BD-R DLの実際の容量を解説。
NHKBSプレミアムやWOWOWで放送される映画を録画しまくってBD-Rに録画しまくっていた僕は今回初めて、BD-R DL 、すなわち50GBのブルーレイを購入してみた。
25GBダビングできるBD-Rのほうが明らかにコスパがいい上、BD-Rで事足りていたのでBD-REとは無縁だった。だけど、BD-Rの場合だと、4K放送を録画する際入りきらないことが多い。そのため今回、BD-RE を購入して4K放送をブルーレイに焼いてみた。
今回の記事では、意外とネット上にほとんど情報が載っていなかった、BD-R・BD-REで録画できる実際の容量や録画時間等について詳しく解説していこうと思います。
Contents
6種類のブルーレイの違い
まず簡単に、BD-RとBD-R DLの違い、その他ある4種類のブルーレイの違いを解説します。
録画用ブルーレイにはこの6種類のブルーレイがあります。
① BD-R / ② BD-RE
③ BD-R DL / ④ BD-RE DL
⑤ BD-R XL / ⑥ BD-RE XL
の6種類で、それぞれ、容量別、「追記型」か「書き込み型」かに分けることができる。
まず容量別のところから説明すると、BD-RやBD-REのあとになにもついてないのが25GBで、DLとついていたら50GB、XLとついていたら100GBになる。要は、①②は25GB、③④は50GB、⑤⑥は100GB分容量がある。
続いて後者の分類を説明すると、BD-Rが追記型で、BD-REが書き込み型です。
BD-Rだと、データを書き換えることができない。
つまり一度、10GB分のデータをブルーレイに録画したら、データを消したとしても10GB分の空きができない。
逆にBD-REだと、「書き込み型」なので、データの読み出し、書き込み、書き換えができる。ソニーの公式サイトによると約1000~1万回ほど繰り返して書き換えができるらしいです。
つまり、一度録画したデータを消せるか消せないかという違いがあります。BD-Rだとデータを消すことはできますが、消したことによって容量は増えない。でもBD-REだと増える。そういう違いがあります。
軽くこんな感じで説明してみましたが、今回取り扱うのは①と③。多分②と④にも共通していると思いますが、BD-RとBD-R DL の、実際の容量について解説していきます。
実際の記録容量とは
比較に入る前に、実際の記録容量のことについても軽く説明しておきます。
例えばiPhoneとかタブレット、SDカードの商品説明を見てると、容量が16GBだったり32GB、126GB、256GBと書かれていますが、実際に使ってみると違う場合多いですよね。
BD-R や BD-R DL も、あんな感じなんです。要は、iPhoneや売られてるHDDみたいに、録画用の BD-R や BD-R DL も、書かれている容量と実際の記録容量は違うということです。
つまり、BD-R・BD-R DLを購入しても、25GBや50GBのデータをまるまる録画にあてることはできません。実際の記録容量のことを踏まえた上で、購入しなくてはなりません。
ただ、この実際の記録容量についてかかれた記事、意外とネット上にないんですよね。
BD-RやBD-R DL で実際の録画できる容量に関して書かれている記事をネットで探してみましたが、全くありませんでした。
ネット上だと、1000バイトを1GBと定義すれば50GBになるけど、1024バイトと定義したら46GBになってしまうから誤差が生まれると書かれている記事を結構見ましたが、50GBの BD-R DL の実際の記録容量、46GBほど少ないわけではないんですよね......。
多分、(パソコンの場合は上記の説明があてはまるのだけれど)レコーダーでの録画に関しては1000バイト1GB定義のままでダビングできるのでそこまで容量は減らないものの、データ管理用(タイトルとか番組情報)に一部容量を割いているため、25GB・50GBよりも少なくなっているのではないか、と思います。
BD-R と BD-R DL の実際の容量を比較
では本題に移ります。
このBD-R DL と、BD-Rの実際の容量の比較をしていこうと思います。
実際の容量は、
BD-R(25GB)・・・24GB
BD-R DL(50GB)・・・48.2GB
でした。
BD-R / BD-R DL をレコーダーにそれぞれ入れてみると......。
空のBD-Rをレコーダーに入れると、こんな感じになります。
写真の上部を見てもらえればわかると思いますが、残24.0となっていますよね。ちょっと画質荒いですが。このように、空のBD-Rでは、24GB分のデータを、録画することができます。
対して、BD-R DLの場合はこんな感じになる。
残48.2GBと書かれています。
つまり、BD-Rを2枚使ってダビングするよりも、BD-R DL を1枚購入してダビングしたほうが、容量的には後者のほうが多く、かつ枚数も節約できるということになります。
BD-RとBD-R DL どっちがおすすめ?
では、この BD-R と BD-R DL 、ブルーレイに録画・ダビングしたいと思ったとき、どちらを買うべきなんでしょう。
これは人によりますが、僕はBD-Rのほうがベターだと思います。割とBD-Rだけで事足りるしBD-R DLは高いからです。
そもそもBD-Rの容量だけでも十分録画できる(ソニーの場合)
「BD-Rだと2,3時間くらいしかダビングできないだろうから、48.2GB録画できるBD-R DL の一択だろう。」と思う方もいると思いますが、割と、BD-Rだけでも事足ります。
ソニーのブルーレイレコーダーを使って、SRモードでダビングすれば、普通にきれいな画質で25GBブルーレイにつき6時間以上のデータを保存できます。
他のメーカーの場合はわかりません。でも、ソニーの場合だと、6時間以上録画できるようなモードで録画したとしても、テレビで見てるのとそんなに画質変わりません。
少なくともレンタルDVDショップで昔に発売されたDVDを借りてきて見るよりは明らかにきれいな画質で、映画や番組を録画することができます。
そのため、こういうレコーダーを使っている人にとって、別に BD-R DL を買わなくても事足りるんですよね。結構きれいな状態で6時間録画できるんで、こういう機能が備わっているレコーダーを使っている方の場合は、(普通の)BD-Rでも十分大丈夫だと思います。
6時間以上録画できるモードでも地上波放送とトントンな画質・音質で録画できるというレコーダーは他にもあると思います。そのため、説明書を読んだ感じ、そういう機能が備わっているレコーダーを使っている方は、BD-Rでもきれいな画質で十分ダビングできます。
価格差のことを考えると......。
あと、BD-RとBD-R DL は価格差が激しい。
BD-RはAmazonとかで割と安く購入することができる。このAmazonでよく売れているコスパのいいBD-Rは、2300円程度で50枚入りのものを購入できたりする。
BD-Rは意外とコスパがいい。割と DVD-R とか CD-Rとかと同じような(むしろ安い気がする)価格帯で、番組を高画質で、ブルーレイに焼くことができます。
だけど、BD-R DL を購入しようとすると、1枚につき100円以上かかってきます。
そのため、価格差がかなりある。
録画できる量はBD-Rの約2倍程度なのに、1枚につきBD-R3枚分ぐらい払う必要がある。録画できる量は2倍以上あるとしても、BD-R3枚分のコストをかけてBD-R DLを買うべきなのかということを考えると、コスパいいとは言えません。
4K放送録画ならBD-R DL以上
ただ、4K放送に関してはほとんどの場合、2本以上の映画を入れるとBD-Rに収まりきれないので、BD-R DL を買う必要があります。
4K放送ダビングに関してこの記事で触れるとめっちゃ長くなりそうなので別記事で書こうと思いますが、端的に言うと
「4K放送ダビングは意外と容量を食わないので BD-R DL で十分事足ります。が、シリーズ物3本収録ディスクみたいな、きれいなやつを作りたいんだったら BD-R XLのほうがいいかもね。」
という感じです。
まとめ
4K録画とかしない場合だったら、BD-Rのほうが圧倒的に安いので、BD-Rを買ったほうがいいと思います。
ただ、4K放送を録画するとなると、BD-R DL のほうが使い勝手がいい。4K放送をブルーレイに焼きたいんだったら、BD-R DL のほうがおすすめです。
まあでも、通常放送の場合でも2枚を1枚にできてケース代・場所を節約できると考えると、 BD-R DL のほうが使い勝手いいのかもしれません。
ただ初心者は高い BD-R DL でダビングしようとせずに安めの BD-R でダビングしたほうがいいんじゃないかとは思います。参考にしてみてください。
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