映画「メリー・ポピンズ リターンズ」感想&評価|前作の再現に徹した王道ミュージカル

映画「メリー・ポピンズ リターンズ」感想&評価|前作の再現に徹した王道ミュージカル

ディズニーの名作ミュージカルの54年ぶりの続編、「メリー・ポピンズ リターンズ」を見たので感想を書いておきます。

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ざっくり感想を言うと、

1作目が公開されてすぐに続編が作られたらどうなるのかということを念頭に置き、それを最新技術を駆使して映像化したような作品。夢の世界のような映像が広がり歌と踊りも楽しい映画館で体感しておきたい一本。とはいえど、前作の壁は大きい。

「メリー・ポピンズ」とは

「メリー・ポピンズ」とは1964年にディズニーが製作した作品。実写とアニメーションを組み合わせた映画で最も有名なミュージカル映画といってもよく、アカデミー賞では最多部門にノミネートされ、主演のジュリー・アンドリュースは主演女優賞を受賞他4部門受賞、今もなおディズニーの名作ミュージカルとして愛されている作品。

ざっくり言うと厳格な教育を子供たちにさせるために教育係を雇ったMr.バンクスが、遊び心の大切さを子供に教えるメリー・ポピンズに逆に教育されるというストーリー。

今から6年前の2013年に製作された「ウォルト・ディズニーの約束」はこの映画ができるまでのエピソードを映画化したもので、原作者のトラヴァース夫人とウォルト・ディズニーの交渉の様と、トラヴァース夫人の過去が描かれる。なぜ彼女は「メリー・ポピンズ」という作品を執筆したのかについて描かれるので、「メリー・ポピンズ」を見たあとに見ておくと理解が深まります。

なので、「メリー・ポピンズ」の続編にあたる「メリー・ポピンズ リターンズ」を見に行く前に「メリー・ポピンズ」と「ウォルト・ディズニーの約束」を見ておいたほうが楽しめます。予習は絶対必要というわけでもないですが、前作の雰囲気は知っておいたほうがどう考えても楽しめる。なので、少なくとも1作目は見ておいたほうがいい。「ウォルト・ディズニーの約束」は後でもいいかな。

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「メリー・ポピンズ リターンズ」あらすじ

大恐慌時代のロンドン。バンクス家の長男マイケルは今では家庭を持つ父親となり、かつて父や祖父が働いていたロンドンのフィデリティ銀行で臨時の仕事に就いていた。しかし現在のバンクス家に金銭的な余裕はなく、さらにマイケルは妻を亡くしたばかりで家の中も荒れ放題。そこへ追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで家まで失う大ピンチに陥ってしまう。そんな彼らの前に、あの「ほぼ完璧な魔法使い」メリー・ポピンズが風に乗って舞い降りてくる。

評価・評判

この映画の評判は、まあまあといった感じ。

絶賛している人もいれば酷評している人もいる。

海外でのサイトの評価を5つ星評価で考えてみると3.6~3.8点あたりかな。それくらいの点数。批評家からの評価もそんな感じで、平均点は十分合格点に達している。といった印象。評論家は褒めている人が多いです。

では、僕の感想をつらつら書いていきます。

「メリー・ポピンズ リターンズ」感想

おすすめ度 77/100

完全に「リアルタイムで見に行った大人たち」に向けた作品でした。「メリー・ポピンズ」の続編を現代の最新技術で映像化しました!というような感じ。前作のオマージュどころじゃないんですよね。ほぼ同じなんですよ。

まず内容は昔ながらの「メリー・ポピンズ」の続編。テーマも物語も音楽も前作っぽいものになるように意識している。エミリー・ブラントのメリー・ポピンズも既視感を覚えるくらいジュリー・アンドリュースのメリーに寄せてきている。前作の数年後に続編が作られたらどうなるのか、それを現代の最新技術で完全再現しているような作品でした。

そのため前作の「スーパーカリフラジェリスティックエクスペアリドーシャス」の楽曲のときに出てきたアニメーションのような映像を現代の最新技術で再現していたり、「マイ・フェア・レディ」(とこの作品に影響を受けたかのようなシーンのある「ラ・ラ・ランド」)を彷彿とさせるようなシーンがあったりもする。前作だけでなく1960年代のミュージカル映画にリスペクトを捧げている作品だった。

なので当時この作品をリアルタイムで見た人は感動すると思います。実際見てて僕も涙目になりそうでした。リアルタイムで見たらこんな感じになったんだろうなあと思いました。

とはいえど、少々物足りなさを感じるのも事実。端的に言って、前作と90%以上同じようなコンセプトで作られた作品なので、それ以上になっていないんですよね。前作を超えていない。1作目と同じようなメッセージ性の込められた楽曲が流れつつ、教育されるのは厳しい現実に忙殺された親というストーリー。ほとんど同じ。

だけど、最新技術で蘇ったかのように1作目のような映像が繰り広げられる。既視感はあるけれど、懐かしさを感じるゴージャスな映像と音楽を体感できる。

だからこの作品って「スターウォーズ フォースの覚醒」みたいな感じなんですよね。7作目にあたるフォースの覚醒ってだいたいストーリーは1作目と同じじゃないですか。レイがルークみたいな境遇で、R2-D2みたいなBB8を見つけて始まるじゃないですか。「メリー・ポピンズ  リターンズ」もそんな感じです。

ただ、「スターウォーズ フォースの覚醒」と同じくらい完成度が高いかと言われるとちょっとそれは違うかなあと思うような作品でした。フォースの覚醒はスターウォーズシリーズの中でもかなり面白い作品でしたが、「メリー・ポピンズ リターンズ」は脚本に「ん?」と思うようなところもあったりして、1作目を食うような作品にはなっていません。特にラストは「メリー・ポピンズ」という作品のテーマを揺るがしかねないような展開をするので、「ええ?!」ってなりました。いろいろとひっかかるところがあって1作目は超えてないんですよね。でも、「劇場に見に行ってよかった……。」と心から思えるようなゴージャスなミュージカル映画でした。ちょっとツッコミどころはあるけれど、前作を見た人なら間違いなく感動する作品でした。

まとめ

前作は超えてないですが、最新技術を駆使したリッチな映像と音楽で、「メリー・ポピンズ」を復活させた作品です。「フォースの覚醒」みたいな作風の、前作のファンなら絶対に劇場でやってるうちに見ておいたほうがいいミュージカル映画です。

ほんとに楽しい作品だったので、正直言ってまた劇場に見に行きたいです。気になってる方はぜひご覧ください!

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メリー・ポピンズ

ウォルト・ディズニーの約束

 

 

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