「クリード2 炎の宿敵」評価&感想|安定のロッキーシリーズ最新作

「クリード2 炎の宿敵」評価&感想|安定のロッキーシリーズ最新作

映画『クリード2炎の宿敵』をこの前見たんでざっくりと感想を書いておきます。

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ま、結論から言って、「いつもどおりのロッキー」です。

そして、多分個人的にシリーズの中で最も好きな作品です。最高傑作です。

『クリード2 炎の宿敵』あらすじ

ロッキーの指導の下、世界チャンピオンに上り詰めたアドニスは、かつて父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターと対戦することになる。ヴィクターの反則行為により試合には勝利したものの、納得のいく勝利を飾ることができなかったアドニスは、心身ともに不調に陥ってしまう。やがて婚約者のビアンカが出産して父親になったアドニスは、ロッキーから父親という存在の大切さを諭され、しばらく一線から遠のくことに。しかし、「ボクシングこそが自分そのもの」と気づいたアドニスは、ヴィクターとの再戦を決意する。

映画.comから引用

作品情報

では、ざっくり『クリード2 炎の宿敵』の作品情報について触れておきましょう。

本作はクリードシリーズの2作目で、ロッキーシリーズの8作目です。
ロッキーが主人公のシリーズは1〜5+ファイナルまで、6作製作されています。で、2015年からロッキーのライバルであり盟友のアポロの隠し子、アドニス・クリードを主人公にしたクリードという新シリーズが始まって、今回はその2作目なので8作目です。

2015年に公開されたクリードの1作目は大ヒットを記録し、批評、観客の評価ともに高い2010年代スポーツ映画の傑作として認知されてます。

本作『クリード2 炎の宿敵』では、『ロッキー4』でアポロを試合中に殺めたイワン・ドラゴの息子、ヴィクター・ドラゴとアドニスの因縁の対決が繰り広げられます。

評価

本作の評価はというと、本国の大手映画サイトimdbのスコアは現時点で7.7点。一作目と同じくらいで結構高めです。実際ロッキーに次ぐ傑作と言ってる人もいるし、シリーズ最高傑作と言ってる人もいる。個人的には多分ロッキー1作目よりも好きだと思う。ロッキーを観る際は作られた背景とかちゃんと頭に入れておいたほうがいいけど、『クリード2』に関してはそういうことはない。そういったことを知らなくても十二分に楽しめる。

ロッキー&クリードシリーズを観る必要性

今回『ロッキー4』のストーリーが大きく絡んできますが、正直言って、絶対見なければ理解できないというわけではありません。もちろん見ておいたほうがいいですけど、絶対に見ておかないと置いてけぼりになるのかと言われるとそうでもない。

僕は一応5以外は見てるんですが、2,3,4はあまり覚えていない。「ロッキー4」に関しては変なロボットが出てきたことと雪原で特訓したことぐらいしか覚えていないですが、そんな感じでも大丈夫でした。アドニスの父は、ドラゴとの試合中に死んだということさえ踏まえておけば大丈夫です。

でもアマゾンプライム会員ならプライム・ビデオでロッキー1〜6見れるっぽいんで(2019年1月現在)、時間に余裕がある方は何作かご覧になってみるのもいいかもしれません。まだプライム会員になってない方はこの機会に入ってみてもいいかも。『クリード』は配信されてないっぽいですが。むしろ 『クリード』をプライム特典にすべきだと思うんですが笑

アマゾンプライム会員

と、こんな感じでざっくり作品情報についてまとめたところで、僕の見た感想を書いていきます。

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「クリード2 炎の宿敵」感想・レビュー

おすすめ度84/100

いつも通りのロッキーでした。いつも通りめちゃくちゃ燃えます。ただ今回はいつもより感動しました。ロッキーシリーズってやっぱりいいなあ。

敗者になるクリード

本作で印象的なのは、アドニス・クリードが序盤にヴィクター・ドラゴにボッコボコにされるというところ。ヴィクターからの挑戦を引き受けるアドニスは圧倒的な力を見せつけられます。

ヴィクターは反則負けになるので、実質アドニスがチャンピオンのままですが、ボロ負けした姿を視聴者は知っているので、実質チャンピオンを剥奪されたような感じになります。チャンピオンになったのもつかの間、周囲から冷ややかな視線を浴びることに。

そして、完全に敗者になったアドニスは、超強敵にリベンジを挑むために猛特訓する。

この展開、クリードの1作目よりも良くできていると思うんですよね。クリードの1作目はあまりそういう側面がなかったけど、本作は完全にロッキー1作目に寄せてきている。

『ロッキー』1作目は、そもそも周囲から馬鹿にされ続けた無名のボクサーがプロボクサーと闘い、互角の闘いを見せヒーローになるというサクセスストーリーだった。で、その姿が当時のまったく売れない俳優だったシルヴェスター・スタローンに投影されていて、『ロッキー』という作品のメガヒットにより彼も大スターになったというドラマが隠されていた。

クリードがどん底に落ち、そこから這い上がる様はロッキー1作目を彷彿とさせる。実質チャンピオンではなくなったチャンピオンで、周りからブーイングが巻き起こる中、敵いそうもない強敵に挑む。クリード1作目よりもその側面が強く、個人的に1作目よりはどう考えても本作のほうが好きだなと感じました。

ドラゴの物語

また、本作では案外ドラマ面がしっかりとしていて、敵であるドラゴ親子を描くのもうまい。

実際オープニングはドラゴ親子の姿から始まる。ウクライナと極寒地方で肉体労働やトレーニングに勤しむ。息子を殺人マシンにすることにしか興味のないようなドラゴ父と、そんな親に地獄の特訓を受け、憎しみの塊になったかのような息子ヴィクター。

むしろ1作目のロッキーのような生活を送っているのはクリードではなくドラゴなのだ。誰からも愛されずただひたすら馬鹿にされ続けた彼が夢を掴むためにチャンピオンを目指す。なので、見ていてドラゴ親子のほうも応援したくなるんですよね。

とはいえど、完全にドラゴ親子がクリードを食っているわけでもなくクリードにはクリードなりに悩みもある。なのでどちらも応援したくなる。

そのためこの勝負、展開が読めない。どちらが勝ってもおかしくない。そもそもロッキーシリーズって主人公が負けること結構多いんで、どちらが勝つのか読めないという面白さもある。今回は負けるんじゃね?って見てて思う作品もあるんですが、今回は展開が読めない。

あまりにもドラゴが不遇すぎるからドラゴが勝つという可能性も高い。だけどクリードにも勝ってほしい。といったような、どちらも見ていて応援したくなるような燃えるドラマが展開します。時間を忘れて見入ってしまいました。

地獄のトレーニング

あと、ロッキーシリーズの醍醐味の一つである、燃えるトレーニングシーン。これもよかったです。
ロッキーとアドニスは二人でドラゴに備えるべくある場所に特訓しに行く。『ロッキー4』の雪山での特訓を彷彿とさせる、ある意味真逆のトレーニングシーン。このトレーニングでアドニスは一皮向ける。

トレーニングのときロッキーがある名言を言い放つのが印象的でした。踏ん張らないといけないときとかに思い出したいです。

まとめ

まあ、いろいろ書きましたけどとりあえず、めちゃくちゃやる気がみなぎってくる作品です。個人的にはシリーズ最高傑作だと思います。ロッキー1作目の面白さを2019年に完全に蘇らせたかのような熱い作品でした。

『ロッキー』シリーズを見たことない人でも正直楽しめると思います。近年稀に見るスポーツ映画の傑作なんで、公開しているうちにぜひご覧ください!

 

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