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IMDbの評価を解説。

映画やテレビ番組の情報を探す際、多くの人が参考にするのがIMDb(Internet Movie Database)である。日本ではあまり知られていないかもしれないが、IMDbは世界中の映画・テレビファンに愛用されているデータベースである。

個人的には、日本の多くの映画レビューサイトよりも信頼できると感じている。本記事では、IMDb歴10年以上の僕が、IMDbの概要とその評価システム、信憑性について詳しく解説し、その目安となるポイントを紹介する。さらに、IMDbの評価が時に「あてにならない」と言われる理由についても掘り下げていく。

IMDbとは

まず、IMDbの歴史と基本的な機能について説明する。IMDbは1990年に設立され、現在では映画やテレビ番組に関する膨大なデータを提供している。ユーザーは作品の評価やレビューを投稿することができ、これらの評価が集計されて10点満点で評価される。

要はアメリカのYahoo映画、フィルマークスのようなレビューサイトだ。それに加え、ウィキペディアのようなデータベースとしての機能もある。映画の記事から出演している俳優をタップすれば過去の出演作が見れるのはもちろんのこと、作曲などの項目をタップすると、例えばフレディ・マーキュリーがそこにでてきたとしてそれをタップしたら、過去に映画で挿入されたQueenの楽曲とかがわかったりする。こういう映画やドラマに関する情報がつまったデータベース兼、レビューサイトがIMDbだ。

IMDbの評価システム・あてにならないのか?

次に、IMDbの評価システムについて詳しく見ていく。ユーザーの評価はWeighted Average Rating(重み付けされた平均評価)として計算される。このシステムは、一部の極端な評価によって全体の評価が歪まないように設計されているため、信憑性が高いと言える。

しかし、IMDbの評価が時に「あてにならない」と言われることもある。その理由としては、一部の作品が特定のファン層によって過剰に評価されることや、評価数が少ない作品の評価が不安定であることが挙げられる。

2016年の『ゴーストバスターズ』の評価操作事件

2016年に公開された『ゴーストバスターズ』リブート版公開時に起こった事件は記憶に新しい。映画公開前から、女性キャストへの人種差別や性差別に基づく批判がネット上で広がり、IMDbの評価が操作された。多くのユーザーが映画を観る前に低評価を付けたため、評価が急激に下がった。こういう作品は少なからずある。昨今のディズニープラスオリジナルコンテンツとして制作されたドラマシリーズも、同じような理由で点数が低い場合がある。

それでも信憑性が高いと思う理由

2016年の『ゴーストバスターズ』のIMDbレーティングが人種差別的な操作で急激に下がった事件を振り返ると、評価の信憑性に疑問を抱くのも無理はない。しかし、IMDbの評価システムが依然として信頼できる理由も存在する。

まず、こういう作品の点数を詳しく分析すると、星1点をつけている人が圧倒的に多いことが分かる。これは、作品のテーマやキャスティングが気に入らない人々が意図的に評価を下げるために星1をつけた可能性が高い。しかし同時に、星8点以上の高評価をつけているユーザーも一定数存在する。こうした評価は、多くの人が実際には面白いと感じていることを示している。

IMDbの評価を見る際には、単に平均点だけでなく、点数の詳細を確認することが重要である。例えば、レビューを読むことで、低評価をつけた理由が具体的に理解できる場合がある。これは、特に作品のテーマやキャスティングに対する強い意見が反映されている場合に役立つ。今の時代、翻訳して読むことも容易なので、レビューを確認すればいい。

また、日本の映画レビューサイトと比較すると、IMDbはより信頼性が高いと感じられる。日本のサイトでは、映画史に残る名作が星3.2点などと表示されていることがある。

例えば『我輩はカモである』の点数を見てみよう。この『我輩はカモである』は映画史に残る傑作と名高い作品だ。しかし、現時点でYahooでは3.4点である。対してIMDbでは7.7。Yahooにおきかえるとしたら3.85点くらいか。

3.85だとまあまあ面白い作品なんだろうなと思うだろうが、3.4点の映画を見る気はあまり起こらない。なんでこんなことが起こるのだろうか。おそらく、レビューを書く人の数が少ないからだと思われる。

Yahooでのレビューの数は96件。対してIMDbでは63Kである。約656倍だ。IMDbの信憑性の高さはここにも現れていると思う、日本とは比べ物にならない件数のレビューによる点数だからだ。

さらに、IMDbはユーザー評価に加えて、隣に評論家がつけたMetascoreも表示している。

Metascoreは、専門家の評価を基にしており、これを見ることでその作品が本当に優れたものであるかを判断しやすくなる。『我輩はカモである』は93点だ。このことから、映画史に残るような重要作だということが、なんとなくわかる。

このように、一般ユーザーの評価と評論家の評価を併せて確認することで、よりバランスの取れた視点から作品を評価できるのがIMDbの強みである。

IMDbを効果的に活用するためには、評価だけでなくレビュー内容や評価数も参考にすることが重要である。特に、自分の好みに合った作品を見つけるためには、ジャンル別のランキングやトップ250リストを活用するのが良い。

IMDbおすすめの使い方

IMDb(Internet Movie Database)は、映画やテレビ番組の評価やレビューを提供するための強力なツールだ。しかし、これらの評価やレビューをどのように活用すれば最も効果的かを理解することが重要である。ここでは、IMDb評価の使い方について説明する。

1. IMDbトップ250リストを活用する
IMDbには、ユーザーによる評価が高い映画のトップ250リストがある。このリストは、歴史的な名作から最新のヒット作まで幅広く網羅しており、質の高い映画を簡単に見つけるのに役立つ。映画に詳しくない人でも、知ってる作品が何本あるか、日本映画がどれだけランクインしているのかを見るだけでも楽しめるはずだ。

2. ジャンル別ランキングを利用する
自分の好みに合った映画を見つけるためには、ジャンル別のランキングをチェックするのが良い。例えば、アクション映画、ドラマ、コメディなど、それぞれのジャンルで高評価を受けている映画を探すことができる。

3. 評価スコアの分布を確認する
各映画の評価ページには、ユーザーがつけたスコアの分布が表示されている。これを見ることで、特定の映画がどのように評価されているかを詳しく知ることができる。例えば、星1つの評価が多い場合、その理由を探ることで、評価の信頼性を判断できる。

点数・レビューの読み方と目安としての利用法

1. 評価だけでなくレビュー内容を確認する
点数だけを見るのではなく、できるだけユーザーのレビュー内容を読むことが重要である。レビューには、映画の具体的な強みや弱み、観るべきポイントなどが詳しく書かれていることが多い。

2. バランスの取れた視点を持つ
IMDbには多くのレビューが投稿されているため、極端な意見も見られる。高評価と低評価の両方を読み、バランスの取れた視点を持つことが大切である。特に、低評価がテーマやキャスティングに対する偏見に基づくものである場合、その映画の真の価値を見逃さないようにする。IMDbだけでなくすべてのことに言える。一つの情報(サイト)を鵜呑みにしないこと。

3. Metascoreも参考にする
IMDbのページには、一般ユーザーの評価に加えて、評論家の評価をまとめたMetascoreも表示されている。Metascoreは専門家の評価を反映しており、映画の質を客観的に判断するための有力な指標となる。例えばIMDb評価がものすごく低い割に、Metascoreの点数が80点を超えていたとしたら、考えられる理由は、傑作だがレイシストなどから多数星1をつけられたor評論家は絶賛しているがつまらない映画ということになる。こういうことを考えながら、どういう理由でそういう結果になったのか考えて点数を見る必要がある。

これらの方法を活用することで、IMDbを効果的に利用し、自分の好みに合った映画を見つけることができるだろう。

まとめ

IMDbは、映画やテレビ番組の評価やレビューを提供するための強力なツールである。日本ではあまり知られていないかもしれないが、世界中の映画・テレビファンに広く利用されている。

ユーザー評価に加え、評論家の評価を反映したMetascoreも表示されるため、多角的な視点から作品の質を判断することができる。高評価映画を見つけるには、IMDbトップ250リストやジャンル別ランキングを活用し、評価スコアの分布やレビュー内容を確認することが重要だ。

特に、極端な低評価がテーマやキャスティングに対する偏見に基づくものである場合、注意が必要だ。

注意点はいくつかあるが、IMDbの評価システムを理解し、上手に活用することで、より充実した映画・テレビ鑑賞が可能となる。日本の映画レビューサイトと比較しても、IMDbは信憑性が高く、幅広いユーザーの意見を反映しているため、映画選びにおいて非常に有用だと思う。

ちゃんと使えば、自分の好みに合った素晴らしい作品と出会うことができるだろう。映画鑑賞をより一層楽しむために、ぜひIMDbを参考にしてみてほしい。

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