「レディ・プレイヤー1」<br>2045年のチョコレート工場

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まあいうまでもないんだけど...

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期待通り楽しい映画でした。小ネタを探すだけでもものすごく楽しい作品で、8時間くらいあっても普通に見てられると思う。

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「レディ・プレイヤー1」あらすじ

いまから27年後の世界。人類はゴーグル1つですべての夢が実現するVRワールド[オアシス]に生きていた。そこは、誰もがなりたいものになれる場所。無敵のヒーローやハーレークイン、キティだってなれる夢の世界! ある日、オアシスの天才創設者からの遺言が発表される ーー「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう」と。突然の宣告に誰もが沸き立ち、56兆円をめぐって、子供から巨大企業まで全世界の壮大な争奪戦が始まった! 果たして想像を超えた戦いの先に、勝利を手にするのは一体誰だ!(公式から引用)

 

 

Pure Imagination

トレーラーで流れていた曲はPure Imaginationという曲で、「夢のチョコレート工場」というミュージカル映画の中のナンバーで、最も有名な曲だ。

 

「夢のチョコレート工場」はロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」が原作。2005年に公開されたティム・バートン監督の「チャーリーとチョコレート工場」はこの小説の再映画化だが、多くの人にとってこっちのほうが馴染みがあるだろう。だがアメリカでは、「夢の...」のほうが名作とされていて、「オズの魔法使い」などとともにファミリー向けミュージカル映画の古典とされている。

「レディ・プレイヤーワン」と「夢のチョコレート工場」の共通点として、創造主から試練が与えられ、夢のような世界の冒険し、莫大な資産が与えられるという点で一致している。
「夢のチョコレート工場」と違い、チャーリー以外の四人の子供は登場しない。その代わりに世界を牛耳る巨大企業と戦う。

主人公はただ単にお金がほしいという理由でこのゲームに参加するが、出会いをきっかけに反乱軍として行動することになる。オタク少年の成長物語だ。

オタク的研究法

主人公たちは、このゲームを攻略するために、作者の会話の記録などが逐一保存されているアーカイブに行って研究する。

これはゲームだけでなく映画などにも言えることで、そういったコンテンツを評論する際には、なるべく製作者が影響された作品からさかのぼってレビューしたほうがいい。まあオタクっぽい行為ではあるんだが。

そういうことを完全に無視した映画のレビューばかり見て辟易している僕はわくわくしながら見ていた。流石に普段の会話までさかのぼるのはプライバシー的にどうかと思うが…影響受けた作品ぐらい調べようね。

小ネタ

実際この映画、多くのクリエイターに影響を与えた小ネタだらけである。
キティちゃんが出てくるのはCMでも告知されているが、様々なキャラクター、アニメや映画に登場したバイクや車が出てくる。

セカンドステージでは、映画好きなら誰でも知っているあの超有名映画が取り上げられる。
この映画を見ていなくとも、映画好きなら誰でも知ってるような蘊蓄が出てきて、それがゲーム攻略の鍵になったりする。
また、この映画を見たことある人なら、どんなことが繰り広げられるかわかって爆笑してしまう。このセカンドステージが特に面白い。

一番びっくりした小ネタは主人公が〇〇〇〇・〇〇〇〇のコスプレするとこだったな。見たことないけどとんでもないバカ映画だってことは知ってるよ!

この戦いを制するカギ

カルト映画のコスプレをするような、このガチオタ主人公は、巨万の富を得て世界を支配しようとする巨大企業と戦うことになる。

この社長は主人公にオタクアピールする。ジョン・ヒューズ監督の作品を取り上げ、「僕も大好きさ」と言ってくる。ハリウッドどんだけジョン・ヒューズ好きなんだよ!

 

最近のジョン・ヒューズリスペクト映画

 

しかしそんなこと社長が知る訳なく、全てスタッフからのカンニングである。

この戦いはコンテンツを愛する人と愛さない人たちとの対決だ。

世界を守るために、こういった人たちと戦わなければならない。

主人公はオタク知識を武器に試練をクリアしていくが、あっちには圧倒的な兵数と財力があり、もはやチートキャラなわけである。

入手困難なアイテムも手に入れているし、ゲームの研究ラボみたいなとこで研究員がフル活動して攻略法を導こうとしている。

オタク主人公がこのゲームを制するカギ、

それはオタク知識と、

オタク文化を愛するピュアなイマジネーションだけである。

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