最近見た映画「レディ・バード」

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6月1日公開の作品だし、話題性としては今更感のある映画なんだけど、これ、さっき見ました。北九州での公開は先週からだったんで、やっと見ました。

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あらすじ

レディ・バードと名乗り、周囲にもそう呼ばせているクリスティン(シアーシャ・ローナン)。高校生最後の年に看護師の母マリオン(ローリー・メトカーフ)と進学先を決めるために大学見学に行くが、帰りの車中で地元のカリフォルニア州サクラメントから離れて都市部の大学に進みたいと言ったことから大げんかになる。それ以来、母と衝突を重ねる一方、親友のジュリー(ビーニー・フェルドスタイン)とも疎遠になってしまう。

(シネマトゥデイより引用)

ゴールデン・グローブ賞でミュージカル・コメディ部門を受賞し、アカデミー賞でも話題になった作品です。

この監督グレタ・ガーウィグはコメディアンの方で、映画にもよく出ています。最近も「20センチュリーウーマン」って映画にも出てました。「面白かったけど感想書きづれえ!」ってなるような作品でしたけど。

この方の出世作「フランシス・ハ」は「レディ・バード」を見る上で見ておいたほうがいい作品です。どちらも監督の自伝的な作品です。

「フランシス・ハ」

昨日見たんだけど、これ、結構よかったっすよ。

 

全編モノクロ映像のジム・ジャームッシュみたいな世界観の割に、これは女性の成長物語として良さのわかりやすい作品なのでおすすめです。あの手のアート系作品って、いいとは思うけど形容しがたいような作品が多いけど、これはわかりやすいです。あとスター・ウォーズに出る前のアダム・ドライバーも出てきて「おお!」ってなりました。

で、「レディ・バード」はこの映画の前日譚的な作品ですね。「フランシス・ハ」では27歳の頃、生活苦で母校に戻ってバイトしたりするシーンがあるけど、「レディ・バード」ではその母校に通うまで、要は大学受験していた頃の体験が描かれます。

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一言で言うと......

一言で言えば毒親映画です。あと、おらこんな村さ嫌だ映画です。

原理主義的な学校に通わされている奔放な女子が、周りに迷惑をかけながらも受験に奮闘する姿を描いた作品ですが、この主人公、マジでぶっ飛んでる。教会で配られるクラッカーポリポリ盗み食いしながらオニーの話したりいろいろとやばい。

まあでも環境もクソだったりする。親は自分のしたいことをさせてくれないし、学校では中絶反対みたいな、聖書にのっとった原理主義的な教育をしている。

嫌な環境で内申を下げずに過ごさなければ家を出ることができない。環境は最悪なのに反抗できない。よくある状況ですよね。今の自分ともちょっとかぶったりします。そんな彼女の高校生活について描いた作品です。

一番この作品で面白いなって思ったのは配役ですね。知らずに見てびっくりしたんだけど「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメが出てきます。もう、顔面偏差値が異次元すぎてびっくりしました。あと、主人公の親友、ジュリーを演じたビーニー・フェルドスタインもよかったですね。この人、ジョナ・ヒルの妹なんですね。もうそっくりでしたよ。THEジョナ・ヒルの妹って感じでした。ついでに僕の好きなジョナ・ヒルが主演の映画のせときます。

やっぱりアーティストになるような人ってぶっ飛んでるなーって思いましたね。「フランシス・ハ」もだけど、ほんとにぶっ飛んでる。でも今自由奔放に生きてるような人でもこんな苦労があったんだなあと思わざるを得ないような作品でした。

あと、毒親映画かと思いきや最後はちょっとほろっとするような展開になります。不器用な親子の愛について描いた作品になるので、子持ちの親にもおすすめな青春映画でした。

まだやってるとこ少ないと思うけど、おすすめです。

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