VOD(ビデオオンデマンド)とサブスクの違い。
VODとサブスクの違いを知っているだろうか?この2つのワードは動画配信サービスについて調べていると必ず出てくるが、意味しているものは全く違う。
VODを契約したら無料で見放題になるわけではないし、サブスクだと思って契約した場合でも、お金を取られる場合がある。
なぜか。VODだからといってサブスクとは限らないし、サブスクのイメージが強いサービスを契約しても実際にはそれは完全なサブスクではないということが多々あるからだ。
この記事では、動画配信サービスを語るうえで必ず出てくるVODとサブスクの違いについて解説する。
Contents
VODとサブスクの違い
さて、VODとサブスクはどのような違いがあるのか。すごくわかりやすいたとえを思いついたので紹介する。
VODとサブスクリプションは、「焼肉専門店」と「食べ放題」くらい違う。
VOD(焼肉専門店):
VODサービスでは、特定の映画やドラマを選んで視聴する。一つ一つ、メニューから好きな料理を注文するように、自分の好みの作品を選んで楽しむことができる。
サブスク(食べ放題):
サブスクリプションサービスは、一定の料金を支払うことで、様々なサービスやコンテンツを無制限に利用できる。これは、食べ放題のお店に行って好きなだけ料理を楽しむようなものだ。
焼肉専門店と食べ放題は、全く違う。だが、焼肉きんぐ、牛角などといった焼肉専門店では、食べ放題を実施している。
こういうことである。
サブスクは例えるなら食べ放題
「サブスク」は、サブスクリプション(subscription)の略語であり、主に定期購読という意味がある。昔からある新聞の定期購読もサブスクの一種である。
しかし、昨今のサブスクは上記の意味合いとは別に、「契約者がサブスクを提供する会社と契約を結び、月額・年額の定額料金を支払うことで、その会社の製品やサービスを利用する権利を得ることができるビジネスモデル」を指している傾向にある。
サブスクはレストランで例えるところの食べ放題である。電子書籍のサブスクに入れば、本が読み放題になり、音楽のサブスクに入れば音楽が聴き放題になる。例えば、Spotifyでは音楽が聴き放題になり、Kindle Unlimitedでは無数の電子書籍が読み放題になる。音楽や本だけでなく、食品や花、住居や時計に至るまでさまざまなジャンルがある。
サブスクの最大の利点は、一定の料金を支払うだけで、利用者が必要とする製品やサービスを無制限に利用できることである。これにより、利用者は毎月の支出を予測しやすくなり、多くの選択肢の中から自分に最適なものを選ぶことができる。
最近はサブスクがブームで、ここ数年で急速に普及し、多くの企業がこのビジネスモデルを採用している。例えば、食品の定期配送サービスや、家具・家電のレンタルサービスなど、さまざまな業界でサブスクが導入されている。
これにより、消費者は購入前に商品を試すことができ、企業にとっても継続的な収益が見込めるというメリットがある。
このように、サブスクは現代の消費スタイルに合わせて進化し、多くの人々の生活に便利さと柔軟性をもたらしている。
VODとは何か
対してVOD(ビデオ・オン・デマンド)とは何かというと、視聴者が観たい時に映像コンテンツを視聴できるサービスのことである。
このサービスは、インターネットを介して提供され、映画、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリーなど、さまざまな映像作品を視聴者が自分の好きなタイミングで楽しむことができる。
VODの代表的なサービスには、Netflix、Hulu、Amazon Prime Videoなどがある。これらのサービスは、月額または年額の定額料金を支払うことで、数多くの映像コンテンツを見放題で楽しむことができる。
また、特定の作品を個別にレンタルまたは購入することができるサービスもあり、視聴者のニーズに応じた利用方法が選択できる。
VODの最大の魅力は、視聴者が自分の好きな時間に、好きな場所で映像コンテンツを楽しむことができる点である。インターネットに接続されたデバイスがあれば、スマートフォン、タブレット、PC、スマートTVなど、どこでも視聴可能である。これにより、通勤通学中や家事の合間など、ちょっとした時間を有効に活用できる。
また、VODサービスはオリジナルコンテンツの制作にも力を入れており、他のプラットフォームでは見られない独自の作品を提供している。これにより、視聴者は多様なジャンルや新しい視聴体験を楽しむことができる。
VODは、従来のレンタルビデオ店とは異なり、物理的なメディアを必要としないため、店舗に足を運ぶ手間や返却の必要がない。また、在庫切れの心配もなく、見たい時にすぐに視聴できる利便性が高いサービスである。
VODは多数のビデオを取り扱う。そのため、レストランで例えるなら〇〇の専門店といえる。今回僕は焼き肉で例えたが、焼肉専門店には一品一品注文する通常の飲食店と同じシステムを採用しているところもあれば、食べ放題の店もある。VODにも、一品一品注文するものもあるし、見放題になるものもある。
VODとサブスクを同じだと思う人がいる理由
VODとサブスクは全く違う。VODは焼肉専門店で、サブスクは食べ放題というたとえで2つの違いを説明してきた。両者は全く違うが混合している人がいる。
つまり、焼肉専門店と食べ放題を混同しているのと同じ状態である。
焼肉専門店にはさまざまな料金体系があるが、食べ放題の焼肉専門店にしか行ったことがない人は、すべての焼肉専門店が食べ放題だと思い込むかもしれない。
同様に、VODサービスもサブスクリプションモデルで提供されることが多いため、VODとサブスクが同じものだと誤解されることがある。
多くのVODサービスは月額料金を支払うことで見放題となるサブスクリプションモデルを採用している。NetflixやHulu、Amazon Prime Videoなどは、定額料金で多数のコンテンツを楽しむことができるため、利用者はこれらのサービスを「サブスク」として認識する。これにより、VODとサブスクが同義語のように扱われることがあるのである。
しかし、VODには他にも異なる課金モデルが存在する。特定の映画やドラマを一回ごとに課金する「レンタル」や、購入して自分のライブラリに追加する「デジタル購入」などがある。つまり焼肉専門店で例えるところの通常形態、メニューから選んで注文して食べるという普通のレストランと同じ形態だ。
これらのモデルは、サブスクではないVODサービスである。こういうサービスもあるが、ほとんどの「動画配信サービス」と言われているものは、サブスクスタイルのものを示している。動画配信サービスと聞いたとき、NetflixやAmazon Prime Videoのことをイメージする人は多くても、ビデオマーケットのことを想像する人は少ないだろう。そのため、動画配信サービスのことをサブスクと思っている人もいるということだ。
そして厄介なのが、人々がサブスクだと思って入会することの多いAmazon Prime VideoやU-NEXTでも、特定の映画やドラマを一回ごとに課金する「レンタル」や、購入して自分のライブラリに追加する「デジタル購入」などができるということである。
つまり、焼肉専門店で例えるならば焼肉食べ放題の飲食店だが、一部有料のメニューを取り扱っているという店ということだ。食べ放題の店だが、黒毛和牛のメニューは別途お金がかかるという、そういう店だ。こういうスタイルも結構ある。
だが、世界最大手といってもいいNetflixは、完全見放題の動画配信サービス、すなわち、完全にサブスクのVODだ。つまり、焼き肉食べ放題の店で、課金メニューがない。そういうものもある。そのため、Netflixにしか入ったことがない人は、誤解するかもしれない。
まとめ:VODとサブスクの違いを理解し、賢く活用しよう
今回の記事では、VODとサブスクリプションの違いについて詳しく説明した。VODとサブスクを混合しているということは、焼肉専門店と食べ放題を混合しているということだ。このことを知ったら恥ずかしいと思う人もいるのではないだろうか。今回の記事で2つの違いはちゃんと理解していただけたと思う。
このことを理解することは、適切なサービスを選び、最大限に活用するために重要だ。このことを知らないと、サブスクと書かれていないVODに、サブスクだと思って入会するかもしれない。
実際にU-NEXTに新作映画が見放題だと思って入会する人は結構いる。それは例えるなら食べ放題だと思って叙々苑で爆食するような感じだ。数万円請求されても知ったこっちゃありません。
VODは特定の映像コンテンツを視聴するためのサービスであり、サブスクリプションは定額で様々なサービスを利用できるモデルである。自分や家族のライフスタイルに最適なサービスを選び、エンターテインメントを最大限に楽しんでほしい。
おすすめのVODサブスクリプション10選
1. Netflix
Netflixはすべて見放題作品のVOD。高品質なオリジナル作品が豊富である。海外ドラマや映画、ドキュメンタリーなど、様々なジャンルのコンテンツを楽しむことができる。
2. U-NEXT
U-NEXTは見放題作品数が少ないという口コミが多いがそれは過去の話。そもそも名作旧作映画が見放題で見れる品揃えはピカいちだったが、それにParavi、HBOコンテンツが追加されて最強になった。昔は、映画好き以外はそこまで恩恵を受けないアプリだったが、ドラマもバラエティも見れる量が凄まじく増えた。少々割高だが最強のサービスだ。
3. Amazon Prime Video
Amazon Prime Videoは、低価格で多様なコンテンツを提供している。オリジナル作品や幅広いジャンルの映画、ドラマ、アニメを楽しむことができる。また、Amazonのその他のプライム特典も利用可能である。
4. NHKオンデマンド(U-NEXT・Amazonプライムビデオ・チャンネル経由での入会)
NHKオンデマンドでは、NHKの過去の名作ドラマやドキュメンタリーを視聴できる。U-NEXT入会時にもらえるポイントやAmazonプライムビデオのチャンネル経由での入会も可能で、使い勝手が良い。
5. その他のAmazonプライム・ビデオ・チャンネル
Amazonプライム・ビデオには、各種専門チャンネルがあり、自分の興味に合わせたコンテンツを追加料金で楽しむことができる。例えば、dアニメストアやスターチャンネルEXなど、多彩なラインナップが揃っている。
6. Hulu
Huluは、日本テレビの番組を中心に、豊富な国内外のドラマや映画、アニメを提供している。オリジナル作品も充実しており、幅広い視聴者層に対応している。
7. Disney+ (ディズニープラス)
Disney+はMARVELやスター・ウォーズの作品が独占配信されている。ディズニーのクラシック作品だけでなく、新作映画やオリジナルシリーズも多数揃っている。
8. DMM TV
DMM TVは、映画やドラマ、アニメまで幅広いジャンルをカバーしている。特にアニメに強い。DMM TVでしか見れないオリジナルコンテンツ、『大脱出』はバラエティ史に残る傑作である。これを見るためだけに入会する価値がある。
9. TSUTAYA DISCAS
TSUTAYA DISCASは、DVD宅配レンタルサービスで、オンラインで注文して自宅に届くDVDを楽しむことができる。厳密にはVODではないが、VODでは見つからない作品を探すのに適したサービスで、使える。VODと併用したいサブスクである。
10. WOWOW(オンデマンド)
WOWOWは、スポーツ、映画、ドラマ、音楽ライブなど、多彩なジャンルのプレミアムコンテンツを提供している。特にスポーツや音楽ライブの生中継が充実しており、リアルタイムでの視聴が楽しめる。WOWOWに入会するとWOWOWオンデマンドというVODを使える。WOWOWで放送しているような新作映画がサブスクで見れたりする。高額だが、WOWOWで放送される番組を録画しつつVODを楽しめばコスパは抜群にいい。
これらのサービスがおすすめだ。
この記事が、あなたの最適なVODサブスクリプション選びの一助となれば幸いです。