとんど失敗したことがない。

ダビングに慣れてない最初の頃に容量キツキツのディスクを作ろうとして2,3枚失敗したことはあるけど、それ以外で失敗は皆無。

 

(※2023年10月追記)ごめんなさい、最近一度ありました。エラーでほとんどのディスクが不良ということがあって一応返品処置はしてもらいましたが録画している番組は消えてしまったので絶望的な気持ちになりました。僕みたいにアホほどダビングしまくっている場合じゃなければこういうディスクに当たる可能性は低いと思いますが、不安な方は国産のやつの方がいいかもしれないです。

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なるべくすべての映画の録画しよう

このブルーレイを使って、BSで放送される映画のほとんどを録画をしまくっていると、見たいと思った作品のBlu-rayを既に持っているということが起こる。

本屋で立ち読みした「西部劇を極める辞典」で『悪の花園』や『ワーロック』といった作品を知り、この作品を見たいと思ったときに、既にディスクを持っていてすぐに見れるということも結構ある。知らないけどなんとなく録画した作品が、レンタルDVDショップになかなか置いていなくて4000円くらい払ってDVDを買わないと見れないような名作だったりもします。

逆に、録画してなかった頃(2016年以前)に放送されたラインナップを見ていると「なんであの時録画しようと思わなかったんだ......。」と思うようなことも多々あります。

そのため、色々な名作映画を見たいという方はなるべくすべて録画しておくのがおすすめです。

明らかに駄作としか思えない作品も極稀に放送されたりしますが、BSプレミアムで放送される映画はだいたい、名監督の代表作や知られざる傑作、映画ランキング常連の一般教養化したような名作です。そのため、一般教養化したような名作映画をいろいろ見たいという方は使ったほうがいいです。

過去のラインナップを見てると、「え?こんな(レンタルDVD・配信で見れなさそうな)映画も放送されてたの?!」とびっくりするようなことも結構あります。こういう作品を見逃さないためにもひたすら録画しておいたほうがいい。

月初めに発表されるNHKで放送される映画のラインナップをワクワクしながら待っているようなライフスタイルだと、そういう映画も録画し忘れることなく済む。

メリットづくしのNHKBSプレミアム映画の録画、映画好きなら、録画しまくるのがおすすめです。

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7年目に突入したBS映画チェック生活

2023年10月追記

BSプレミアムの映画の録画を気にするようになったんですけど、最近はあまり録画していません。録画するような作品が少ないからです。

BSプレミアム映画録画生活が7年目に突入するとですね、5年前に放送したやつとか、3年前に放送したやつが多くなって、ほとんど録画しない月も結構あります。

後、次に書きますけど僕はWOWOWにも入ることが多くて入った時にかなり録画していると、新作映画がかなり録画できるんですよね。なのでBSプレミアムで放送していない作品でもすでにディスクを持っているということが結構あります。

それでも稀に何本かまだ観たことのない作品が放送されているので、録画する本数は0でもないんですが、5年前ウハウハしながらチェックしていたときと比べるとかなり減っています。さすがに何年も録画していると頭打ちになっている感は否めないです。

WOWOWに入ってみたら思いの外すごかった

(2020年7月追記)NHKBSプレミアム映画録画生活4年目に突入した僕は、2020年4月からWOWOWに入ってみることにした。

調べてみた感じ大量の映画が録画できそうだったので、入ってみた。そしたら録画できる映画の量が10倍くらいになった。

WOWOWは新作映画をめちゃくちゃ放送している。

例えるならば、TSUTAYAのレンタルDVDで新作および準新作のコーナーに並ぶような、DVDや配信で発売されたばかりの作品が、案外WOWOWに入れば見れたりします。

傾向としては新作映画もめちゃくちゃ放送している上、BSプレミアムでも放送するような作品、まだ放送されていない作品もたくさん放送されているという感じです。

2300円+税で合計2530円払えば、人気作・新作・旧作をガンガン録画できます。言わずもがなですがBSプレミアムと同じくCMなしで基本的にノーカットです。

BSだと映画ランキング常連の名作映画をメインに録画できますが、WOWOWに入ると、U-NEXTやAmazonプライム・ビデオなどでは300円とか500円くらい払ってレンタルしないと見れないような、新作・準新作の人気作、ハリーポッターなどといった作品も、タイミングさえ合えば録画できるようになります。

なので、新作映画が見たいという方はWOWOW一択だと思います。

デメリットは、

・お金がかかる

・録画できる映画が多すぎるので管理が大変になる(HDDの容量500GBとかだとすぐパンパンになります。1TBとか2TB以上のものを使いましょう)

・駄作も一定数放送される(大量の映画を放送しているので、売れた駄作とかも結構放送されます)

というような感じです。まあでも、BSで放送してくれないような名作映画から最近劇場で公開されたばかりの話題作からミニシアター系の秀作まで、幅広く、大量に放送してくれるので、非常に重宝してます。

WOWOWは地味にすごいのでBSの映画が気になるような方は絶対に入ったほうがいいと思います。初月無料なのでぜひともチェックしてみてください。

契約も思ってたよりかなり楽で、工事とかスカパーの契約とかしなくても、クレジットカードとテレビのB-CASカード番号だけで入会できます。詳しくはこの記事を読んでください。

WOWOWの入り方・メリット・デメリット|新作映画を見るならこれ一択です。

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