先月近くのレンタルショップが潰れた。
安い日には50円で借りることができ、重宝していたのだが。
なかなかほかの店においてない「女王陛下の戦士」をいつか借りようとずっと思っていたのに、借りる前にいつの間にか潰れてしまった。
昨今の動画配信サービスに追いやられてしまったのだろう。
動画配信サービスは便利だ。NetflixやdTV、Amazonプライムなどのサービスに入っていれば、かなりの量の作品を見ることができる。タブレットで気軽に見れるうえ、レンタルに行く手間が省けて楽。
最近U-NEXTという動画配信サービスに入ったのだが、ものすごく便利だ。
ネット上ではすごく評判が悪いけど、実際入ってみたらものすごく配信数が多くて値段相応、あるいはそれ以上のサービスだった。
そのことについては前にまとめたのでそちらを参照してほしい。
だけど、このサービスを使っても見れない作品はゼロではない。本当に見たい作品が、配信サービスで配信されていなければ、レンタルで探すしかない。最近見た映画の関連作を予習や復習に見ようとしても、絶妙に入ってなかったりすることがある。
だからレンタルショップも割と使ったりする。だけど現状、どんどんそういった店は潰れていっている。
近くの店が潰れてレンタルできなくなったとき、こんな時には、ネットの宅配レンタルサービスが便利だ。
そこで、僕が一番コスパがいいと思っているレンタルDVDサービス、ゲオの宅配レンタルについて紹介していきます。
Contents
ゲオの宅配レンタルとは
TSUTAYAディスカスとかにも以前入っていた。だけど、一番コスパがよくて使いやすいと思ったのはゲオの宅配レンタル。
見たい作品が借りれるかどうかなどいろんなことをひっくるめて、一番このサービスが僕にあってた。ただスポットレンタルのほうばっか使ってる。
スポットレンタルとは、通常会員のレンタルで、各自好きな時に借りることができるレンタル方式。
ディスカスと似た、月8枚好きな作品を借りれる月額コースには入っていない。
個人的にはスポットレンタルのほうが性に合ってて、こっちのほうがおすすめ。
なのでスポットレンタルについての話をします。
月額コースと大きく違うところは、送料がかかるところだ。1~7枚で313円、8~16枚で518円、17~20枚で604円の送料がかかる。その代わり、月額コースとは違うメリットもある。
GEOの宅配レンタルで借りるメリット
キャンペーン時に借りるとかなりお得
通常は税込103円からだが、結構な頻度でキャンペーンをやっている。
旧作は一枚50円で借りることができる。別途送料はかかるけど、それでも通常店舗で借りるよりも安い場合が多い。キャンペーン時の値段を計算してみます。
枚数 | 一枚あたり | 送料 | 合計 |
1 | 50 | 313 | 363 |
2 | 50 | 313 | 413 |
3 | 50 | 313 | 463 |
4 | 50 | 313 | 513 |
5 | 50 | 313 | 563 |
6 | 50 | 313 | 613 |
7 | 50 | 313 | 663 |
8 | 50 | 518 | 918 |
9 | 50 | 518 | 968 |
10 | 50 | 518 | 1018 |
11 | 50 | 518 | 1068 |
12 | 50 | 518 | 1118 |
13 | 50 | 518 | 1168 |
14 | 50 | 518 | 1218 |
15 | 50 | 518 | 1268 |
16 | 50 | 518 | 1318 |
17 | 50 | 604 | 1454 |
18 | 50 | 604 | 1504 |
19 | 50 | 604 | 1554 |
20 | 50 | 604 | 1604 |
7枚借りた場合、663円なので、1枚あたり約95円。
16枚借りた場合、1318円なので、1枚あたり約82円。
20枚借りた場合は1604円、一枚あたり約80円で借りれるわけだ。ネットの割に安く借りれる。
割とレア映画も置いている
通常の店には置いていないようなDVDも置いていたりする。
それが100円以下で借りれるのはかなりありがたい。
例えば、下にスクショを載せている「松嶋×町山 未公開映画を観るTVシリーズ」の作品は、店頭に置いているのを見たことがない。昔から見たかった作品なのでとてもありがたかった。こういうようなラインナップも結構あったりする。
この作品については、最近U-NEXTで配信されていることが判明したのだが、U-NEXTで配信されていない作品もあったりする。都市部のTSUTAYAやGEOに行かないと借りれないような作品も気軽に借りることができ、田舎暮らしをしている人にとって、結構便利だ。
例えば、日本のドキュメンタリー映画を代表するような一作、「ゆきゆきて、神軍」のDVDは、あまりレンタルショップに置いていないけど、ここだと置いていたりする。競争率は高いと思うけど、運がよければ借りてみることができる。実際僕は監督の最新作が公開されたころに、運良く借りてみることができた。
GEOの宅配レンタル・デメリット
借りすぎてしまう
「20枚借りたら80円になる」のくだりで、おそらくほとんどの人が思ったであろう。よほど時間のある人でない限りそんな量のDVDを見ることはできない。
しかし一気に借りれば借りるほど安くなる。そのため借りすぎてしまって、全部見きれなくなるという本末転倒なことも起こりやすい。
スケジュールに合わせて、どれだけ借りればお得なのかも踏まえつつ、借りなければならない。
一番おすすめなのはCDも一緒に借りること。CDのラインナップもなかなかのもので、結構そろってる。レンタルも50円だから一緒に借りればお得。
と、以前は書いていたんだけど、音楽配信サービスに入っている場合、あまり使えないし、どう考えても音楽配信サービスに入って聞いたほうがいいので、そういった方にはあまり勧められないし、どう考えてもこういった音楽配信サービスに入っておいたほうがいい。Amazon Music Unlimitedについては以前記事にもしたけど、Amazon Music Unlimited やApple Musicに入っているのならば、そちらで聞いたほうがいい。ただ、邦楽の場合、好きなアーティストの楽曲が全て配信されていることは少ないので、そういった場合はレンタルするのもありだと思う。
借りにくいものはとことん借りにくい
倍率が高いのか、なかなか借りれない作品があったりする。クイーンのSHM-CDはなかなか借りれない。
また、歴史に残る名作や、普通のレンタルDVD・CD店なら置いていて当たり前の作品がないケースもまれにある。The Clashの''London Calling''は歴史に残る名作・名盤として有名だが、ゲオオンラインではメーカー問い合わせ中でずっと借りれない状態が続いている。
まあ、これに関しては先程も書いたAmazon Music Unlimited などの音楽配信サービスに入会すれば即解決する話なので、ぜひとも入会してほしい。こういった感じで洋楽を主に聞いている僕みたいな人間は絶対に入ったほうがいい。
だけど、そういった借りれない作品はCDだけに限らない。例えば大林宣彦監督の「HOUSE-ハウス-」は、映画史に残る名作でショップで探したら見つかることの多い作品だけど、メーカー問い合わせが続いている。
こういった作品は普通のレンタルDVD・CD店に置いていることも多いので、待つよりもそっちで借りたほうがいいような気がする。
延滞の恐怖
延滞するのが怖い。レンタルDVDで延滞すると、かなりお金をとられるというのは言わずもがなだけど、ゲオのスポットレンタルの場合ちょっと怖い。
TSUTAYAディスカスやGEOの月額コースでは延滞料金はかからない。返却し忘れたら借りれる期間が減るだけだ。しかしスポットレンタルの場合はそうではない。ちゃんと延滞金を払わなければならないわけだが、郵便というのが厄介なのだ。
TSUTAYA(店舗のほう)の郵便返却制度は翌日8時までという決まりがある。そのためこの決まりを守ってポストに入れれば安心だ。しかしゲオのスポットレンタルの場合、ポストに入れる時間が指定されていない。ポストに入れたとしても本部に届いたということを確認するまで、ちゃんと期限を守れたか延滞したのかがわからないのである。
つまり絶対に期限を守るためには、ポストに投函すれば返却期日に届きそうな日よりもだいぶ前に投函しなければならず、かなり心理的負担がかかる。そこがちょっとネックだ。
まとめ
とはいえど、一枚あたり80円ほどで借りることができるこのシステムはやはりコスパがいい。延滞しないようにはやめにポストに投函すればいいだけだし。近くにレンタル店のない人にとってかなり便利なサービスだ。
そんなゲオの宅配レンタル、1か月無料でお試しレンタルができる。
スタンダード8の月額コースで、8枚無料。今回紹介したのはスポットレンタルのほうだけど、借りることができる作品は全く同じ。加えてスポットレンタルと違い、延滞の恐怖はない。
無料で借りれるので、気軽にお試しされてはどうでしょう。このサービスもレンタルショップと同じくいつ終わるかわからない。
いずれ動画配信サービスのラインナップがレンタルショップばりに充実して、DVDの宅配レンタルがこれから淘汰される可能性が高い。なので、まだこういったサービスをやってる今のうちに、無料体験しておいて損はないですよ。