U-NEXTが見放題じゃないと言われている理由。
U-NEXTは、多くの見放題コンテンツを提供する動画配信サービスとして知られている。しかし、ユーザー・元ユーザーからは「見放題じゃない」「無料じゃない」という声も多い。
本記事では、なぜそのように感じる人がいるのか、なぜそういった口コミや評判をよく目にするのか。その3つの理由について詳しく解説する。
Contents
U-NEXTとは
まず簡単にU-NEXTについて説明しておく。
U-NEXTを簡単に説明すると
- 見放題作品29万本、レンタル作品4万本(2023年8月時点)配信の動画配信サービスで、月額は1990円(税込2189円)。
- 毎月1200(円分の)ポイントがついてきて、最新作のレンタルや書籍・コミックの購入、映画館でのチケットの割引などに使うことができる。(無料体験時は600ポイント)
- 4アカウントまで作れるため、4人家族の場合実質500円で使うことができる。
- スマホやタブレットだけでなく、テレビで見ることもできる。
というようなサービス。
コンテンツの傾向的には名作映画・ドラマ・アニメなどのバリエーションがえげつなく、ほとんど見れると言っても過言ではないくらい充実している。
わかりやすくいうならTSUTAYAが選ぶ名作映画100本のほとんどを見れるというような感じ。
そしてコロナ禍の間にリニューアルして、HBO MAXのコンテンツも見放題で見れるようになった。
『チェルノブイリ』や『バンド・オブ・ブラザース』などといった名作ドラマ、『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』や『ピースメーカー』などといった注目コンテンツも独占配信されている。
また、Paraviのコンテンツも見れるようになったので、『半沢直樹』『水曜日のダウンタウン』などといったTBSの人気コンテンツ、テレ東の番組なども見ることができる。
月額は2189円の動画見放題サービスではあるものの、新作のレンタルや映画館、電子書籍の購入などに使えるU-NEXTポイントが1200円分もらえるので、税込みの場合実質989円というサービスだ。実質的な価格は高いというわけでもないので映画などのエンタメが好きなら間違いなくおすすめできる動画配信サービスです。
U-NEXTが見放題じゃない・無料じゃない・有料ばかりだと言われている理由
U-NEXTで見れるコンテンツが、全然見放題じゃないと言われている理由は、主に3つある。
1・有料配信のコンテンツも取り扱っており、その品揃えもいいから。
2・そういう有料配信のコンテンツは、無料体験すれば無料で見れることが多いため、そういう広告をよく作っているから。有料配信のコンテンツをU-NEXTおすすめコンテンツとして紹介するサイトが多数あるから。
3・昔は本当にそうだったから。
というのが主な理由である。
1. 有料配信コンテンツの品揃えが豊富
U-NEXTは、動画見放題だけでなく、最新作や話題作を含む多くの有料配信コンテンツを提供している。最新映画や漫画などといったコンテンツを、U-NEXTポイントという、U-NEXTに入会したときもらえるポイントを使えばレンタルや購入ができる。というのが、U-NEXTのサービスだ。
そのため、U-NEXTでは、有料配信だったり、漫画に代表される有料コンテンツの、品揃えもかなり多い。だが、U-NEXTには基本、動画見放題サービスと思って入会する人が多い。
そのため、有料コンテンツが多い!となってしまうというのが、一つの理由だ。
U-NEXTはどういうサブスクなのか
ただ、こういう口コミを書く人は、よほどサブスクに入り慣れていない人なのだろうと感じる。
サブスクの意味をご存知だろうか。「動画配信サービス(VOD)」と「サブスク」には違いがある。知っている人にとっては言わずもがなのことだろうが一応触れておく。
レストランで例えると、動画配信サービスは焼肉店、サブスクは食べ放題だ。
VOD(焼肉専門店):
VODサービスでは、特定の映画やドラマを選んで視聴する。一つ一つ、メニューから好きな料理を注文するように、自分の好みの作品を選んで楽しむことができる。
サブスク(食べ放題):
サブスクリプションサービスは、一定の料金を支払うことで、様々なサービスやコンテンツを無制限に利用できる。これは、食べ放題のお店に行って好きなだけ料理を楽しむようなものだ。
焼肉専門店と食べ放題は、全く違う。一品ずつ注文する焼肉店も存在する。だが、焼肉きんぐ、牛角などといった焼肉専門店では、食べ放題を実施している。
こういうことだ。
U-NEXTというサービスを例えるとすると、食べ放題メニュー以外にも、有料メニューの品揃えもいい焼肉屋だ。普通の人は満足できる。品揃えがめちゃくちゃよくていろいろなものを楽しむことができるからだ。だが、松坂牛やワインなどといったメニューは有料という、そういう店である。
松坂牛ランクの肉やワインを頼みたいのなら、あまりおすすめできない。松坂牛ランクの肉だけを楽しめる、コスパのいい店もあるだろうし、ワインが飲み放題の店もあるからだ。
だが、黒毛和牛レベルのものが食べ放題で、サラダもデザートも品揃えは豊富である。U-NEXTとは、そういうお店である。
U-NEXTのメニューには、最新の映画や話題のドラマが多く含まれているが、これらの多くは有料コンテンツとして提供されている。見放題作品と比較すると、特に新作や人気の高い作品は有料で提供されることが一般的だ。例えば、最新映画などは、その価値から見放題対象とならず、個別課金が必要となる。
だが、名作映画やドラマ、TV番組などに関してはめちゃくちゃ見れるというサービスだ。
ただ、これに関しては人それぞれなのだと思う。U-NEXTで配信されている作品を見ても、見放題(食べ放題)のものが少ないと思う人も中にはいるだろう。
そういう人は、実際にU-NEXTのサイトに行ってみることをおすすめする。実際に検索してみればいい。検索は入会しなくても見ることができる。有料配信のものにはわかりやすくPのマークがつけられている。有料じゃないかどうかを見極めつつ、どういうものが見れるのか、それを確認するだけでほとんどの人は使えるサービスだと思うはずだ。
だが、新作に関してはそこまで見れない。場合によってはNetflixで見れるということもあるだろう。Netflixでは、他のサービスでは見れないような作品を、独占見放題配信することがあるからだ。Netflixで配信されているのであれば、Netflixに行けばいい。ただ、それだけだ。
2. 誤解を招く広告と他サイトの影響
U-NEXTの広告では、無料体験でポイントがもらえることを強調しているが、「全てが無料」と誤解されることが多い。
特に「無料で読める」といった漫画の広告が見られるが、実際にはポイントを使用する必要がある。
また、多くのサイトが「U-NEXTおすすめコンテンツ」としてNHKオンデマンドなどの有料コンテンツを紹介しており、これが全体が有料ばかりだという誤解を招く原因となっている。
U-NEXTの広告
U-NEXTは無料体験期間中にポイントを提供し、そのポイントを使用することで有料コンテンツを楽しむことができる。しかし、「無料で読める」「無料で視聴できる」といった広告表現が、全てのコンテンツが無料で見られるという誤解を生んでいる。
600円分のポイントをもらったとて、それを、そこまでみたいとは思わない、最新映画のレンタルにあてたら、お得には感じないだろう。また、漫画などを購入した場合は、ポイントを使用しても追加料金が発生することもある。なので、お得とは感じづらいだろう。
他サイトの影響
また、他のサイトがU-NEXTのおすすめコンテンツとして有料のNHKオンデマンドや有料の映画を紹介することが多く、これも、「見放題じゃない」という印象を強める要因となっている。
例えば「U-NEXT おすすめ」と検索したときに、出てきたサイトを見てみたら、一番上に『ハリー・ポッターと賢者の石』を勧めているサイトがでてきた。ハリー・ポッターは有料配信だ。現時点で、199円支払う必要がある。これを見てどう思うだろうか。U-NEXT見放題作品少ないじゃないかよと、思う人も多いはずだ。なんでこんなことが起こるのか。
おそらくだが、Googleの評価基準によるトラブルだと思う。先ほどの記事はプロバイダー会社が運営しているまとめサイトのものだ。そのため僕みたいな個人の弱小サイトよりもドメインが強く検索上位にあがりやすい。また、こういう記事を書く場合、10本紹介しているものよりも20本紹介しているもののほうが強い。
10本綿密に紹介した内容の濃いものよりも、20本紹介した内容の薄いもののほうが検索上位にあがってしまいがちなのだ。
そのため、本数を稼ぐために有料のものをカウントするケースはよく見られる。
U-NEXTに入れば見放題で見れるコンテンツを50本まとめたものを作るよりも、NHKオンデマンドのコンテンツをおすすめのコンテンツとして紹介して、U-NEXTに入ったら見たいコンテンツ100本紹介!という記事にしたほうが、検索したとき上位にあがりやすいのだ。
この結果、誤解を生み、U-NEXTに『鎌倉殿の13人』目的に入ったのに、見放題で見れないじゃんということが起こったりする。それが2つ目の理由。
3. 過去は本当にそうだった
過去は本当にそうだった節はある。それが3つ目の理由。
U-NEXTは以前、特に人気作が有料配信されることが多く、その影響で「見放題じゃない」という評価を受けていた。5年くらい前までは、多くのユーザーが有料作品ばかりと感じていたのだ。
僕は2018年に初めてU-NEXTというサービスに入会したのだが、そのときは、「見れないコンテンツは多いけれど、名作映画に関してはめちゃくちゃ見れる」という印象を抱いた。
こういうシステムをとっているのだから、ほとんどが有料でしか見れない動画配信サービスなのだろうと思っていたのだが、スティーブン・スピルバーグやマーティン・スコセッシなどといった名監督による名作映画の品揃えはAmazonプライムなどを遥かに超えていた。そのため、新作映画推しみたいな広告ばかり作ってるけど、名作映画目的で入会したらおトクなんじゃなかろうか、と思い昔記事を書いたことがある。
ただ、準新作映画とかに関しては、Amazonプライムとかのほうが見れる場合のほうが多いという印象だった。なので、見放題作品が少ないという意見は一理あった。
でも、コロナ禍頃から、U-NEXTは大幅に進化した。HBOのコンテンツとParaviのコンテンツが、お値段据え置きで見れるようになったのだ。つまり、『ゲーム・オブ・スローンズ』『半沢直樹』『水曜日のダウンタウン』などといったものが見れるようになった。ここだけでしか見れない人気コンテンツが、爆発的に増えたのだ。
また、先述の準新作映画も、以前とは違い見放題配信されるものが増えている印象を抱く。U-NEXTの見放題配信作品は、2020年頃から、劇的に増えているのだ。
U-NEXTの悪い口コミとしてネットで見かける意見は、果たしていつ書かれていたものだろうか、確認してほしい。
2019年以前のものの可能性も高い。「U-NEXT 見放題じゃない 知恵袋」などといったキーワードで検索したときに表示された口コミが昔投稿されたものだったら、その情報はあまり参考にならない。
以前とは比較できないほど、U-NEXTに入れば見放題で見れるコンテンツは、爆発的に増えているのだから。
まとめ
U-NEXTの評判が悪い理由は、
・有料の品揃えがいいから
・広告、他のサイトの影響
・以前の口コミをよく見かけるから
という理由が主だ。
U-NEXTは見放題で見れるコンテンツがめちゃくちゃ多い。だが、昔はそこまで多くのコンテンツを見れなかった。なのでU-NEXTは見放題じゃない!と感じている人の口コミが2020年以前に多い。
また、U-NEXTは有料のコンテンツの品揃えがいい。そのコンテンツを、見放題で見れるかのように、無料体験すれば見れると書いているサイトが多いというのが、U-NEXTの評判が悪い理由だ。
個人的な主観ではあるが、U-NEXTで見れるコンテンツのリッチさは申し分ない。実際HBOやParaviのコンテンツ追加により見放題作品は増加している。ただ、過去のイメージが根強く残っているため、誤解が生じている。
ただ、公式サイトを見てもらえれば分かる通り、U-NEXTで見放題配信されているコンテンツの量は、めちゃくちゃ多いです。
僕は自信を持っておすすめします。
退会処理のタイミングが悪くて損した人の口コミもよく目にするので、不安に感じるかもしれませんが、注意点は以下の記事にまとめたのでぜひとも読んでみてください。
U-NEXT無料トライアルの教科書
①U-NEXT無料トライアル入会前に注意すべき3点
②U-NEXTを無料トライアルの時点で確実に解約してお金をムダにしない方法
※本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。