【四国唯一のIMAX】シネマサンシャイン衣山(愛媛・松山)感想|IMAXレーザーじゃないけど設備的にどうなの?

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シネマサンシャイン衣山IMAX感想。

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僕は今松山に来ている。誕生月だったのでバースデーきっぷで四国回りつつ行ったこと無いミニシアター行ってみようかなーというような感じで、福岡関空&関空松山のLCCフライトチケットをとった。だが、3日で4県回るのがものすごく面倒に感じたので、今回は松山と高知だけにしようと思い、今は松山をゆっくり回っている。なので、松山にある四国唯一のIMAX劇場に行ってみた。シネマサンシャイン衣山だ。

四国のIMAXシアター事情

最近僕はドルビーシネマでもIMAXレーザーの記事でもそれなりに順位をとっているため、旅行先にIMAXやドルビーシネマの劇場があれば行って比較記事を書くようにしている。むしろ、ドルビーシネマとかに関してはその劇場に行くために旅にでかけたりする。なので今回は、四国で唯一、IMAXが見れる劇場に行ってみた。シネマサンシャイン衣山のIMAXデジタルシアターだ。

四国にはIMAXレーザーの劇場もドルビーシネマの劇場もない。スタンダードなIMAXの劇場はここだけだ。正直僕はあまりIMAXデジタルシアターの映画は好きではない。なので、四国の映画好きがどんな思いをしているのか知りたいと思って行ってみた。

IMAX&IMAXレーザーとは

IMAXデジタルシアターの感想の前に、まずIMAXデジタルシアター(通称IMAXシアター)とIMAXレーザー、ついでにドルビーシネマについて軽く説明しておきます。

IMAXデジタルシアター(通称IMAXシアター)に関しては、もう既にかなりメジャーなものになっているので、ご存知の方のほうが圧倒的に多いと思うんですが、スタンダードな上映をアップグレードした上位互換みたいなやつ。並のスクリーンよりも大きく、鮮明で、臨場感のある映画体験ができるシアター。

で、最近はそれよりもすごくなったIMAXレーザーの劇場が増えてきている。

今までにない感動体験をすべての人に。
独創的な発想と優れたテクノロジーで映画鑑賞の可能性を
広げてきたIMAX®から、新たに「IMAX®レーザー」が誕生しました。
「IMAX®レーザー」は、革新的な4Kレーザー投影システムを採用し、
より鮮やかで明るく、深みあるコントラストの超高解像度映像を実現。
IMAX®ならではの大スクリーンに映し出すことで、
従来とは一線を画す劇的な体験をもたらします。
さらに音響面では、これまでの水準を超えるダイナミックレンジと
高密度サウンドを実現する最新の12chサウンドシステムを採用。
圧倒的な臨場感で客席を包みます。
これまでの限界を超えた新しい映画の世界へ。
その違いをぜひ体感してください。

(109シネマズ公式サイトから引用)

普通のIMAXデジタルシアターよりも映像美やサイズがアップグレードした上映形式だ。東京や名古屋にもあって、結構メジャーになりつつある。

IMAXレーザーの劇場は現時点で、

グランドシネマサンシャイン(GTテクノロジー)
109シネマズ菖蒲

109シネマズグランベリーパーク
109シネマズ川崎
109シネマズ名古屋
109シネマズ大阪エキスポシティ(GTテクノロジー)
ユナイテッド・シネマ浦添
ユナイテッド・シネマ札幌

にあるよう。

この中でも特に、2015年にできたエキスポシティのIMAXレーザー、IMAXレーザーGTテクノロジー(旧称:IMAX次世代レーザー)は、IMAXレーザーの劇場の中でも特にスケールが大きいことで知られている。この2館の特徴はとにかくバカでかいということ。僕はどちらも見に行ったことがあるけど、スクリーンのデカさの格が違って驚いた。さっきの茶色の太文字を押せば感想記事に飛びますんで、よかったら読んでみてください。

ドルビーシネマって何よ?

IMAXデジタルシアター・IMAXレーザーに似た上映形式に、ドルビーシネマというものもある。ドルビーシネマは2018年の秋にTジョイ博多に、日本初上陸したもの。今は大阪やさいたまのTジョイ系列・松竹系列の劇場などにもあって、IMAXレーザーと同じくらい浸透しつつある。


現時点(2020年1月現在)で「ドルビーシネマ 博多」とググれば公式についで2番目に本サイトのレビュー記事が出てくるので、ドルビーシネマに関してはその記事を参考にしてほしいけど、ほんとに凄いです。

Tジョイ博多ドルビーシネマ感想

梅田ブルクドルビーシネマ感想

MOVIXさいたまドルビーシネマ感想

丸の内ピカデリードルビーシネマ感想

ジェネリックドルビーシネマ(大スクリーン×ドルビーアトモス)感想

今まで行った名古屋以外のドルビーシネマレビュー

IMAXデジタルシアターで上映していても基本的に通常の上映形式で見るような課金嫌いの僕が、通常料金+500円のドルビーシネマを体験したら、基本的にドルビーシネマで上映される作品はドルビーシネマで見るというスタンスになるくらいのヘビーユーザーになった。通常のスクリーンとぜんぜん違う。

ドルビーシネマの特徴は、とにかく黒が鮮やかということ。

画面が大きくて鮮やかなIMAXデジタルシアターを優に超えていて、ずっとこの画質で映画見たい……。と思ってしまうような体験だった。

どれくらい黒がすごいのかというと、暗転する場面が完璧な黒なんですよね。通常のスクリーンだと暗転のときは明るめな黒ですが、ドルビーシネマは完璧な黒。ほんとにびっくりします。

そして音響的にもIMAXに明らかに勝っている。ドルビーシネマで流れるデモ映像は、IMAXで見るときに最初に流れるそれを圧倒していた。IMAXデジタルシアターとは格が違っていた。

で、昨年僕は大阪のエキスポシティに行って、初めて、ドルビーシネマの対抗馬とも言えるIMAXレーザーを体験した。IMAXデジタルシアターに圧勝するドルビーシネマと比較して、IMAXレーザーはどんな感じだったのか。端的に言うと、迫力・映像等十分課金するに値するけど、ドルビーシネマと比較すると映像美では若干劣るような感じがしたという感想を持った。

IMAXデジタルシアターに課金価値はあるのか

現時点あるこの、3つの上映形式を比較すると、

ドルビーシネマ>>IMAXレーザー>>>>>>IMAXデジタルシアター≒(or>)TCX

というような感じ。正直言って、昔からIMAXデジタルシアターには課金するほどの価値を見いだせていなかった。そもそも普通に考えて、今の時代はTCX(TOHO独自の大スクリーン)とかで見たら課金しなくても迫力のある映画体験ができる。画質もそこまで悪くなく、IMAXデジタルシアターとトントンのような映像体験がIMAXデジタルよりも安く体験できる。そのため、IMAXデジタルシアターに課金するほどの意義を見出せていなかった。そんな上映形式に+400円とか500円支払う気が起こらない。

IMAXレーザーやドルビーシネマに課金する価値は見いだせる。500円程度課金するに見合った映像体験ができるからだ。TCXに代表される、課金せずとも見れる大スクリーンよりも明らかに、IMAXレーザー・ドルビーシネマのほうが迫力があり、美しい映像体験ができる。そのため僕は、見たい映画がドルビーシネマやIMAXレーザーで公開されるときはできるだけこれらの上映形式で見るようにしている。だが、IMAXデジタルシアターには行く気が起こらない。

だが、四国にはまだIMAXレーザーもドルビーシネマも上陸していない。なので四国の映画好きは、迫力ある映画体験を課金したい場合、IMAXデジタルシアターで我慢しなければならない。イオンシネマ徳島にULTIRAがあったりするので、他の大スクリーンが売りの劇場で楽しむ方法はあるものの、IMAXやドルビーシネマで映画を楽しみたい方はここで我慢しなければいけないということになる。

でもこのシネマサンシャイン衣山のIMAXデジタルシアター、意外にスケールがでかくていい劇場かもしれない。なので今回、行ってみることにした。

今回見るにあたって『1917』をセレクト。正直言って、この作品に関してはしょぼい劇場で見たくなかったんですが、せっかくなのでこの作品で検証してみましょう。

シネマサンシャイン衣山に行ってみた

伊予鉄の路面電車で萱町六丁目で降り、徒歩10分程度のスタバで作業した後向かった。歩いて10分程度。スタンダードな方法で行くなら伊予鉄高浜線で衣山駅を降りて歩いていけばいい。

シネマサンシャインはアプリ会員がお得

松山市&その周辺エリアはシネマサンシャインの劇場が4/5を占めるシネマサンシャイン帝国。今回僕はアプリ会員に入会し、アプリのポイントを使って割引してもらい、購入した。

アプリ会員は年会費500円。6ポイントためれば1本無料。2ポイントで1100円で見れる割引券を発行できる。このアプリ会員は、入会時に1ポイントもらうことができる。そして木曜日に映画を見ればアプリ会員デーで1100円で見ることができる。なので、入会した直後でも、木曜に映画を1本見れば2ポイント貯まるので、2200円(+500円)で映画を2本見ることができる。

シネマサンシャインのアプリ会員はあまり使わない人にもお得なのか。検証してみた(工事中)

グランドシネマサンシャインIMAXレーザーGTテクノロジー感想

シネマサンシャイン衣山IMAXレーザー感想

結論から言うと意外とよかったです。普通に迫力ありました。前めの席に座ったら絶妙に大迫力を体感できるようなスクリーンだった。後方に座ったら間違いなくしょぼいけど、前方に座ったら意外とサイズ感が絶妙で驚いた。

視界に大スクリーンが広がっていて、かつ見やすいような、絶妙なサイズ感でした。そして映像的にも音響的にもかなりリッチ。なので、前方に座って見る分には、案外悪くないなと思いました。

予告編でわかった通常IMAXとIMAXレーザーの違い

ただ、やっぱりIMAXレーザーのほうが迫力ありますね。予告編を見てそう思いました。僕は最近ユナイテッド・シネマ札幌のIMAXレーザーを体験したんですが、札幌と同じ予告がこっちのIMAXが流れたとき、やっぱり札幌のほうがすごかったなと思いました。轟音が。

IMAXレーザーの場合、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の予告の時点で脳天ぶち抜かれたかのような衝撃を受けましたからね。轟音がすごすぎて。期待していたものよりはよかったんですが、やっぱりIMAXレーザーと比較するとIMAXレーザーのほうがいいよなあという感じはします。

質は期待よりも高かった。だけど400円は高い。200円くらいなら払ってもいいかなと思えるようなスクリーンだった。まあただ、そんなに悪くない劇場でした。

あと、個人的に気になった点がひとつある。

シネマサンシャイン特有?のデメリット

椅子が硬い。

なんか、松山のシネマサンシャインって椅子硬いんですよね。シネマサンシャイン大街道で前日見たときも感じたんですが、なんか椅子がユナイテッド・シネマとかと比較するとめっちゃ硬い。60分とかでお尻が痛くなるような椅子。なので鑑賞時そこまで快適ではなかった。時間を忘れて見入るような作品だった上、空いている日だったんで別にそんなにストレスは溜まらなかったんですが、見た作品が冗長で退屈かつ混雑日で人が隣にいる場合とかだったら気が滅入ってたと思う。

まとめ

意外とよかった。でもIMAXレーザーほどの迫力ではないので同料金とるにはコスパよくない。あと椅子が硬いといったところですかね。個人的に近くに住んでた場合+200円とかなら使うだろうなーというような感じでした。

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