【メリットは何?】映画を趣味にすることで得られるもの・映画がもたらす効果を映画好きが解説します

※当サイトにはプロモーションが含まれます。

映画鑑賞を趣味にするメリット・効用。

スポンサーリンク

僕は映画が趣味で、新作は年間劇場で100本くらい見ているし、動画配信サービスとかでも見ている。そんな僕が、映画を趣味にしてよかったなと思ったこと、映画を多く見ることによって得られたことについてまとめてみた。

映画を見ることにはストレス発散以外にもメリットがいろいろあるのに、映画を趣味にしている人があまりにも少ない。日本人が映画館に行く平均回数、約1回だそうです。なので僕は通常の人の100倍映画館で映画を見ていることになりますね......。

2019年新作映画ベスト10&50

映画人口を増やしたいので今回は映画好きの観点から映画を趣味にしてよかったと思ったメリットについてまとめます。

映画鑑賞を趣味にするメリット

映画を見ることによって得られるものやメリットは、

簡単に書くと

知識が身につく
違う人の人生の疑似体験ができる
メンタルが強くなる
ドラマより見るのが楽
趣味としては意外と安上がり

こんな感じです。

知識が身につく

知識がつきます。これは本にも漫画にもドラマなどといったコンテンツ全般に言えることですが、映画を見ることによって、知識が身につく場合が多い。

まあ『コマンドー』みたいな何も得るものがないということが逆に面白い映画には言えませんが、基本的に映画を見れば知見が広がります。

僕が最近見た映画で具体例を挙げると、例えばフィリピン映画の『母と娘』(※1)という作品を見れば、フィリピンの母子家庭が子供を養うお金を稼ぐために家族を離れて香港に行き、家政婦として出稼ぎに行くという文化が浸透していたということを知ることができる。

また、ベトナム映画の『モン族の少女 パオの物語』や『第三夫人と髪飾り』(※2)という作品を見れば昔の東南アジアでの女性の地位がどのようなものだったのか、どれほど男性至上主義だったのかについて知ることができます。

日本の場合は『おしん』とか見たら昔の人権感覚がどれだけひどかったのかわかりますよね。それと同じような感じです。

こういうよく知らない国の映画だったり、自分が知り得ない昔のことを描いた作品を見ることによって、どんな文化が浸透しているのか、していたのか、どのような問題があったのかをなんとなく理解することができます。

あとは美空ひばり主演の『たけくらべ』も勉強になりました。読もうとしても古語が多くて読む気が失せる樋口一葉の『たけくらべ』も、映像化作品を見ることでストーリーを大体頭の中にインストールできました。まんがでよむ名作文学とかと同じような感じで、勉強になります。

こういう名作文学の映像化作品は、いずれ読むにしても見ておくと理解しやすくなるんでね、名作文学を読む予習としても使えます。

さっき挙げたような

古典・名作文学の映像化
実話を元にした作品
自分が全く文化を知らない国の作品

は特に勉強になりますね。動画配信とかDVDとかで見にくい映画ばかり紹介していてなんか申し訳ないんですが、こういう作品を見れば自ずと知識がつきます。

また、映画という分類ではないですが、Netflixで配信されているようなドキュメンタリーとかいろいろ見るのも勉強になります。参考書とノートだけで勉強するよりも、わかりやすい先生の講義の動画授業を見たほうが記憶に残りやすいのと同様、良質なドキュメンタリーを見れば、読みづらい本を読むよりも記憶に定着しやすい。

あと好きな作品についてより知ろうと解説とか読んでると付随して知識がついたりしますね。例えばマーティン・スコセッシの『沈黙 -サイレンス-』とか『最後の誘惑』を見た後に解説本を読んだりして調べたら、一般教養として抑えておくべきキリスト教の基礎知識が身についたりします。

(※1)『母と娘』は経済的な理由で香港に出稼ぎに行き6年間働いた後マニラに帰国した女性が主人公。
家族思いでできるだけ離れたくないと思っていた彼女だったが、6年後に愛する家族と豊かな生活ができると考え、6年間の出稼ぎを選ぶ。
しかし電話も許されないような働き口で働く彼女は、夫の葬式が執り行われる際すら家に軟禁され働かされる。
そして6年間勤め上げ、やっとのことでマニラに帰ったもののさらなる苦難は待ち構えているし娘からは葬式に出なかったことを恨まれている。出稼ぎ労働について考えさせられるなかなか大変な話。

(※2)『モン族の少女 パオの物語』『第三夫人と髪飾り』は妊娠した女性が女の子を出産した際「男じゃないと意味がない!」と罵倒されたり、「男を産まないと女の生きる価値はない」と言われたりするシーンがある。

違う人の人生の疑似体験ができる

映画は、感情移入がしやすいように作られている。そのため、人生の疑似体験ができます。

例えば、『デトロイト』という実話を基にした作品を見れば、レイシストの警官が罪のない人を殺している現場で生死をさまよう疑似体験ができます。『炎628』や『プライベート・ライアン』みたいな戦争映画を見れば、戦場で味わう地獄を疑似体験できます。

Netflixオリジナルコンテンツの『ビースト・オブ・ノー・ネーション』を見れば、突如起こった紛争によって、その場にいた自分以外の家族全員が射殺されて少年兵になるしか生きる術がなくなる子供の人生を疑似体験できます。

いろいろ書くとネタバレになるので書けませんが、『ゲット・アウト』という作品を見ると知らぬ間に〇〇〇〇に出される疑似体験ができます。

基本的に映画には作り手の体験談が含まれているので、監督などの作り手が実際に体験した失恋だったり怒りだったり恐怖だったりが反映されている。映画を通じて、実際に起った出来事等を疑似体験できる場合が多いので、自分とは違う人生を歩んだ人のいろいろな体験を垣間見ることができます。

メンタルが強くなる

映画を年に何本も見るようになって明らかに変わった変化。以前よりもメンタルが強くなりましたね。

僕は小学生の頃、不安を抱え込むようなタイプで、先生に怒られたときとかずっと落ち込んでいるような、メンタルの弱い子供でした。でも映画を年間100本以上見るような生活を続けることによって、少なくとも以前みたいにビクビクはしなくなった。

なぜかというと、先程も書いたとおり映画は違う人の疑似体験ができるから。それを1年間に100〜200通りくらい体験するから。

子供の頃の僕の場合、例えば受験に失敗して親から責められたりしたら「これからどうしよう…」と抱え込んでいたと思います。

ですが、突如起こった紛争によって、その場にいた自分以外の家族全員が射殺される映画とか、娘たちと幸福な生活を送っている最中にコマンチ族が襲ってきてものの数秒で自分以外の家族全員が惨殺される映画とかをいろいろと見ていると、どうでもよくなってくる。

受験に失敗したとしても他の選択肢から最良のものを吟味すればいいし、そもそも受験に失敗した程度で人生が詰むわけなんかない。と、思うようになった。あと昨今のコロナ大流行のニュースを見たとき昔の僕なら陰鬱な気持ちになっていたと思いますが、そんなこともないです。今の日本に未だトイレットペーパーを買い占めたりデマを拡散する愚民が多いことには絶望しますがね……。

また、物語映画には基本的に起承転結の転がある。こういう転の状況に置かれた主人公が、起死回生の策を講じて逆転するような作品を多く見ていると、どんな困難な状況でも「どういう判断をするのがベターなのか」ということを冷静に考える癖がつきます。

話のネタになる

映画に詳しいと、話のネタが増えたりします。

例えば50代60代の人と話していると、60年代の映画は『メリー・ポピンズ』が好きだとか、『アパートの鍵貸します』を最近劇場で見たとか話をすると結構嬉しそうに話してくれるんですよね。あと海外行ったときに『素晴らしき哉、人生!』の話が出てきたときに「僕もその映画好きです」と言ったらちょっと盛り上がったり。名作映画は世界の共通言語なんでね、見ておくと話のネタになったりします。

映画は割と時間食わない?

映画は意外と時間を食いません。

例えば、『風と共に去りぬ』とか『ベン・ハー』みたいな、一般教養として見ておいたほうがいい超大作を長いからという理由で見てない人も多いかと思うんですが、3,4時間集中して見れば見たことになるんですよね。地上波ドラマとかだと8時間くらい見ないといけないけど、3,4時間だけで済むんですよね。なんで、ドラマとか見るよりも楽なんですよね。

なので、達成感を得たい方はドラマ見るよりもシリーズもの映画を完全制覇したり名監督の作品を全部見たりしたほうがおすすめですね。「ブレイキング・バッド全話見たぞ!」と「007全作見たぞ!」だと、前者のほうが大変だと思いますが、後者のほうが達成感あると思います。

趣味としては意外と安上がり

サービスデーのときに映画2本くらい見るような生活をしていると、映画館に月8本見るにしても、月1万円以内で済みます。意外と安上がりなんですよね。外に出て遊びに行ったり買い物に行くよりも安上がりで、有意義な時間が過ごせます。

月8本以上映画を劇場で見るような生活をしていると、かなり映画に詳しくなって人生が豊かになります。でも、月8本以上の映画鑑賞は、サービスデーとポイントカードを駆使すれば意外にも月1万円くらいあればできてしまいます。

月1万円払うほど経済的な余裕がないという場合でも、映画は見ることができます。レンタルで借りれば1本200円弱で済むし、動画配信サービスに登録すれば、500~1,000円で見放題になる。

Netflixに入れば世間で話題になっているオリジナルコンテンツを含めたコンテンツが見放題になるし、U-NEXTに登録すれば、大量の旧作映画が見放題になる。映画館での勧誘がうざいためものすごいイメージが悪いものの、アプリ自体は悪くなく、意外といろいろな名作映画が見放題だったりする。

 

アマゾンプライムに登録すれば、月500円でAmazonの送料・お急ぎ便・日時指定便が無料になるという特典のおまけにしてはおびただしい量のコンテンツが見放題になるし、Disney+(ディズニープラス)に登録すれば、ディズニーやマーベル、スター・ウォーズなどのコンテンツが見放題になる。

無料で映画を見たいのであれば、動画配信サービスの無料トライアルに登録すればいい。そうすれば、無料で大量の映画を見まくることができる。U-NEXTをはじめ、無料トライアルをしている動画配信サービスはかなりある。

Netflixレビュー
U-NEXTレビュー
Amazonプライム(・ビデオ)レビュー
Disney+(ディズニープラス)レビュー

また、僕みたいにずっとBSで放送される映画を録画しまくっていると、動画配信サービスやレンタルを使わなくても1年以上余裕で見る映画に困らない生活が送れたりする。(数えてないけど録画生活4年目に突入したんで、1200本以上はあります。)

BSの映画を2年間録画し続けてわかったこと

また、僕は4月からWOWOWに入会したので、そういう作品がもっと増えた。

調べてみた感じ大量の映画が録画できそうだったので入ってみたら、録画できる映画の量が10倍くらいになった。

WOWOWでは月に何百本も映画が放送されている。

僕は2年以上入退会を繰り返していて、気になる作品があったときに入会することが多いですが、新作映画の8割がた録画できます。

簡単に例えると、ハリーポッターもロード・オブ・ザ・リングも、スパイダーマンも、前年のキネ旬ベストテンの映画も、すべて録画できました。

WOWOWに入ると新作・準新作の人気作、BSでは録画できないようなハリーポッターなどといった作品が録画できるようになる。

WOWOWの契約の仕方と注意点|BSさえ見れれば超簡単です。

このWOWOWですら、月2530円で入ることができます。

映画館に行かなければ1000円とか2000円で見まくれますし、週に2本劇場で見たとしても1万円くらいで済むということです。ブルーレイとか集めだすとお金はかかってきますが、グッズやディスクを買わなくとも、映画は見ることができます。

まとめ

知識が身につく
違う人の人生の疑似体験ができる
メンタルが強くなる
ドラマより見るのが楽
趣味としては意外と安上がり

という映画を見るメリットについてまとめました。

映画を見ることにはいろいろとメリットがあります。なかでも個人的に一番メリットだと思うのは、メンタルが強くなったことですね。いろいろな他人の人生の疑似体験をすることで、自分が窮地に立たされたとき以前よりも冷静に判断ができるようになりました。疑似体験に慣れすぎて、最近はホラー映画を見てもそんなに怖いと思わなくなるというデメリット?もありますが。

映画を1本見ることによって、他人の人生の疑似体験を数時間ででき、それが今後の人生観に影響を与えたりする。ものすごくコスパのいい趣味だと思います。いきなり年間100見ろとまでは言わないですが、まずは月に数本くらい見てほしいですね。年間数十本見るだけでも、人生が豊かになると思います。

また、今の時代は動画配信サービスに入ればおびただしい量の映画を見ることができるので、動画配信サービスに入って時間のあるときに気になる作品を見るだけでも恩恵を受けることができると思います。

映画が見れる動画配信サービスとして僕が特におすすめしているのはさっき挙げた4つのサービス。、無料体験をやっているものもあるので、気になっているのなら早めにしておくことをおすすめします。

こういうサービスの無料体験はいつなくなってしまうか、いつ期間が短縮するかわかりません。後悔しないためにも早めにやっておきましょう。

おすすめの記事