今年の三月末からネットオフがやっているタダ本というサブスクに入ったのでレビュー。
入会して半年以上が経って、いろいろなメリットデメリットがわかったので解説していきます。 デメリットも無きにしもあらずですが、本をとにかくお得に買いたい人にはかなりおすすめです。
Contents
タダ本とは
タダ本は、年会費5800円で110円以下の本が無料で15冊注文することができるというサービス。つまり、15冊無料で本や漫画を注文できるというサブスク的なサービスです。
ラインナップはブックオフの100円コーナーに置いていそうな本が多く、ブックオフで毎月100円コーナーの本を物色して何冊か買っているひとにとってはかなり使えるサービスです。
一月15冊の本がタダでもらえる権利を年5800円で購入するサブスクということなので、1冊の料金は32円くらいで購入できるようになります。
※サブスクリプションとは
ちょっと寄り道してサブスクリプション、略してサブスクについて簡単に解説しておきます。
サブスクリプションは日本語に訳すと定期購読という意味になって、新聞や雑誌などを定期購読するように、毎月利用料を支払って対価を得るというような感じのサービス。
例えば、毎月の使用料金を支払って一定の量の映画・ドラマなどの動画コンテンツが見放題になるNetflix・U-NEXTだったり、配信されている音楽が広告無しで聴き放題になるストリーミング音楽配信サービスSpotify・Apple Music などといったサービスが普及してきています。
そしてこのタダ本は、年会費を支払えば毎月本を15冊無料で注文できるサブスク、というような感じになってます。
タダ本の特徴
タダ本の特徴は、ざっくりいうと、
・年会費制、年会費5800円
・毎月対象商品が15冊無料
・送料はネットオフ準拠(詳しくは後述)
・20万冊以上が対象
・クーポンがもらえる(これも詳しくは後述)
というような感じです。
タダ本の口コミ・評判
この超お得に感じるタダ本は、ネット上でも調べてみた感じ評判がよかった。
悪い口コミはありませんでした、強いていうなら人気作の在庫がすくないみたいなことを書いてあるサイトもありましたが、そんなにはないです。
個人的に感じたデメリットが結構あったんで、詳しくは後述します。
タダ本のメリット
タダ本のメリットはこんな感じ
・とにかく安い
・送料も無料にできる
・毎月クーポンがもらえる
先程書いたとおりとにかく安くて人気作が1冊32円で買えたりする。個人的に最近良く使っている漫画激安サイトに駿河屋とバリューブックスがあるんですが、これらよりもネットオフタダ本のほうが安い場合が多いです。
そして送料もやり方次第で無料にできるし、送料分安くできるクーポンももらえたりする。なのでとにかくお得に本を買いたい人におすすめです。
また、
・3/6/9点購入すれば送料が無料になる
・毎月クーポンがもらえる
というようなネットオフのシステム及びタダ本のサービスもあるので、使いこなせばかなりお得に購入することもできます。
タダ本のデメリットとして特にあげられがちなものを簡単に解説
タダ本のメリットはとにかく安いことですが、デメリットもいくつかあります。タダ本のデメリットとして特にあげられがちなのがこういうもの。
・15冊分✕12のスペースが必要
・1年間ずっと入ってないといけない
・状態が悪い
ただ、個人的にはそんなに気にならなかったです。
「15冊分✕12のスペースが必要」 というのは、普通の人ならば家が散らかると感じると思うけれど、僕みたいに自炊(電子書籍化)をする人はそんなに感じないと思う。
「1年間ずっと入ってないといけない」 15冊✕12も買わないといけないのは多いという口コミもありますが、むしろ足りないです。欲しい物がたくさんあるので15冊✕12では足りない。デメリットのところで後述するけど在庫切れたり値上げするかもしれないからもっと購入したくなります。足りないです。
「状態が悪い」という口コミに関しては、気持ちはわかりますがそんなもんじゃないかなという印象です。状態はブックオフの100円コーナーにあるもののクオリティです。なかには年季が入っているものもありますが、許容範囲です。少なくとも僕はそこまでひどいものにはあたっていない。ただ、ネットオフの最低価格のものがタダになるというサービスなので、最低価格相応のもっとひどい状態のものはあるかもしれないです。
というような感じですね。
イマイチだと思った点
タダ本の悪い評判としてよくあがるものは、そこまで気にならないです。ただ、個人的に気になったものが結構ありました。
ほしいと思ったものがすぐ売り切れたり値上がりしたりする
人気作はすぐ売り切れがちですし、タイミングによってはタダ本だった購入候補が突如値上がりしたりすることもあります。
たとえば僕が初期に集めていた『もやしもん』は最終巻以外タダ本みたいな感じだったのに、コロナ禍故なのか再ブーム化し、1冊300円位になりました。ブックオフの100円コーナーからもどんどん見かけなくなっていったので見かけたら即購入するというような感じになって、結局3冊しかタダ本で購入できませんでした。
タイミングが重要なので作品選びにかなりエネルギーがかかる
先程例にあげた『もやしもん』のようにタイミングによって値上がりするものもあれば、在庫がきれることも多いので、作品選びに時間がかかります。
在庫1点のみというような作品は、売り切れる可能性が高いので購入しておいたほうがいい。その結果、集めている漫画の後半を飛ばし飛ばしで購入するということも結構あります。
例えば、35巻完結でそこそこメジャーな『ハチワンダイバー』をなるべく安い料金で揃えようとします。 ネットオフでは現在、28巻くらいまでがタダ本の対象商品になっています。
このとき、3巻、6巻、9巻、11巻、16巻、22巻、25巻が在庫1点だった場合のことを考えてみてください。
11巻以降の4冊は購入したほうがいい。売り切れる可能性が高いしブックオフ実店舗でもなかなか置いていなさそうだから。
だけど、3巻とかは売り切れたとしてもブックオフ実店舗とかで安く購入できるかもしれない。 だから他の作品もカートに入れてみて15冊いかなかったら6巻と9巻も買っといたほうがいいかなー。
というようなことを考える必要があります。 超めんどくさくないですか、これ。
毎月、こういうことを考えながら買う必要があります。
送料について解説するよ
お得に購入するには、先程のことプラスアルファ、送料のことを考える必要があります。
なのでちょっと解説しますが、この送料については詳しく書こうとするとかなり長くなるのでざっくりと書いていきます。
ネットオフ公式サイトにはこう書かれています。
つまり、送料を無料にするには
・3000円以上購入する
・3/6/9点対象商品を、1000円以上購入する
の二択になる。
もしくは、送料を諦めて、3/6/9点購入する必要がある。
この場合は送料はかかるものの、合計3000円以下で10点購入したりするよりも送料が安くなります。
んで、タダ本の場合は0円です。
つまり、 タダ本ユーザーがサービスを利用しつつ送料を無料にするには
・別途3000円以上購入する
・3/6/9点対象商品を踏まえつつ、1000円以上購入する
というような感じになります。
後者に関してわかりやすく例えるならば、 8冊のタダ本と、3/6/9点対象商品かつ1000円以上の本を1冊 だったり、 4冊のタダ本と、2冊の合計1000円以上の本 というような感じで購入すればうまいこといく、ということです。
とはいっても、このとおりに購入しても12冊なので、3冊残ってます。
つまりその月にもう一度、3冊注文する必要があります。
このとき、
・3冊タダ本だけを購入、送料150円を支払う
・3冊タダ本を購入、同時に3冊、6冊本を追加して、送料を安くする
・3冊タダ本を購入、同時に3000円以上違うものを購入して送料を0円にする。
というような感じになると思います。
ただ、こんな感じで頼むのはめんどくさいので、 8冊のタダ本と3/6/9点対象商品1冊を購入した月は、7冊のタダ本と3/6/9点対象商品2冊を購入したほうがお得だし楽です。
で、このタダ本は毎月クーポンを貰えるので、送料分を安くすることもできます。
5ヶ月目以降にもらえる300円分のお買い物クーポンは150円割引✕2の300円分。
つまり、 3/6/9点対象商品の送料を0円にすることができます。
ただこのクーポンはタダ本だけ購入する場合には使えないので、タダ本対象ではないものを1冊なり2冊なり購入する必要があるんで注意が必要。
なので、
1・タダ本を7冊+別途3/6/9点対象商品を2冊
2・タダ本を8冊+別途3/6/9点対象商品を1冊
というような感じで購入したらクーポンが使えるため、送料を0円にすることができます。
こういうことは実際に使ってみればなんとなくわかると思いますが、タダ本を使う際はこういうことに気をつけながら、使う必要性があります。
スマホサイトもPCサイトも使いづらい要素がある
ネットオフのサイトはアマゾンや駿河屋などに比べてかなり使いづらいです。 スマホサイトのデメリットは お気に入り商品を確認しづらい。
PCサイトのデメリットは 検索結果、お気に入り商品一覧を見た時、在庫1点の商品に<在庫残り1点!>の文字が表示されない。
というような感じで、どちらもかなり使いづらいです。
優秀なプログラマーを雇ってください。ほんとにお願いします。
クーポンの場所わかりづらすぎるわ
クーポンの場所が分かりづらいというデメリットはあるものの、場所さえ知っておけば使い損ねることはありません。
ただ使えるクーポン一覧に表示されないのはちょっと卑怯じゃね?って思います。使えるクーポンのところではなく、タダ本会員情報から見てください。
まとめ
世間の評判と個人的な感想をざっくりと、淡々と書いていきましたが、おすすめです。結果デメリットのほうが長文になりましたが、とにかく安いのでおすすめです。
特に自炊をして本を読む人にとっては、場所もとらないし安く読めるしでいいとこづくめです。コスパがとにかくめちゃくちゃいいので。
ただ使いづらい点もいろいろあるかな……。というような感じです。
商品が探しづらかったりはしますが、ブックオフの100円コーナーに置いてあったら買いそうな銀の匙の13巻までを32円で手に入れることができました。残りの2巻は他のサービスや、ネットオフでお金を払って購入しましたが、それを踏まえても僕が知る数多の古本通販サービスの中で15冊のセットを最も安く購入することができました。
とにかくお得に、いろいろな本や漫画が読みたい!という方は試してみてください。