
※(2022年6月追記)
この記事は2019年に書かれたものなのでかなり古い点があります。まずキャナルシティ博多のIMAXはIMAXレーザーに進化したため格段によくなりました。
とはいえど、この記事にかかれている通り日本で最高峰の劇場であるという事実は変わっていません。
新しいIMAXレーザーと比較した記事が読みたい方はこちらから飛んでください。
▷(2020年3月リニューアル)キャナルシティIMAXレーザー感想
▷ 同じ作品で検証|博多ドルビーシネマVSキャナルシティIMAXレーザー
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この前、IMAXで映画を見た後にドルビーシネマなるものを体験しました。IMAXと同じような通常上映をアップデートしたものですね。
なので、このドルビーシネマについてと、はしごしてみて分かった、IMAXシアターとの違いについて書いていこうと思います。
結論からいうと、ドルビーシネマが圧勝。リピ確定です。
※その他ドルビーシネマ体験レビュー
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Contents
そもそもIMAXシアターとは
正式名称はIMAXシアターではなくIMAXデジタルシアターのようです。
まあこの上映スタイルはかなりメジャーになっているので、ご存知の方のほうが圧倒的に多いと思うんですが、スタンダードな上映をアップグレードしたやつですね。アバターが10年くらい前の作品なので日本に上陸してもう10年以上経つんじゃないですかね。普通のスクリーンの上位互換です。
値段は2Dが+400円とか500円、3Dが+800円とか900円っぽいです。映画館によって値段が若干違うようです。
ドルビーシネマとは
で、ドルビーシネマは最近博多のTジョイ博多にできたばっかで、今年首都圏にもできる予定の上位互換シアター。
以下公式サイトより引用。
Dolby CinemaTM(ドルビーシネマ)は映像と音響のパワフルな技術に、卓越したシアターデザインが組み合わせられることにより、映画館を最高に魅力的なシネマ体験をお届けする空間へと変えます。
最先端の光学・映像処理技術を採用したドルビービジョン プロジェクションシステムによって、他の映像技術を凌駕し、広色域で鮮明な色彩と幅広いコントラストを表現するハイダイナミックレンジ(HDR)映像を実現します。
そして、ドルビーアトモスは、これまでにないリアルなサウンドでシアター館内を満たし、縦横無尽に空間内を移動させることで、今まで体験したことが無いような没入感を味わうことができます。
この両技術とドルビーシネマの洗練されたシアターデザインが一体となって作り出す空間の中で、驚くほど鮮やかでリアルな映像・サウンドをお届けすることで、まるで映画の世界に入ったような、劇的な進化を遂げたシネマ体験をお届けします。
まあ、これを読む限り、IMAXみたいなもの。って感じしますよね。
2Dは+500円、3Dは+900円。3Dだとキャナルシティ博多のIMAXより、200円高いです。
Tジョイのサービスデーの日にドルビーシネマで見ると、1100+900で2000円です。で、ユナイテッド・シネマは金曜日のサービスデーに見ると1000円なので、+800円で1800円。ドルビーシネマのほうが200円高いということになる。
IMAXよりもちょっとお高めといった印象ですが、このドルビーシネマ、思ってたよりめちゃくちゃすごかった。IMAXとは格が違っていた。
まずIMAXシアターで作品を見てみる
まずキャナルシティ博多でIMAXを体験。
IMAX&ドルビーシネマで先行上映中だった「スパイダーマン:スパイダーバース」を観賞しました。そもそもIMAXに興味なかったんですが、IMAX先行上映やってるうちに見ておきたかったんでチケットを買いました。その後、ドルビーシネマでやってることを知ってあちゃーってなりましたね。
作品の感想はレビュー記事を読んでいただくとして、IMAXの感想はまあ、「こんな感じだったなあ」というような感じ。スクリーンが通常より大きくて、画質も鮮やかだった。ただ、この映像を見るために毎回500円位課金したほうがいいのかと聞かれると、ちょっとどうかなと思ったりする。
臨場感を味わいたいんだったら、通常料金ででかいスクリーンで見れる劇場で、前列に座ればそれなりに迫力ある映画体験ができる。なので、課金してまで、毎度毎度IMAXでは見ないよなあという感じでした。課金するならそのお金で違う作品見たほうがいいんじゃねって思って、あまり使わないと思います。
で、次にドルビーシネマを体験しました。
そこそこ期待してたんですが、もう、その想像を優に超えてきて、度肝抜かれました。
ドルビーシネマ感想
ドルビーシネマは入口からすごい
『アリータ:バトル・エンジェル』を見に行ったんですが、ドルビーシネマの入り口はこんな感じ。
廊下にあるスクリーンに、アリータの動くポスターみたいな映像が流れています。作品の雰囲気を体感しつつ劇場の中に入る。
そして中に入ってみると広々とした座席とスクリーンが広がります。写真は撮れなかったので引用。
(公式サイトより引用)
イメージ画像とかではなくほんとにこんな感じです。通常のIMAXシアターよりも非常に居心地のいい空間でした。
ドルビーシネマは真っ黒なスクリーンが売り
映画の上映時間になると、テンションがあがるデモンストレーション映像が流れました。
黒い画面がスクリーンに写っています。こんな感じで。
通常のスクリーンと同じような、ちょっと明るめな黒です。
で、これがこうなる。
真っ黒。すごい。
これ、デジタル媒体で見てもわからないでしょうけど、暗闇のスクリーンで見ると感動しますよ。真っ暗にして見比べてみてください。
最初のスクリーンは、真っ黒にちょっと白要素の加わった色をしているんですよね。普通のスクリーンの色って光の影響とかでこんな感じになってると思うんですが、これが一気に真っ黒になる。
昔パイオニアから発売されていたテレビ「KURO」が、朝の番組、「がっちりマンデー!!」で特集されていたときに「テレビでは黒を表現するのが難しくて、完璧な黒が表現することができれば他のテレビを凌駕する、恐ろしく美しい映像を映すことができる」みたいなことを言ってたのを思い出しました。何年前の話だろう。アナログ放送が終了する前だと思うけど。
とにかく黒が鮮やかな映像ってめちゃくちゃきれいなんですよね。普通のスクリーンとぜんぜん違う。とにかく黒の表現が通常のスクリーンと格が違う。画面が大きくて鮮やかなIMAXを優に超えていて、ずっとこの画質で映画見たい……。と思ってしまうような体験でした。
どれくらい黒がすごいのかというと、上映中笑いそうになったんだけど影の色が超黒いんですよね。階段を降りる登場人物の影が未だかつて見たことない黒さで笑いそうになった。
いつもどおりの映画を見ているのに、きれいすぎて見たことない映像になってるんですよね。
そして音響的にもIMAXに明らかに勝っている。ドルビーシネマで流れるデモ映像は、IMAXで見るときに最初に流れるそれを圧倒していた。
あと、他にIMAXよりもいいなと思ったところはメガネですね。
IMAXはメガネ持ち帰りできるんですが、ドルビーシネマはできません。
そのかわりに、ドルビーシネマはディズニーランドとかUSJの最新アトラクションで使われてそうな、ガチのやつで見ることができます。
IMAXは100円で買える程度の、ちょっとちゃっちいメガネですが、ドルビーシネマは最新アトラクションみたいなやつで見ることができます。非常に見やすくて、居心地良かったです。
IMAXよりも空間や設備等が圧倒的にリッチ。なので、200円安いIMAXかドルビーシネマのどちらかを選べと言われたら、僕は間違いなくドルビーシネマを選択します。
IMAXはちょっと高いからなあ……。っていつも迷うんですけど、ドルビーシネマはお金に困ってなかったら迷わず選択するような感じでした。リピ確定です。
まとめ
というわけで、IMAXシアターVSドルビーシネマの対決は、個人的にはドルビーシネマの圧勝です。今年首都圏にできるようですが、今の所、福岡しかないようなので、近くに寄られた際はぜひとも体験してみてください。
映画好きなら一度体験すべきというよりも、もう一度体験したら戻れないというような感じでした。
個人的にドルビーシネマで『ROMA/ローマ』『ヒックとドラゴン3』あたり見てみたいです。旧作のリバイバルとかもドルビーシネマで見ると度肝抜かれそう。そんな企画もやってほしいなあ。
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