
Apple One(アップルワン)をおすすめできないケースを解説。
Apple Oneは、Appleが提供する複数のサービスをひとまとめにしたサブスクリプションプランであり、多くのユーザーにとって非常に魅力的な選択肢だ。
Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、そしてiCloudのストレージが一つのプランで利用できるため、個別に契約するよりも圧倒的にお得だ。
多くのユーザーが欲するApple MusicとApple TV+を個別に契約するよりも安くなる。
しかし、Apple Oneがすべての人にとって最適な選択肢であるというわけではない。ということに先ほどApple Musicについて調べていたら気づいた。学生は、Apple Musicのほうがおすすめだ。それによっていくつかサービスを使えなくなるが、こちらのほうが明らかにコスパがいい。
本記事では、Apple Oneが本当にお得なのか、特に学生に焦点を当てて解説します。
Contents
Apple Oneとは
Apple Oneに入会すると、4つのサービスを受けることができる。簡単に説明するとこんな感じのサービスだ。
4つのサービスを簡単に解説
Apple Music (iPhoneユーザーで音楽聴きたいならこれ一択の音楽配信サブスク)
Apple TV+(コスパは悪いが、どんどん話題作が作られる可能性の高い動画配信サービス)
Apple Arcade(有料ゲームサブスク)
iCloud(少なくとも50GBだけでも入っておいたら精神衛生上いいし色々楽なストレージ)
それぞれ金額は
・Apple Music 個人(1,080円/月)
・Apple TV+ (900円/月)
・Apple Arcade (900円/月)
・iCloud+ (50GB, 130円/月)
という感じになる。
Apple Musicは、iPhoneユーザーなら一番使いやすい音楽配信サービスだ。類似のサービスにSpotifyプレミアムやAmazon Music Unlimitedなどがあるが、Appleが推奨しているApple Music を使ったほうが、他のiPhoneの機能だったり、Apple WatchやiPadなどといった他のApple製品とも連動しやすい。
Apple TV+は、今のところそこまでコンテンツは多くなく、Netflixなどと比較すると見劣りしてしまう動画配信サービスだが、映画好き・ドラマ好きなら必見の優れたコンテンツが見放題になる。
このサービス、もともと影は薄かったが、2022年くらいからNetflixなどと並ぶ動画配信サービスになることを期待されるようになった。
Apple TV+オリジナルコンテンツとして制作された『コーダ 愛のうた』がアカデミー作品賞を受賞したからだ。
この作品は日本ではGAGAが配給した作品だが、AppleTV+オリジナルコンテンツだ。この作品が、Netflixなどよりも先に、アカデミー作品賞を受賞した。それからAppleTV+はより注目されるようになった。
ドラマシリーズでは『テッドラッソ』『パチンコ』などといったものが評価されており、Netflixにおける『イカゲーム』『クイーンズ・オブ・ギャンビット』のような、人気ドラマシリーズと化している。
だが、月額900円と、コンテンツ数の割に高いのが難点な動画配信サービスだ。
Apple Arcadeは僕はあまり使ったことがないし使うつもりもないし、皆さんにもおすすめしません。
有料ゲームが遊び放題のサブスクだが、スマホゲームは時間が溶ける。知的でためになるようなゲームがやれるのならやろうと思うが、見た感じ、時間が溶けるだけの暇つぶしゲームしか見当たらなかった。時間はもっと有効に活用したほうがいいと思う。やりたい人はやればいいと思うが僕はおすすめしない。
iCloudは、自分が今使っているiPhoneの写真やメモなどをMacBookだったりiPadなどといったデバイスでも簡単に同期できるオンラインストレージサービス。
基本的に5GBは無料だが、5GBを超えると写真やメモは同期されず、iCloudストレージの空き領域が不足しています というメッセージと共に課金を勧めてくる。
この課金をしなければスマホが壊れたりデータが消えたときデータがおじゃんになるが、課金をしていたらMacBookなどから簡単に見ることができるし、スマホを買い替えたときに見ることもできる。そのため、50GB版だけでも入っておいたほうが楽。
簡単に説明するとそんな感じになる。これらのサービスにまとめて安く入ることができるのがApple Oneだ。
Apple Oneのプランと金額
Apple Oneのプランとその内容は以下の通り。個人プランとファミリープランがある。
個人プラン:価格 1,200円/月
サービス内容:
・Apple Music 個人(1,080円/月)
・Apple TV+ (900円/月)
・Apple Arcade (900円/月)
・iCloud+ (50GB, 130円/月)
・個別合計 3,010円/月
・節約料金 1,810円/月
ファミリープラン価格1,980円/月
サービス内容
・Apple Music ファミリー(1,680円/月)
・Apple TV+ (900円/月)
・Apple Arcade (900円/月)
・iCloud+ (200GB, 400円/月)
・個別合計 3,880円/月
・節約 1,900円/月
というような感じになる。
見ての通り、4サービスとも契約している人は明らかにこっちに入った方がいいし、音楽と映画やドラマなどのコンテンツを楽しみたいけれどゲームをしないからいらないと思っている人も、入った方がお得。
Apple Music とiCloud50GBを契約したらおまけでApple TV + とApple Arcadeがついてくるというような考え方をしてもいいけれど、この4つのうちのなんかしらのサービスを使うのであれば、間違いなくお得になる。そんなサービスです。
正直言って僕にとっていらないんじゃないの?というサービスもあったりするけれど、それを踏まえても1100円でこのサービスが使えるのは、結構お得だと思った。Apple MusicのついでにAppleTV+に入会すれば、1,000円くらいのApple Musicに+数百円でAppleTV+を見れることができると考えれば、ものすごくお得に感じる。なので、この2つのサービスを使いたい人なら、絶対にApple Oneに入ったほうがお得だ。
だが、例外がある。学生の場合だ。
Apple Oneはお得なのか
Apple Oneは見るからにお得である。だが、学生の場合は、Apple Musicに入ればApple TV+を見ることができる。なので、この2つの機能を使いたいだけの人ならば、Apple Musicに入ったほうがいいと思う。
Apple Musicの学生向けの特別プラン
学生向けApple Musicプランは、特別割引価格で提供されており、月額580円で利用できる。
このプランにはApple TV+も含まれており、学生は音楽と動画コンテンツの両方を楽しむことができる。
通常、Apple Musicは月額1,080円、Apple TV+は月額900円だが、学生プランを利用することで、これらのサービスを非常にお得に利用できる。Apple Oneの料金は1,200円だが、それと比較しても580円のほうが明らかに安い。
Apple Oneとの比較
Apple Oneの個人プランには、学生向けApple Musicプランに含まれるApple TV+が既に含まれている。そのため、Apple MusicとApple TV+が見たいという人で、Apple Arcadeに興味のない人は明らかに学生向けプランのほうがお得になる。
iCloudストレージは、写真、書類、メモなどのデータを複数のデバイス間で同期するために非常に便利なサービスで、あったら便利だと感じる人も多いだろう。学生にとって学業に関する資料やメモをどのデバイスでも簡単にアクセスできること、またゼミやサークルなどで撮った大量の写真をクラウドで保存出来る機能は魅力的だろう。
それならば、個別に入会したほうがいい。必要に応じて、iCloudの50GBプランに月額130円で加入することも可能だ。
具体的なコスト比較を見てみると、以下のようになる。
・Apple Music学生プラン(月額580円)
・iCloud 50GBプラン(月額130円)
合計:月額710円
これに対して、Apple Oneの個人プランは月額1,200円だ。
つまり、学生向けプランとiCloudの組み合わせは、Apple Oneよりも月額490円安くなる。
Apple Arcadeの必要性
さて、Apple MusicとiCloudに入会することで、Apple MusicとAppleTV+と、iCloudの機能が使えるようになるが、どう思うだろう。これで710円だ。
これにApple Arcadeを付け加えようとすると、金額はオーバーする。1,200円は超える。900円のゲームサブスクにも入会したいと思うなら、Apple Oneに入会したほうがいいだろう。
だが、先述した通り、Apple Arcadeに入ると時間が溶ける。貴重な大学生活をスマホゲームに使うというのは、僕を含め大学時代によくやりがちなことだが、後悔することが多い。僕はそこまで熱中はしなかったが、それでも少し後悔が残る。あのときあの謎数字パズルをやっていた時間でなにか有意義なことはできなかったのかと思うことは多々ある。
また、無料よりも作り込まれた有料のゲームが多いため、より遊んでしまい貴重な時間を無駄にしてしまうだろう。
時間を有効活用したいのなら、Apple Arcadeでゲームをプレイするのはおすすめしない。
まとめ
Apple Oneは、多くのユーザーにとってお得なプランだ。音楽、映像、ゲーム、クラウドストレージという多岐にわたるサービスを一つにまとめることで、各サービスを個別に契約するよりもコストを抑えることができる。
Appleのエコシステムに深く入り込んでいるユーザーにとって、Apple Oneは非常に魅力的な選択肢だ。
しかし、すべてのユーザーにとってApple Oneが最適な選択肢であるとは限らない。
特に学生にとっては、Apple Oneに加入することが必ずしも経済的ではない。学生向けのApple Musicプランを利用することで、月額580円でApple TV+も視聴できるため、Apple Oneの月額1,200円の個人プランに比べて大幅にコストを削減できる。
また、iCloudストレージに関しても、必要に応じて50GBのプラン(月額130円)を追加することで、合計710円で必要なサービスをすべて利用することができる。これにより、Apple Oneの個人プランと比べて月額490円、年間で5,880円の節約が可能となる。学生にとってこの差額は大きいだろう。
これにより、Apple Arcadeを使うことができなくなるが、興味がない学生にとっては全然問題ない。ゲームに時間を溶かしてしまうよりも、読書や映画鑑賞、勉強などに時間を割いたほうがいいと思う。
ゲームに時間を割く割かないは人それぞれだろうが、このサービスを受けるか受けないかで、金額が全然違う。学生限定価格で、この金額で音楽と映画・ドラマを楽しむことができる。
学生のみ割引を受けられるプランは、よほどのことがない限り学校を卒業したら二度と受けられない。
学生は、Apple Musicを半額以下で加入することができ、Apple TV+も見れる。通常入会した場合の約7割引で受けることができる。こんな貴重な機会なのだから、僕はAppleMusicに入るべきだと思う。僕が学生だとしたら、絶対にこちらに入る。
ただ学生じゃないのであれば、絶対にApple Oneに入ったほうがいい。音楽と映画・ドラマが見れるってだけで1,200円の価値はある。1000円くらいする音楽配信サービスに+数百円でApple TV+が見れると考えるとかなりお得です。参考にしてください。