
よくこんな映画作ったな。
もうこの言葉意外浮かんでこなかった。
映画を見る前はあるトラブルによって少々イライラしていて、そのこともいずれ記事にしようと思っているのだが、完全にぶっ飛んでしまった。
とりあえず、シリーズを見ている方は絶対に劇場でみたほうがいいし、見たことのない人はなるべく前作を予習して見に行くべき。大傑作です。
予習するべき作品は
このシリーズの1~5はこの最新作を見る前に一通り見たんだけど、なるべく予習をしておいたほうがいいと感じました。
というのも、完全にストーリーが5の延長線上で、最新作をいきなり見ても人物関係がよくわからないからだ。だからなるべく見といたほうがいい。5を見るのはマスト。あとなるべく3,4も見てほしいかなと言う感じですね。
1,2は正直いらないかなあ。ルーサーとは1,2の頃から一緒に仕事してるってことがわかるだけだし。
どこらへんがすごいのか
ひとことでいうとひたすらアクション。
ものすごい勢いでアクションシーンが続いていく。
この映画はもう、アクションを楽しむためだけの映画といってもいい。クリストファー・ノーランの影響、特に「ダークナイト」などに影響を受けたようなノーCGのアクションシーンがこれでもかと続く。そしてそのアクションシーンは全てトム・クルーズ本人がノースタントでやっている。
この映画はまずトム・クルーズがやりたいと思ったアクションシーンを先に撮影して、それから物語を考えるカンフー映画のようなスタイルで撮影しているため、一本の映画とは思えないようなアクションシーンが続いていく。
量・質ともに、アクションシーンは間違いなく4や5を超えている。「マッドマックス怒りのデス・ロード」に匹敵するくらいの傑作だと言う声も聞くけど、ほんとにそのとおりだと思った。
見ている時は「5のほうが好みかなー」って思ってました。でもそんなこと思いつつ「もうそろそろ終わりそうだなー」とか考えながら見てたらまだ見せ場があって大満足。150分程度と他の映画に比べると少々長尺だが、ちょうどいい。ちょうど腹十二分ぐらいになった感じ。大満足。
雰囲気としてはどちらかというと4に似てますね。ストーリーとかキャラクターとかは5のほうが好きなんだけど、アクションの量的に6に軍配があがるみたいなそんな作品でした。
まあ悪くはないんだけど、5みたいにベンジーとのBL描写がもっと強かったら最高でした。
今回スポットが当たるのはベンジーではなくて、ルーサーなんでまあそこんところはしょうがないですが。
あとジェレミー・レナー演じるブラントも出てきてほしかったですけどね。でも全体的に恐ろしくレベルの高い作品でした。ほんとに21世紀を代表するようなアクション映画になるかもしれません。
ただ気になるのは、御年56歳のトム・クルーズ君はこれを超える続編に出ることができるのか。
ミッション・インポッシブル7の公開が決定した場合、7ではこの6を超えるべきではあるが、どんな代物になるのか全く想像つかない。これ以上ド派手なアクションが続く映画というものを還暦目前のトム・クルーズがノースタントで演じることができるのだろうか。全く想像できない。
それくらいこのシリーズ最新作、アクションがすさまじい。
もう終盤とかは完全にアトラクション。まさか映画でこんな体験ができるとは思わなかった。
終盤に向かうにつれ予測不可能な地点にフォールアウトする今世紀最高のジェットコースタームービーだ!
なるべく予習して見に行ってください。