2018年の映画ランキングです。
上半期に見た「ちはやふる結び」「レディ・プレイヤー1」の記憶がだいぶ薄れているんですが考えました。
このブログで感想が一番読まれているあの作品はあえて入れませんでした。
※あくまで個人的な好みであって、映画の優劣をランキングにしているというわけではありません。
Contents
2018年ベスト映画トップ10
1.シェイプ・オブ・ウォーター
2.犬ヶ島
3.バッド・ジーニアス 危険な天才たち
4.スリー・ビルボード
5.ミッション:インポッシブル フォールアウト
6.デトロイト
7.search/サーチ
8.カメラを止めるな!
9.1987、ある闘いの真実
10.パッドマン 5億人の女性を救った男
こんな感じです。上半期で6位だった作品が2作すっ飛ばして今回も6位になってたりしてますが理由はあとで説明します。
2018年ベスト映画トップ10・1作品ごとに振り返る
1.シェイプ・オブ・ウォーター
上半期と順位一緒ですね。今年のアカデミー作品賞受賞作です。
ギレルモ・デル・トロ監督の作品はすごい好きというものがあまりなかったのでそこまで期待せずに見に行ったら前半1時間涙目になりながら見てました。音楽も映像も素晴らしい作品です。「パンズ・ラビリンス」のときよりも万人受けするようわかりやすくつくられている、新海誠監督でいう「君の名は。」みたいな作品だと思いました。
2.犬ヶ島
上半期に続いて2位。ウェス・アンダーソン監督が日本を舞台に描くストップモーション・アニメーション。圧倒的な情報量に打ちのめされる。
黒澤明がもしアニメ映画を作ったら?みたいな作品になっていて音楽も佐藤勝作曲のよう。
そして今の日本を思い出さずにはいられないストーリーが進行する。文句なしの傑作。
アカデミー長編アニメーション賞獲ってほしいです。
3.バッド・ジーニアス 危険な天才たち
カンニング版ミッション・インポッシブル。評判いいし見とくかあと思ってなんとなく見に行ったら期待の500倍くらい面白かった本作が3位にランクイン。ハラハラ・ドキドキ系の映画は見慣れているため映画をみてドキドキすることは最近ほとんどないのに、本作を見て久しぶりに心臓がキュッとなった。非常にサスペンスとして作りがうまかったし、ほんとに面白かった。あとグレースがめっちゃかわいい。昨年の福岡国際映画祭で上映されていたらしく、なぜ行かなかったのか後悔しました。それくらい面白い作品でした。
あと大事なことだからもう一度言うけどグレースが死ぬほどかわいい。
4.スリー・ビルボード
今年のアカデミー賞で最有力作品のひとつだった本作が4位。「ヒットマンズ・レクイエム」「セブン・サイコパス」などで知られるマーティン・マクドナー監督のドラマ映画。これらの作品よりも完成度が高く万人受けする優れたブラックコメディでした。
脚本がほんとによくできていて、もし映画を撮るんだったらこの映画みたいな構成にしたいと思うような作品でした。
5.ミッション:インポッシブル フォールアウト
シリーズ6作目。「マッドマックス怒りのデス・ロード」に次ぐ2010年代アクション映画の傑作と言われている本作。ストーリー的には5作目が一番好きですけど最高傑作はこの作品だと思います。ちょっとツッコミどころはあるけれどアクションのパワーで押し切ったような作品。
6.デトロイト
人種差別主義者の警官が不当な尋問の末、無罪の黒人を殺害したアルジェモーテル事件を基に描いた実録ドラマ。
上半期のランキングでは「レディ・プレイヤー1」と「ちはやふる結び」のほうが上なんですけど、この作品を超えるホラー映画はなかったかなあと思うので入れました。2018年最恐ホラーと言われている「へレディタリー継承」も見たけど、「デトロイト」のほうがホラーとして僕好みなんですよね。地獄が終わったあとに地獄を見るパターンがなんとも……。
7.search/サーチ
3週間くらい前に見たけど今更書いたところで読まれるかよくわからないのでまだ書いていない「search/サーチ」、傑作でした。
全編デジタルデバイス越しの画面で物語が進行するサスペンス映画として話題になった作品ですが、ちゃんとストーリーも練られていて実験的に撮影しただけの安易なものになっていない。
特にオープニングが泣ける。パソコン画面だけという制約をうまく使って親子の話を描いていてマジで泣きそうだった。言われてる通りほんとにカールじいさんに匹敵する。
少ない文字数だと書ききれないから今度また書くかも。
8.カメラを止めるな!
もうあまりにもブームになりすぎてるけどさ、ここまでヒットするとは思わんかったで。
福岡上陸翌日(初日はタイムスケジュール的に無理だった)に博多行って舞台挨拶行ったからね俺。久しぶりにコメディ映画で爆笑しました。
9.1987、ある闘いの真実
「タクシー運転手」も素晴らしかったけどこっちのほうが好き。予備知識なしでドキュメンタリーみたいなやつだろうと思って見に行ったらゴリゴリのヤクザものみたいな娯楽作でびっくりした。「タクシー運転手」のときも感じたけど、エンタメと社会性をバランスよく盛り込まれていて、韓国映画のレベルの高さに感心しました。
10.パッドマン 5億人の女性を救った男
この前見た映画で今後感想アップするかもしれない作品。
妻が生理用ナプキンを買えず、汚れた布を使いまわしていることを知った発明好きのラクシュミが安価な生理用ナプキンを開発しようと奮闘する。
インドで安価で安全な生理用ナプキンの普及に成功し、最終的にインドの女性地位向上に多大な貢献をした実在の人物、アルナーチャラム・ムルガナンダムの人生をフィクションを交えつつ描いたドラマ映画。ビジネスで世界を変えたスーパーヒーローの物語です。
これは凄まじかったです。偏見や差別と戦う前半はマジで見てられない。後半から怒涛のサクセスストーリーが始まってかなり心打たれる作品でした。
まとめ
と、ざっくりトップテンです。今年はなんか「5位~10位くらいには入れたい......。」ってなるような作品が多かったです。漏れたのは「判決、ふたつの希望」「若おかみは小学生!」「大仏+」(福岡国際映画祭で鑑賞)など。来年も注目作がかなり公開されるので楽しみです。
では。