NHKオンデマンドが有料なのはおかしいのか。受信料を払っているのに別に料金を支払わないといけない理由。
近年、動画配信サービスが急速に普及しています。
NetflixやAmazon Primeなど、多くの視聴者が手軽に高品質な映像コンテンツを楽しめる時代となりました。
こういう風潮のなかで、NHKも「NHKオンデマンド」という動画配信サービスを提供しています。しかし、このサービスが有料であることに対して「おかしい」という口コミをよく見かけます。
受信料を支払っているのに、さらに追加料金を求められるのは不合理だ!という意見が多いです。
果たしてこの意見は正しいのか、本記事ではNHKオンデマンドが有料である理由とその背景について詳しく解説します。
NHKオンデマンドは、過去の膨大なアーカイブを視聴できる貴重なサービスであり、その質の高さは他の動画配信サービスと比べても遜色ありません。
しかし、なぜこのような口コミが多いのでしょうか。それは口コミを見た感じなんとなくわかります。
よくサービスの内容を理解していないから。そうとしか思えません。
また、こういう口コミを書いているほとんどの人が、NHKプラスのことを知らないとしか思えない。NHKプラスのことを知らずに文句を言っているとしか思えないような意見ばかりでした。
本記事では、NHKオンデマンドの概要と、有料なのは妥当かについて解説していきます。
Contents
NHKオンデマンドとは
NHKオンデマンドは、NHKの番組をインターネットを通じて視聴できるサービス。
このサービスは、視聴者がNHKの過去の番組を自由に視聴できるように設計されています。これにより、忙しい現代人でも好きな時間に番組を楽しむことが可能になります。
また、NHKオンデマンドは、U-NEXTやAmazonプライムビデオチャンネルなどの外部プラットフォームでも提供されている。これにより、すでにこれらのサービスを利用しているユーザーは、追加のアプリをインストールすることなくNHKのコンテンツを視聴できます。
U-NEXTではU-NEXTポイントを使って、NHKオンデマンドの月額見放題パックを購入することで、数多くのNHK番組を視聴することができる。
さらに、Amazonプライムビデオチャンネルでは、NHKオンデマンドチャンネルを追加購読することができる。このように、NHKオンデマンドはさまざまなプラットフォームで利用可能であり、視聴者の利便性を高めています。
このサービスは、最新の放送だけでなく、過去の名作やドキュメンタリー、教育番組なども含まれており、幅広いジャンルのコンテンツを楽しむことができます。
例えば、歴代の朝ドラや大河ドラマ、人気のドキュメンタリーシリーズなど、NHKならではの高品質な番組が揃っている。
NHKオンデマンドは、質の高いコンテンツを提供する一方で、サービスの維持・運営にはコストがかかるため、有料で提供されています。しかし、これにより視聴者は高品質な番組をいつでもどこでも楽しむことができる。
NHKオンデマンドは、NHKの豊富な番組をインターネットを通じて視聴できるサービスです。以前は「見逃し配信」と「特選ライブラリー」の2つのプランに分かれていましたが、現在はこれらが統合され、視聴者は多くのNHK番組をいつでも視聴できるようになっています。
現在のNHKオンデマンドは、これらの機能を統合かつ、お値段据え置きで提供しています。さらに使いやすく、魅力的なサービスと化しています。
視聴者は、PC、スマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスでNHKオンデマンドを利用することができます。忙しい現代人にとって、好きな時間に、好きな場所でNHKの番組を視聴できることは大きな魅力である。
過去の名作ドラマやドキュメンタリー、高品質な教育番組など、幅広いジャンルのコンテンツを楽しむことができるのが特徴で、視聴者は、自分の興味やニーズに合わせて、好きな番組を選んで視聴することができるものがNHKオンデマンドです。
NHKオンデマンドが有料なのはおかしいのか
NHKオンデマンドが有料であることに対して、批判の声がある一方で、それに対する反論も存在します。以下では、その代表的な意見、それに対する反論を紹介します。
公共財としてのコンテンツ
NHKのコンテンツ制作費は受信料から賄われており、本来国民の共有財産と考えられる。これを再度有料で提供することは、国民に対する二重課金ではないかという批判がある。
ネット配信のための追加コストがあるにしても、受信料収入に比べればわずかであり、そのために有料化するのは不当。放送法に基づく強制的な受信料徴収と有料配信の両立は、公共放送としての役割から逸脱しているとの指摘だ。
反論
ネット配信のためのインフラ維持や権利処理には継続的なコストがかかります。NHKオンデマンドの有料化は、こうしたコストをカバーしつつ、高品質なコンテンツを提供し続けるための現実的な手段です。
また、見逃し配信のシステムとしてNHKプラスという無料サービスも存在している。
NHKプラスとは
NHKプラスは、NHKの地上波放送(総合テレビとEテレ)をインターネットでリアルタイム視聴および見逃し配信できるサービス。以下の特徴があります。
・リアルタイム視聴:放送中の番組をインターネットで視聴可能。
・見逃し配信:放送後1週間以内の番組を視聴可能。
・無料利用:NHK受信契約があれば追加料金なしで利用できる。
・対応デバイス:スマートフォン、タブレット、PC、テレビアプリで使うことができる。
これを利用することで追加料金なしで最新の放送を視聴することができます。
NHKオンデマンドは、より広範なアーカイブや特定のプレミアムコンテンツを見るためにあり、お金を払ってでも見たいと思う人だけが入ったらいい。別にNHKプラスだけで、コンテンツは十分な楽しめます。
視聴者は、自身のニーズに応じて無料のNHKプラスと有料のNHKオンデマンドを選択することができます。無料のNHKプラスを選べばいいだけだし、それだけで既に公共財として機能しているでしょう。
公共放送としての役割
NHKは公共放送として、国民に対する情報提供を使命としている。有料化によって一部の視聴者がコンテンツにアクセスできなくなるのは、その使命に反するのではないかという意見もある。
反論
先述の通り、NHKプラスを見ればいい。
NHKプラスの無料提供は、公共放送としての使命を果たすための一環であり、すべての視聴者に最新の情報や重要な番組を無料で提供していると考えていいはず。
NHKオンデマンドの有料化は、追加の価値を提供するためのものであり、公共放送の使命と矛盾するものではない。
文句を言っている人はNHKプラスの存在を知らないとしか思えない
これらの反論を通じて、NHKオンデマンドが有料で提供される理由が理解しやすくなるかと思う。
そもそも、NHKオンデマンドが有料ということに文句を言っている人の意見は見るに堪えないくらい無茶苦茶な場合が多い。NHKオンデマンドが有料なのはありえない!と言っている人の意見はほとんど、「無料のNHKプラスというサービスを使えばいいんじゃないでしょうか」といえるようなものばかりなのである。
NHKプラスの存在を知らないが、文句を言っている人がかなりいるのだろうと考えられます。NHKプラスという無料のサービスがあるがその存在を知らず、どこかで見た情報を鵜呑みにして「NHKはネット配信で金とるのか許さない!」と思う人が多いということでしょう。こういう人がNHK党に投票したりするんだろうなあ。
NHKオンデマンド利用者の声・口コミ評判
ではこのNHKオンデマンド、利用者はどういう口コミを書いているのかを調べてみた。実際に書いてあった口コミを見て、実際に利用したことのある僕はどう思ったのかについても書いていきます。
肯定的な意見
NHKオンデマンドの利用者からは、高品質なコンテンツに対して有料でも納得しているという肯定的な意見が多く寄せられています。特に教育番組やニュース番組に対しては信頼性が高く、視聴する価値があると評価されている。
「100分de名著」や「NHKスペシャル」などの教育・ドキュメンタリー番組は、質の高い情報を提供しているため、有料であっても満足度が高い。これらの番組は、学校の教材としても利用されることが多く、教育関係者や親から高く評価されている。
歴代の「朝ドラ」や「大河ドラマ」などの人気ドラマシリーズも視聴者に高く評価されている。これらのドラマは、質の高い脚本、演技、映像美で知られており、視聴者は有料でも視聴する価値があると感じています。
また、特集番組や過去の名作も多くのファンに支持されており、見逃した放送を後から視聴できることに対して肯定的な意見も多い。
NHKオンデマンドは、PC、スマートフォン、タブレットなど多様なデバイスで視聴できるため、忙しい現代人にとって非常に便利なサービスとなっています。
通勤時間や休憩時間など、自分の好きな時間に質の高いコンテンツを楽しめることが評価されています。
全体として、NHKオンデマンドは、質の高いコンテンツと便利な視聴環境を提供することで、多くの視聴者から高い満足度を得ている。
視聴者は、有料であってもその価値を十分に感じており、NHKオンデマンドのサービスを積極的に利用しています。
これらの意見に関しては僕も同意見です。
NHKのコンテンツは質がいい。ドキュメンタリーはもちろんのこと、朝ドラや大河なども出来のいい作品が多いことで有名だ。
僕は長らく映画しか見てこなかったが、最近この手のドラマにも挑戦しようとしている。ただ、なんせ膨大な量なので録画が大変。僕は頑張って録画しているのだが、どう考えてもNHKオンデマンドで見たほうが楽だろう。
良質なコンテンツをノーストレスで楽しめるので、多くの人にとって満足度は高いはずだ。
否定的な意見
否定的な意見として挙げられていたものは、
見れるコンテンツが少ない
Amazonでボタンを押したらすぐに契約されて無駄な料金が発生した
というものがあった。
見れるコンテンツが少ないというのは、この口コミを見た感じ、バラエティ番組過去の放送回すべてが見れないというようなものだったのだが、これは他のサービスでも言えることだ。
U-NEXTやHuluなどの動画配信サービスで、大量のバラエティ番組が見れるが、放送から1年経てば見れなくなることが多い。
これと同じく、チコちゃんに叱られる!とかも1年経ったら見れなくなるのだろう。僕もこういうことが嫌なので、サブスクで見れるバラエティ番組だとしても、好きな番組は基本録画するようにしている。
また、『ブラタモリ』が見れないことに不満を持つ人が多い。僕もこれは見れたほうがいいと思う。非常に質のいい番組なので。権利の関係でアーカイブ配信はできなかったのではないかと思われます。
まあただ、放送されたバラエティ番組すべてがサブスクで見れないというのは、NHKオンデマンドに限ったことではないので、この理由だけでNHKオンデマンドは劣悪なサービスだとはいえません。こういうことは、U-NEXTやHulu、テラサ、FODなどといった、バラエティ番組を配信しているすべてのサービスで起こり得ることです。
つづいて、Amazon経由でのトラブル。みん評というサイトでは、Amazonでボタンを押したらすぐに契約されて無駄な料金が発生したという口コミが参考になったボタンをたくさん押されていました。同じような人が多いのだろうと思われます。
でも調べた感じ、普通にキャンセルできます。そもそも、AmazonではKindle(電子書籍)などでも間違えてクリックした場合は返金キャンセルができる。同じようにNHKオンデマンドでもできるはずだし、その手順を調べようと思い検索したら、そのことについて書かれているサイトをすぐに見つけることができました。別に困ることはないと思います。ちゃんと調べれば。
個人的に思う一番のデメリットは、役者の不祥事で傑作が見れなくなることが結構あるという点。これについて言及している人は結構いる。
楽しみにしていた番組が突然視聴できなくなること、件の理由で歴史的価値のある名作が長らく配信されていないことに強い不満を感じる人は僕だけではないはず。これも、すべてのサブスクで言えることだけれど、優れたドラマやドキュメンタリーがたった一人の不祥事で見れなくなるのは残念。
まとめ
NHKオンデマンドは、教育番組やドラマ、ドキュメンタリーなど、多くの良質なコンテンツを提供する有料サービス。視聴者はPCやスマートフォンなど、様々なデバイスで自由に視聴できる利便性が魅力です。
役者の不祥事により一部の番組が配信停止となることもありますが、豊富なコンテンツが揃っているので、知的な番組・良質なドラマが見たい人なら入るべきです。
先述のNHKオンデマンドユーザーの否定的意見として挙げてはいないけれど、実際にあった口コミに、使い勝手が悪いというものがあった。他の動画配信サービスとは比較にならないほど反応が遅いというものが見受けられた。
確かにそうなのかもしれない。NHKオンデマンドがU-NEXTやAmazonプライムビデオチャンネルでサービスを展開しているのはそういう理由もあるのだろう。
僕はこの2つのサービス経由でしかNHKオンデマンドを使ったことがないのでわからない。だけど、確実に言えるのはこの2つのサービス経由でそういう不満点はないということだ。なぜなら「他の動画配信サービス」と同じシステムを使って見れるから。
U-NEXT経由でNHKオンデマンドに加入するメリット・デメリットを箇条書きにすると
メリット
1. 多様なコンテンツ: U-NEXTの豊富な映画やドラマ、アニメと併せてNHKの番組を楽しめる。
2. U-NEXTポイントを使える: U-NEXTのポイントを使ってNHKオンデマンドのコンテンツを購入できる。
3.単体で入ることもできる:U-NEXT解約後も、貯めておいたポイントを使って入会できる
デメリット
1. 契約手続き: U-NEXTに登録する手間が必要。
というような感じになる。
Amazonプライムビデオチャンネル経由でNHKオンデマンドに加入するメリット・デメリットを箇条書きにすると
メリット
1. プライム特典: Amazonプライム会員特典と併せてNHKオンデマンドが利用可能。
2. 使い慣れたインターフェース: ユーザーが多いことで知られるAmazonプライム・ビデオなので、多くの人は使い慣れている。
デメリット
1. 追加費用: 別途プライム会員料金が必要。
という感じ。
U-NEXT経由では、U-NEXTポイントを使えるのがありがたい。U-NEXTは便利だが、U-NEXTポイントを期限以内に使わなければならない。だけど、U-NEXTポイントはNHKオンデマンド代に使えるので、有効活用できる。
一方、Amazonプライムビデオチャンネル経由は現にプライム会員のヘビーユーザーなら使い勝手がいいと思う。
各サービスの特徴を理解し、自分の利用スタイルに合った方法でNHKオンデマンドを楽しむことをおすすめします。
▷ NHKオンデマンドとU-NEXTの違いを解説|NHKオンデマンドはU-NEXT入会がおすすめな理由