大傑作タイ映画「バッド・ジーニアス」を絶対に劇場で見てほしい3つの理由

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話題になっているタイ映画が近くのシネコンで上映されていたので見に行った。バスに乗って天神まで見に行く予定だったけど、地元でやってくれたので行かずに済んだ。普通のシネコンでザジフィルムズ配給の映画見るの初めてかもしれない。ありがたい限りである。

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結論から言うと、すっげえ面白かったよ。

近年製作されたアジア映画の中でも明らかに最上位に位置する大傑作だった。近くの劇場でやっているのならば絶対に見ておいたほうがいい。

最近結構アジア映画を見る機会があって、ベトナム映画「ゴミ山の大将」「アオザイ」、マレーシア映画「タレンタイム 優しい歌」、台湾映画「大仏+」といった感じで、割と多い。

だけど、これらの作品よりも圧倒的に面白いと感じました。「ゴミ山の大将」以外割と好きな作品ばっかなんだけど、個人的に「バッド・ジーニアス」が圧勝。ここまで面白い作品には出会ったことがない。

ただこの映画、「カメラを止めるな」などと同じく、何も予備知識を入れずに見たほうがいいと思う。なので、いつもはあらすじを書くところなんですが、あらすじではなく冒頭で描かれるストーリーに留めておきます。

「バッド・ジーニアス」あらすじ、というかオープニング

尋問室。ある少女がカンニングの容疑で捕まっているようだ。

彼女は自分の過去を語りだす。小学生の頃からずっと成績はオールA、さらに中学時代は首席と天才的な頭脳を持つ彼女の名前はリン。裕福ではない父子家庭で育った彼女は、その天才的な頭脳を見込まれ、進学校に特待生として転入する。

新しい学校で、出席番号が隣のグレースと親しい仲になる。勉強ができないグレースは、リンに勉強を教わるが、落としてはいけないテストで頭が真っ白になってしまう。

そんな彼女の姿を見て、リンは救おうとする。彼女に、ある方法で自分の問いた回答を伝達したのだ。

こうしてグレースはピンチを免れたのだが、そのことを聞いたグレースの彼氏、パットは、試験中にリンが答えを教え、代金をもらうというビジネスを持ちかける。そしてそれは、次第にとんでもないカンニング計画へと発展していく......。

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3つのおすすめポイント

こんな映画を見たことがない。カンニング・クライム・サスペンスという新たなジャンルを開拓したうえ青春モノでもある新種の娯楽作品だけど、超王道のような面白さのエンタメに仕上がっている。

とりあえず見とくかみたいな感じで見に行ったら期待の500倍くらい面白かったです。

その魅力がどこにあるのか、ネタバレのない範囲で紹介します。

1.緻密に作り込まれた脚本

脚本がすこぶる面白い。スクリーン上で想定外のストーリーが展開する。

まず主人公リンの過去が語られるが、この時点で予測できないようなことが起こったりする。

そもそも、この映画、どうなるのかが最初っから全くわからない。尋問室で始まるし。この尋問がいつ行われたのかわからないまま物語が進行していくのだ。

そしてこんなストーリーの物語を全く見たことがないため、予測ができない。カンニングといえど、天才が瞬速で解いてその答えを希望者に伝達するという、なかなか見ないタイプのものなので、すごく新鮮な気持ちで見入った。

終盤になると、とんでもないカンニング計画に発展する。世界を股にかけたとにかくスケールのでかいミッションになってくる。

これはもはやミッション・インポッシブル・シリーズの潜入シーンや、オーシャンズ・シリーズの強盗計画のように、綿密に考えられた計画を主人公たちは実行することになる。これ、おおげさに言ってるようにしか聞こえないけど、実際そうなりますよ。

この姿を見るだけでもとにかく楽しい。この大カンニング計画、先程挙げたような映画のように予期せぬアクシデントが起こったりしてものすごくヒヤヒヤする。

明らかに倫理的にアウトなので、いつ失敗してもおかしくない。だけど、絶対に成功してほしいと応援したくなるようなミッションがスクリーンで展開する。

成功してほしい。だけど、成功したらしたでこの物語がどう落とし前をつけて終わるのかが全くわからない。

こんな感じでどっちに転んでもおかしくないようなカンニングミッションがスクリーン上で進行する。

普段映画を見慣れてるから、この手の映画を見てもあまりドキドキしないタイプなんだけど、今回はマジでヒヤヒヤするシーンが多くて心臓に悪かった。慣れてる人でも手に汗握るような展開が待ち受けている。

2.スタイリッシュな映像

カンニングが題材の映画と聞いたら大体の人はコメディを想像するだろうと思う。「ザ・カンニング IQ=0」のようなバカ感がにじみ出ているような映画を期待すると思う。

だけど、この映画、めちゃくちゃ映像がスタイリッシュできれいなのだ。

この作品の監督、ナタウット・プーンピリヤはこの映画のヒットで一躍有名になったいわば「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督のような経歴の持ち主だけど、娯楽映画を何本も作ってきたプロが作ったとしか思えないようなショットが続く。

冒頭でリンがグレースに消しゴムを渡して自分の回答を伝達する描写があるけど、スタイリッシュすぎて笑ってしまった。近年見たアジア映画の中で最もクセが薄くて見やすい、映像の美しい作品だった。すごくスタイリッシュなのにやってることはカンニングという。ちょっと笑ってしまうような映像を楽しめる。

3.キャストがとにかく魅力的

あとキャストがよかったです。

メインキャスト4人と主人公リンのお父さんなど、すごくキャラがたってましたね。非常に魅力的なキャラクターで配役が素晴らしい。

一番好きなのはグレース。死ぬほどかわいい。やばい。タイプすぎてスクリーンを見るのがつらい。

かわいすぎ。最近見た映画の女性キャラで最も好き。インスタのアカウントを見つけて悶絶しそうになった。

 

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ออกกองไปด้วยกันนนน♥️ #moof49 #letsmoof #moof49review

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でもインスタで見るより映画の中のほうがかわいいんですよね。制服姿でリンといちゃいちゃするのが超かわいかった。ただこのシーンが前半だけで中盤から全くないのがちょっと残念。

もうこれ「オーシャンズ8」ばりの百合展開になってほしかったですね。とにかくこの二人がいちゃいちゃしてるだけの映画がみたい。

まとめ

不満点としてはもっとグレースとリンの百合展開を見たかったってことなんですけど、これ以外完璧と言ってもいいような作品でした。是非映画館で見てください!!

 

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